宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

竹中平蔵さん兄のミサワホーム社長「儲かります」

2008年08月27日 20時24分22秒 | その他
 27日付読売新聞8面。

 「新社長これを聞きたい」というインタビュー企画にミサワホーム社長の竹中宣雄さん(60)という人物が登場。名前と写真を見ても、全然分からなかったのですが、下の方に「1972年法大社会卒、入社。2008年6月から社長。竹中平蔵氏の実兄にあたる」と書いてありました。

 竹中さんのお兄さんってミサワホームのプロパー社長だったのね。全然知りませんでした(^^;)

 それで、見出しは
 読売記者 Q.200年住宅で新築需要減では?
 竹中社長 A.新築住宅への依存こそが問題です。

 として、「長く住み続けられる『200年住宅』に真剣に取り組みます。~」とインタビューに答えています。

 そこでピンと来たのが、福田首相が2007年9月の総裁選の公約にもあった「200年住宅」。

  

 総裁就任の4ヶ月前に、「自民党政調会 住宅土地調査会長 福田康夫」として、『200年住宅ビジョン』をまとめていたんですね。

 福田さんは第1次小泉内閣で内閣官房長官として竹中平蔵経財相とコンビを組みました。経財相は長く言うと、「内閣府特命担当大臣・経済財政政策担当」なので、福田さんは竹中さんの上司ではないけど、ちょっと上の立ち場になります。

 竹中さんは小泉さんが首相だった5年半、ずっと閣僚でした。

 その実兄の竹中ミサワホーム社長。インタビューでこう答えています。

[抜粋引用はじめ]

 (200年住宅で)新築の需要が減る心配が指摘されていますが、新規着工に依存する経営こそが問題なのです。人口の減少で世帯数も少なくなります。(略)


 リフォームなどの維持管理事業で、仕事は十分に成り立ち

ます



 全面改装ならば、新築のように 収益も確保できます。(後略)

[抜粋引用おわり]

 ・・・って。

 これは政財の癒着に関する疑念を抱かざるを得ない。というより、疑念を抱かなければならない、と思います。

 こういったことからも政権交代可能な二大政党政治の導入は、すべての政策に優先する課題です。

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鳩山幹事長「公明党は代表選をやったことがない」

2008年08月27日 16時10分55秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 民主党の鳩山幹事長は「公明党も(無投票で)太田さんが(代表)続投を決めた。あの政党、今まで選挙(=代表選)やったことがない。あの政党、今まで選挙(=代表選)やったことがない」と述べました。

 たしかに公明党は一度も代表選をやったことがないです。竹入委員長-矢野書記長が20年コンビを組んだあと、矢野さんが委員長に昇格。リクルート事件では、矢野委員長-大久保書記長が連帯責任で辞めた関係で、石田副委員長が昇格。石田さんは新進党副党首になりました。新党平和では神崎代表-冬柴幹事長。公明党(New Komeito)に戻って、神崎代表→太田代表にバトンタッチ。一度も選挙はありません。

 太田代表と浜四津敏子参院議員(代表代行)の一騎打ちなら良い勝負になりそうだし、太田代表と北側幹事長の東西対決も大きく盛り上がりそうです。太田代表のほか、人柄の斉藤環境大臣、強気の東副代表の3人が立てば、「ああ、公明党っていうのも色々な議員が集まっているんだな」と党員以外にも支持基盤が広がるのではないでしょうか?

 鳩山さんは新党さきがけ衆院議員として、公明党、民社党、新生党、日本新党らがつくった細川護煕首相の政府で内閣官房副長官をつとめました。

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「公明は代表選やったことない」 民主・鳩山氏が反論(朝日新聞) - goo ニュース

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日のラジオ番組で、自民党の麻生太郎幹事長、古賀誠選対委員長が小沢代表の無投票3選を批判したことに反論し、「公明党も(無投票で)太田さんが(代表)続投を決めた。あの政党、今まで選挙(=代表選)やったことがない。ご自身が連立を組んでいる相手の方におっしゃったらどうですか」と皮肉った。

 そのうえで、「小沢代表の顔を見たら怖い、相手になった場合何されるか分からないと感じてしまう方がいるかもしれない。でも、そうじゃない。総選挙が近いときに代表選をやっている場合か、という思いが議員の一人ひとりにある」と語った。