【2007年9月12日安倍首相記者会見(首相官邸)】
安倍晋三首相の記者会見が終わりました。本来は7月29日参院選開票日に内閣退陣を表明すべきでした。
私が日経新聞記者として総理番を担当した橋本龍太郎さんは、怒ると恐い人でした。しかし、政策に関して、よく準備して質問を投げかけると丁寧に答えてくれました。日本の民主政治の原理原則である「憲政の常道」を大事にした政治家でした。
だから、第18回参院選での自民党大敗・民主党圧勝のその当日に退陣を表明したのだと思います。後に自民党総裁選挙に再チャレンジしましたので、首相としてやりたいことは残っていたはずです。「橋本6大改革」は中央省庁再編しか実現しませんでした。公約達成率はわずか16・6% に終わったという表現も出来るでしょう。悔しかったでしょう。憲法の規定からすれば、参院選で負けても、総理大臣を続けられます。それでも守らなければいけないのが憲政の常道です。
所信表明演説を終え、代表質問を受ける前に首相が辞めたのは歴史上初めてのことだと思います。
虚心坦懐、さっぱりとするのなら、衆院解散→総選挙が一番手っ取り早いです。安倍晋三首相(52)が最後の記者会見でも口にした「戦後レジーム(体制)からの脱却」。それはすなわち、安倍さんと同い年の自民党がいったん政権から離れ、野党になることにほかならない、と私は考えます。
安倍晋三さんは馬鹿です。私は昨年、小泉政権時代の安倍官房長官の答弁を聞いて、そのことを確信しました。具体的にどの答弁かは、質問を受ければ、はっきり示します。馬鹿を首相にしたのは自民党国会議員です。任期満了に伴う党首選挙にもかかわらず、党大会を開かず、国会議員だけで決めたのです。世界の民主主義政党でこのような暴挙に出る政党を私は知りません。既に1年前から今日の結果は目に見えていたのです。
現在、今夜の晩ご飯は食べられそうだけど、明日の晩ご飯のめどはつかないなあ、という方もいらっしゃると思います。もう少し、あきらめないでください。日本の夜明けはもうすぐです、きっと。
安倍晋三首相(自民党総裁=衆院山口4区)は9月12日午後2時から記者会見し、内閣総理大臣を辞任(内閣総辞職)することを発表することになりました。自民党代議士会で麻生太郎(衆院福岡8区)幹事長が表明しました(NHK報道)。
7月29日の参院選挙の大敗北を受け、「憲政の常道」から退陣(内閣総辞職)を表明すると思っていたのですが、「改革を継続するのが私の使命」などと語り、政権居座りを表明しました。
内閣改造後は、遠藤武彦農相の関係団体補助金不正受給問題に関して、与謝野馨・内閣官房長官(東京1区)と麻生太郎自民党幹事長のラインで辞任を決め、辞表を提出させるなど、影響力が急激に悪化していました。
11月1日に期限切れとなる「テロ対策特別措置法」などに関して国会運営が困難を極め、小沢一郎民主党代表との「党首会談」(国会外での裏取引)を申し入れましたが、断られ、政権が座礁することがほぼ確実になったことが辞任のきっかけだと思います。インド洋での海上自衛隊の米軍、パキスタン軍などでの海の上での給油活動を継続するため、同法の継続(or新法の制定)をブッシュ米大統領などに約束し、「国際公約」としてしまったものの、国際世論以前に国内世論の反発を受け、最終的に決断したものとみられます。
午後2時から記者会見です。
後継首相は自民党内から選ばれるものと思われ、麻生太郎前外相(福岡8区)が両院議員総会で新総裁、新首相になると予想されます。
安倍首相が辞任の意向とNHKが報道(gooニュース) - goo ニュース
(写真は首相官邸公式ホームページの「安倍総理プロフィール」から)http://www.kantei.go.jp/jp/abeprofile/index.html
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