小渕優子衆院議員、第1子の男児を出産 内閣誕生の日に(朝日新聞) - goo ニュース
2007年9月25日(火)19:57
群馬5区選出の小渕優子衆院議員(33)が25日、都内の病院で、TBS社員の夫(34)との間に、第1子となる男児を出産した。故小渕恵三元首相の孫にあたる。
同じ群馬選出の福田康夫氏が首相指名を受け、内閣を誕生させた日。出産予定日は29日だったが、早まった。地元事務所の秘書は「まさかこの日に重なるとは」。小渕議員は23日の総裁選には期日前投票で臨み、福田氏に1票を投じていた。
写真=左は昭和64年(1989年)1月7日、新元号を発表する小渕恵三官房長官(当時)、右は小渕優子衆院議員(Yahoo!みんなの政治から)
小渕優子さん、第1子ご出産おめでとうございます。
小渕さんは私と同い年なんですね。
私はときどき、東京・王子にある小渕邸の近くを自転車で通ることがあります。
今年の3月、気持ちのいい日でした。『男はつらいよ』、『下町の太陽』などでおなじみの松竹女優、倍賞千恵子さん姉妹が通った中学校の横を通り抜け、江戸の三大桜の名所の一つ、飛鳥山(路面電車の都電が走っているところです)に向かって坂を下りていきました。
ふと思い立ち、路地裏の小渕邸の前を通ってみました。木造二階建ての古めかしいお屋敷の庭には、瀟洒な梅が咲いていました。庭に梅が咲いている家というのは、周りにほかにありませんから、印象に残りました。
1998年8月のことを思い出しました。私は日経新聞政治部記者として、自民党総裁選挙に出馬した小渕恵三外務大臣を朝から晩まで追っかけ回る「番」をしていました。小渕さんと面識があるわけではなく、一時的な使いっ走りです。
他社の先輩記者も同じような状態だったようで、夜、門の前で話を聞いた後、実力記者がパッと名刺を出してあいさつを始めました。
当時、24歳の私は最後にごあいさつしました。私の恩師の山本武彦教授が早大雄弁会で小渕さんの後輩だったので、「日経の宮崎です。私は山本ゼミの出身で、先生がくれぐれもよろしくお伝えくださいとのことでした」と早口で告げました。
そうすると1週間後に総理になる小渕さんはびっくりした表情で、私の方を見て、「えっあんたそうなの・・・全然世代が違うなぁ・・・」。
私は山本先生が教授になって5年目のゼミ生でした。自分の後輩の大学教授のゼミ生が、政治部記者として自分を取材しているということに驚いたのでしょう。時の移ろいというのは早いですから。
現職総理である小渕恵三さんが亡くなったのはその日から1年9ヶ月後のことです。私は総理とはいえ、一人の人間であるという当たり前すぎる現実に思いを馳せたものです。
そんなことを思い出した早春の昼下がり。梅が咲き、そして桜が咲き、ツツジが咲いて、それから、とてもとても暑い夏が続いて、暑さが収まりかけた今日、小渕さんのお孫さんが生まれました。
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【新入閣の渡海紀三朗さんも二世議員】
福田内閣は17人中15人が安倍改造内閣と同じメンバー(横滑り含む)です。石破茂・元防衛庁長官(鳥取1区)が防衛大臣として再入閣しました。
初入閣は文部科学大臣になった渡海紀三朗衆院議員(兵庫10区)1人です。渡海さんもやはり、二世議員です。建築学科に進み、大手の「日建設計」で一級建築士をしていました。オヤジさんへの「反発があった」と講演で聞いたことがあります。その後、父の地盤を引き継いで当選しました。お父さんは渡海元三郎さんといって、建設大臣、自治大臣をやった方だそうです。(写真は東京大学法学部・蒲島郁夫ゼミウェブサイトから)
閣僚の内、11人が二世だと思います。民間出身の増田寛也総務相も含めてです。
