物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

梅雨明けはまだ

2011-07-06 11:30:43 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜は涼しかった。夜、久しぶりにエアコンなしで寝ることができた。もっとも今朝4時すぎには妻が窓を開けてくれたらしいので、涼しい外気が入ってきて気持ちよかった。

もし本当の夏が到来すると夜の温度が25度を下らない。そうすると、エアコンなしではなかなか眠れない。睡眠不足だと体がだるくて、昼の活動が不活発になってしまう。もちろん体調がいいはずがない。

汗がきちんと出るようになると、しかしある程度は体の新陳代謝が進むのだろうが、まだそこまで天候がはっきりしている訳ではない。涼しいのはいいが、湿度が高く、梅雨明けはもう少し待たねばらないだろう。

四元数のことを少しづつ書こうかと用意をはじめた。これはある出版社からもうずっと以前に勧められていたのだが、不義理を重ねてきたのを少しづつでもそのその本の用意になることを書き溜めて行きたいと思っている。

もっとも一番の困難を感じているところをクリアしている訳でないので、やはり困難が残っていることは確かなのだけれども。しかし、Hamiltonがどのようにして四元数に到達したかはすでに彼の初期の論文を読み解いて解明をしている。

一般に数学はその結果をできるだけ論理的に整理して示すということに重点があり、それをその発見をした人がどのように考えて発見したのかは示されない。

ところが、人はいろいろであり、事実としての結果を知ればそれでいいという人も居られるのだろうが、自分も発見をしたいと考えるとその発見の秘密を知りたいと考える人も居られるに違いない。

もちろん、新しいことを見つけるから発見であり、以前の発見の経緯を知ったからといって新しい発見が保証されるわけでは決してない。

量子力学の端緒となった、Heisenbergの最初の論文などもどうしてそのような考えが出たのかは最近になって解明されたとかインターネットで読んだ。詳しいことはその論文を見ていないのでわからないが、それは科学史の論文として意味があると思う。