今朝、起きたときにちょっと気になったので、高橋秀俊さんの「物理学汎論」を開いてみた。それによると示量変数と示強変数を熱力学での定義よりも広く用いているのを知った。
前に訂正をした理由はインターネットの記事によるのであるが、もちろん熱力学で定義されたように限定したものもあれば、そうでないものも通用していると考えられる。したがって訂正を再度訂正させていただく。ムーアの「物理化学」ではどう書いているか一度調べてみておく必要がありそうだ。
だから、外延量が示量変数、内包量が示強変数に対応しているという前の私の記述は間違っていなかったかもしれない。
高橋さんによれば、仕事の定義における力が示強変数で、距離が示量変数になるとのことであるが、これはもちろんLegendre変換すれば、その役割は変わってしまうので単純ではない。