なかでも福田康夫、高村正彦、渡海紀三朗、甘利明、岸田文雄、渡辺喜美、石破茂の7氏は選挙区の地盤を父親からそのまま引き継いで当選しました。ただ、甘利経産大臣の父親は落選して代替わりしたと思います。石破防衛相の父は鳥取選出の参院議員でしたが、石破茂・衆院議員は中選挙区時代の鳥取全県区から当選しましたから、全く同じ区域の選挙区でした。
鳩山さんは首相だった祖父と同じ選挙区でしたが、空白期間があると思います。若林さんは娘婿として地盤を継いだのではないでしょうか。増田さんも岩手県知事でしたが、親はかつて同県選出の国会議員だったと聞きました。内閣官房長官の町村信孝さんのお父さんは町村金五さんで、衆院議員、北海道知事を務めた後、参院議員になりました。父親は道知事を3期12年やったので、つい最近まで「町村金五の息子」の方が通りが良かったそうです。
「たたき上げ」は7人。額賀福志郎、舛添要一、冬柴鉄三、鴨下一郎、泉信也、大田弘子、上川陽子の各氏だと思います。額賀さんのお父さんは村会議員だったようですが、たたき上げということでいいでしょう。鴨下さんもおじいさんが地方議員だったような話も聞きました。
【外相に高村氏、防衛相に石破氏 文科相に渡海氏(朝日新聞)】
2007年09月25日19時30分
自民党の福田康夫総裁は25日夕、第91代首相に選出され、首相官邸に組閣本部を設置し、自民、公明両党による連立内閣発足に着手した。
内閣の要となる官房長官には前外相の町村信孝氏が選ばれた。
新閣僚の顔ぶれは、以下の通り。
◇ ◇ ◇
◇内閣総理大臣
福田康夫(ふくだやすお)71歳=衆(当選6回)群馬4区
◇総務大臣(再任)
増田寛也(ますだひろや)55歳=非議員(元岩手県知事)
◇法務大臣(再任)
鳩山邦夫(はとやまくにお)59歳=衆(当選10回)福岡6区
◇外務大臣(新任)
高村正彦(こうむらまさひこ)65歳=衆(当選9回)山口1区
◇財務大臣(再任)
額賀福志郎(ぬかがふくしろう)63歳=衆(当選8回)茨城2区
◇文部科学大臣(新任)
渡海紀三朗(とかいきさぶろう)59歳=衆(当選6回)兵庫10区
◇厚生労働大臣(再任)
舛添要一(ますぞえよういち)58歳=参(当選2回)比例
◇農林水産大臣(再任)
若林正俊(わかばやしまさとし)73歳=参(当選2回)長野
◇経済産業大臣(再任)
甘利明(あまりあきら)58歳=衆(当選8回)神奈川13区
◇国土交通大臣(再任)
冬柴鉄三(ふゆしばてつぞう)71歳=衆(当選7回)兵庫8区(公明党)
◇環境大臣(再任)
鴨下一郎(かもしたいちろう)58歳=衆(当選5回)東京13区
◇防衛大臣(新任)
石破茂(いしばしげる)50歳=衆(当選7回)鳥取1区
◇内閣官房長官(新任)
町村信孝(まちむらのぶたか)62歳=衆(当選8回)北海道5区
◇国家公安委員長(再任)
泉信也(いずみしんや)70歳=参(当選3回)比例
◇沖縄・北方担当大臣(再任)
岸田文雄(きしだふみお)50歳=衆(当選5回)広島1区
◇金融、行政改革担当大臣(再任)
渡辺喜美(わたなべよしみ)55歳=衆(当選4回)栃木3区
◇経済財政政策担当大臣(再任)
大田弘子(おおたひろこ)53歳=非議員(元政策研究大学院大教授)
◇少子化、男女共同参画担当大臣(再任)
上川陽子(かみかわようこ)54歳=衆(当選3回)静岡1区
自公政権が日本社会歪めた、一日も早い終結を=小沢民主党代表(ロイター) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-280451.html
【小沢一郎民主代表、福田首相就任で記者会見】
福田康夫首相就任に対する民主党の小沢一郎代表の記者会見に関するロイター(Reuters)電です。
自民党・公明党連立政権に関する現状認識は「自民・公明が推し進めてきたことが日本社会を歪め・いびつなものにした」。
