NHKの「知恵泉」で先週と今週の火曜日に2回上杉鷹山をとりあげていた。
昨晩の上杉鷹山の知恵
(その1)マイナス情報を隠すな
米澤藩の財政状況が厳しくて大借財を抱えていたのに、その状況を包み隠さず藩全体に公開したという。これは農民に至るまでその情報を共有していたとか。それで危機感が共有されて、危機感が広がった。
また藩政への意見書を広く募り、いいものは採用をしたり、試行を行ったりした。
(その2)成果を実感させる
責任体制をつくる。
売り上げを上げる。
コストカットはしない。
コストカットは会社がつぶれる前ぶれとなる。悪循環が起こって防げない。そして最後には倒産にいたる。
成果を実感させるとモチベーションが上がる。現代だったら顧客からのほめ言葉が最高の見返りだろうという。
自分のためにするのではなく、多くの人の幸福のためにする。
これはゲストの方の言葉では、「大きく着眼して、小さなことから着手する」とのことであった。
またマイナス情報をつかめば、それで半ば成功したも同然だという。これはそのマイナス情報をしっかりつかめば、それに対する対策も立てられるからである。