マクローリン展開(x=0のまわりのテーラー展開)の式は公式集にはたくさんで出ているがそれを逐一求めた式を書いてある本はあまり見かけない。そういう式のいくつかを計算してある本が、西村鷹明『物理数学道具箱』(講談社サイエンティフィック)である。今調べて見たら、7つか8つもある。
原理的な問題はないのだが、それでもこれだけ多く計算して見せているのは貴重である。私もテーラー展開のエッセイを書いているので、いくつかを書いておこうかと思ったが、それにしてもこれだけ多くは書く気が起きない。
有名なものを5つくらいは書いてみょうかと思っている。どうしても欠かせないものとして一般二項定理は書いておかねばならないだろう。