福田康夫首相の誕生について小沢代表は「自民・公明の政権であることは、誰に変わっても同じこと。この自民・公明が推し進めてきたことは日本社会を歪め、いびつなものにし、あらゆる分野での不公正・不平等・格差を生んだ。こういう政権は、国民にとって一日も早く終わっていただく以外にない」と述べましたた。
そのうえで与野党ねじれ国会での国会対策では「参院選で約束したことの実現に全力を挙げる」と語りました。
党首会談や与野党協議による話し合いを重視している福田氏への対応では、小沢代表は「話し合いは求められればいつでもやる。ただ、国会会期中で、論戦といえば国会がある。国会でいくらでもやれることだと思うが、それとは別にやろうということであれば、いつでもそのことには応じる。誰であっても、話し合いそのものは拒絶するものではない」と述べました。
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-280451.html
福田康夫さんが第91代首相に就任、福田内閣が発足しました。
今回の福田政権発足は渡邉恒雄(渡辺恒雄)読売新聞グループ本社会長兼主筆の意向によるもので、自民党のキングメーカーである森喜朗元首相(石川2区)も安倍晋三首相辞任の一報を聞いた外遊先のフランスで「あなたは町村派(清和会)内の調整をするだけだ」とナベツネさんの電話を受けたそうです。
この話を知って、私は「読売新聞政治部の記者たちは自民党総裁選中、苦しかっただろうなあ」と思いました。驚いたのは、読売新聞3面(総合面)の「スキャナー」というまとめ記事コーナーで、国会班の実力派記者2人の署名入りにもかかわらず、民主党に関する事実誤認が散見する記事が出ていました。おそらく、編集局幹部から急遽「自民党総裁選をスキャナーで取り上げろ」と指示があって、大あわてで原稿を書いたのではないかと推測します。
自民党の惨敗が世論調査などの結果から確定的になった参院選最終盤に産経新聞が「なんたる選挙戦」という連載をしていました。「お前こそなんたる新聞だ!」とツッコミ返したくなる内容でしたが、今後の福田内閣の報道に関して「1000万部の読売新聞」が迷走することがないことを望みたいです。
フォローするわけではありませんが、ナベツネさんは日本を代表するジャーナリストであって、現在は力を持ちすぎたということです。読売新聞は昨年、長年「鶴のタブー」とされてきた「創価学会の研究」という企画連載記事を4面(第二政治面)で長期連載しました。ナベツネさんの力があってこそこういう記事も読めるわけです。
読売の「スキャナー」は分かりやすいので、読売を取っている方は忙しくても「スキャナー」だけは目を通されることをオススメします。
私事ですが、私は産経新聞は生まれたときから、読売新聞も20年来購読していますので、ちゃんとしてもらわないと困ります。
所信表明演説と各党の代表質問は10月1日(月)~5日(金)の方向で調整が進んでいるようです。10月1日の郵政民営化前に日本郵政公社の決算について国会で議論することはかないませんでした。民主党の原口一博ネクスト総務大臣(比例九州)は悔しくてしょうがないでしょうね。
福田氏、第91代首相に選出(読売新聞)
2007年9月25日(火)17:47
国会は25日、安倍内閣が総辞職したのに伴う首相指名選挙を行い、福田康夫・自民党総裁を第91代、58人目の首相に選出した。
福田首相は直ちに組閣作業に入り、同日中に組閣を終える。皇居での親任式・認証式は26日午前行われる。
首相指名選挙はまず衆院で行われ、与党の多数で福田氏を新首相に指名した。一方、野党が過半数を占める参院は決選投票で小沢一郎・民主党代表を指名した。
両院が異なる議決をしたため同日夕、両院協議会が開かれたが不調に終わった。このため午後5時半過ぎから開かれた衆院本会議で、河野衆院議長が「憲法67条の規定により、衆院の議決(福田氏の指名)が国会の議決となった」と宣告。正式に福田首相が誕生した。
在任期間は戦後の28人の首相のうち、短い方から9番目でした。