宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

トヨタ自動車会長、ガソリン暫定税率再可決に反対

2008年04月23日 23時34分36秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

[写真は梶原一明さん「トヨタウェイ」の表紙から(一部トリミングさせていただきました) 左から、奥田碩、張冨士夫の歴代トヨタ自動車社長]

 トヨタ自動車の張冨士夫会長が政府・自民党が4月30日の衆院本会議で強行採決しようとしているガソリン税などの暫定税率を復活させる政府・自民党の「ガソリン値上げ法案(租税特別措置延長法案)」に反対を表明しました。

日本自動車工業会会長は暫定税率復活反対(日刊スポーツ社会記事)

 日本自動車工業会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)は21日、政府、与党が揮
発油税や自動車取得税などの暫定税率を復活させ、道路特定財源を一般財源化
する方針であることに対し「自動車ユーザーにとっての税負担の公平性の観点から、疑問を感じざるを得ない」と述べ、反対する考えを示した。

 張会長は「本来国民が公平に分担すべき一般財源について、自動車ユーザーだけになぜ過重な負担を強いるのか」と強調。「一家で車を複数持たざるを得ない地方の人が、より重い税負担を負わざるを得なくなり、地域格差を助長するのではないか」と反対理由を説明した。


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東京地検特捜部、PCIの荒木元社長をついに逮捕

2008年04月23日 16時48分03秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

 東京地検特捜部が半年以上の捜査のすえ、荒木民生・元社長らを逮捕しました。

 当ブログでも過去2回、とりあげました。

【読売】東京地検特捜部、中国遺棄化学兵器「詐欺」で荒木PCI元社長を立件へ 政界波及か?(2008年1月1日付)

東京地検特捜部、PCIを強制捜査 パシフィック・コンサルタンツ、政治スキャンダルに発展する可能性も(2007年10月17日付)

 ちなみにPCIは、その筋では、「パシコン」と略して呼びそうです。

 旧日本軍が中国で遺棄した化学兵器に関しては、日本が費用を負担し、処理します。「そんなの当たり前でしょ!」 私も同感です。

 ところが、「当たり前」のところに利権がはびこるのが自民党政権です。

 昨年秋の安倍改造内閣で、入閣順位1位だった参院自民党幹部が大臣になれませんでした。それは産経新聞でも報道された中国遺棄化学兵器に関する口利きや家業との癒着などが問題視され、“身体検査”に引っかかったようです。福田内閣でも入閣していません。

 今回の事案とその自民党議員の関係は分かりません。
 
 蛇足ですが、中国政府から「事業総額は3兆円にのぼる」というようなびっくりする数字が日本の流れたことがあったと思います。これも産経の報道だったと記憶しています。

 「当たり前」だからといって、議論を“タブー”にすると、足下を見られます。外交手腕としては中国が一枚上手です。

 「そんなの当たり前でしょ!」という言葉は、知らず知らずのうちに話し合いのテーブルをひっくり返す荒っぽい言葉になっていることも時にあるようです。

 
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PCI元社長ら逮捕=1億2千万不正支出-兵器処理事業で特別背任容疑・東京地検(時事通信) - goo ニュース

 国発注の中国遺棄化学兵器事業をめぐる不正支出事件で、業務委託費名目で計約1億2000万円を不正支出させた疑いがあるとして、東京地検特捜部は23日、大手建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI、東京都多摩市)の元社長荒木民生(71)、当時の副社長森田祥太(66)両容疑者らを逮捕した。 (後略)

タグ 矢野哲朗 身体検査 遺棄化学兵器 旧日本軍 横須賀 自民党国防族 自民党防衛族 ODA利権 山崎拓

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当ブログは平岡秀夫候補を応援します

2008年04月23日 00時00分00秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代


 先ほどまで、過去の衆議院議事録を調べてました。
 熟慮のすえ、結論が出ました。

 当ブログは平岡秀夫候補を応援します

 私は平岡さんの質疑を直に見たことがないんで、過去の議事録を読んだり、視聴したりしました。平岡さんが熱意と実力をともに備えた政治家であることは、当選3回8年間の実績が証明しています。

 政権交代、日本における70年ぶりの二大政党政治復活(=「日本の夜明け」)に必要な人だと確信しました。


 

[国際法に関して意見があるので、外務委員会に“出張”して質問した平岡さん]

 ネクスト法相としての熱意、心意気こそ、日本を絶望の淵から救うかもしれません。

 この写真、後ろに長妻昭さんが座っていますが、後の自民党議員席はガラガラでした。そんな中、平岡さんは「国際法」について、自民党政府を糾しました。

 国際法を語れる国会議員はまれです。こういう人を国政から失うわけにはいきません。


 

[自民党の委員長職権による法務委員会開催に抗議してから質問に入る平岡さん]

 このときの質疑ですが、開催された以上はしかたない。平岡さんは鋭い質問を連発していました。精神力と実力を兼ね備えるということはとても難しいことです。平岡さんには脱帽です。


 平岡秀夫さんは、昭和29年1月14日、岩国市生まれ。

 東大法学部卒。大蔵省(財務省)に昭和51年入省。
 ですから、浪人・留年なしのいわゆる“ストレート”ですね。

 この人のすごいところは内閣法制局に出向していたということ。
 内閣法制局は、内閣が提出するすべての法案をチェックします。
 現行の法律と矛盾がないか徹底的に調べる「コンピュータ」。一度法制局に出向すると、「余人を持って代え難い」ということで、出身省庁に戻れずに、法制局幹部になっていく人も多いという霞が関の心臓部です。

 とはいえ、「コンピュータ」ですから、少し人間味に欠けるところもあるでしょう。
 「民主党の法制局長官」とも言われる平岡さん。
 日テレの「(爆笑問題)太田光の私が総理になったら・・・秘書田中」で、視聴者に不愉快な印象(image)を与える発言があったそうですね。その辺は「コンピュータ」なのかなあ、と思います。

 二十代にして酒田税務署長。インド大使館一等書記官、国税庁法人税課長もつとめた平岡さん。

 東大法→財務省→法制局という官僚の中でももっとも「頭が良い」人が民主党から出た。今回の選挙も比例の議席をなげうって、小選挙区に出ているわけです。

 サムライです。日本にもまだいたんだわ「士」。
 やっぱり長州だなあ、と思います。

 日本における70年ぶりの二大政党政治復活のために必要なのは平岡秀夫さん。
 日本の夜明けに力を!

平岡秀夫さんのHP
http://www.hiraoka-hideo.jp/

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