宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

【思い出の入閣】文科相に引退表明の麻生派・鈴木恒夫さん

2008年08月03日 21時01分42秒 | その他
[写真の右上は鈴木恒夫文科相、背景は神奈川新聞花火大会]

 自民党麻生派の鈴木恒夫さん(67)が“思い出の入閣”を果たしました。

 鈴木さんは「政治家は65歳定年」と唱え、次期衆院選に出馬せず引退することを昨年10月に表明しましたが、第一次福田改造内閣で文部科学大臣の座を射止めました。政治人生の集大成として有終の美を飾ってもらいたいものです。

 鈴木さんは毎日新聞記者から“神奈川つながり”で河野洋平さん(神奈川17区)が代表を務めた新自由クラブから出馬、自民党に移り、当選7回。

 河野派→麻生派に衣替えしましたが、麻生太郎さん(福岡8区)と“福岡つながり”で「太郎会(麻生太郎を総理にする会)」会長を務める鳩山邦夫法相・元文相・元労相(福岡6区)が閣外に出たことで、鈴木さんに大臣のイスが回ってきました。

 鈴木さんの入閣で「麻生派は面倒見がいい」という印象が自民党内に広まることで、麻生幹事長の政権戦略にも弾みがつくでしょう。

 鈴木文科相が引退したあとの神奈川7区(横浜市港北区、都筑区=東海道新幹線の新横浜駅周辺など)には、鈴木馨祐(すずきけいすけ)さん(前回は比例単独で当選)が出馬することが決まっています。

 鈴木馨祐さん(31)は鈴木文科相と血縁関係はありませんが、所属派閥が麻生派であることは言うまでもありません。

参考)昨年10月10日付エントリ
自民党の鈴木恒夫さん(神奈川7区)、今期で引退から

 自民党鈴木恒夫さんが今期限りでの引退を表明しました。毎日新聞政治部記者から衆院議員に転身。新自由クラブと神奈川選出の縁だと思いますが、河野洋平衆院議長の側近で、第166通常国会では議長不信任案に対して自民党を代表して反対討論に立ちました。
 長年、環境問題に取り組み、当選6回ですが、入閣を前に勇退を決めました。
 神奈川7区では民主党が元衆院議員で大学教授の首藤信彦(すとう・のぶひこ)さんを既に公認(内定)しています。

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