枝野幸男衆院決算行政監視委員長は地元紙の埼玉新聞に対して「野田さんが『(民主党代表選に)出る』と言っていたので、応援することを約束した。その時に自分が候補者となる代表選は終わったつもりだった」と述べ、8月13日に不出馬を決めていたことを明らかにしました。
枝野氏、出馬を断念 民主代表選 小沢氏が無投票3選へ(埼玉新聞)
民主党の小沢一郎代表が九月の党代表選で、無投票により三選される見通しになった。立候補を検討してきた野田佳彦広報委員長と県連代表の枝野幸男元政調会長(衆院埼玉5区)が二十二日、相次いで出馬断念の意向を示したためだ。枝野氏は同日、埼玉新聞社の取材に対し「現時点ではすべて白紙」と答え、事実上の立候補断念の意向を示した。
枝野氏によると、八月十三日に野田氏と会談した際、「野田さんが『(代表選に)出る』と言っていたので、応援することを約束した。その時に自分が候補者となる代表選は終わったつもりだった」と心境を明らかにした。野田氏が出馬を見送ったことに関しては「驚いているし、残念」と話した。
枝野氏は七月末、「出馬を視野に検討している」と立候補を示唆。その後、枝野氏は「(告示前日の)九月七日まで出馬の可否を含め検討したい」とし、野田氏が立候補に前向きであることが明らかになった際は「正式なコメントが出たら話す」と動向を見守っていた。
小沢氏と距離を置く前原誠司副代表のグループ内には「主戦論」も残っているが、対抗馬擁立に向けた具体的な動きは出ていない。出馬に強い意欲を示す河村たかし衆院議員も二十人の推薦人を確保するめどが立たないままだ。
野田氏は小沢氏優位が党内で揺るがず、自らを中心とする政策グループ内でも慎重論が続出したため立候補は困難と判断した。
野田氏は記者団に、「総合的に判断して戦う状況ではない。慎重、自制を求める声が多かった。現実を受け止めたい。私の力不足で残念だ」と表明した。これに先立ち野田氏は、政策グループ幹部の松本剛明前政調会長らと会って出馬見送りを伝えた。
鳩山由紀夫幹事長は記者会見で、野田氏の不出馬について「さまざま思い悩んだ結果、今回は(立候補の)環境ではないと決めたことに『ご苦労さん』と言いたい」と表明。さらに「今の経済状況から臨時国会の課題が山積する中、(代表選を)やる状況なのか、苦しみの中で判断した」と指摘するとともに、「無投票だから民主主義でないということではない」と述べた。
渡部恒三党最高顧問は二十二日、野田氏の不出馬について「残念だが、やむを得ない。小沢代表の下で次期衆院選を頑張る」と都内で記者団に述べた。
小沢氏は正式な出馬表明をしていないが、党内では、次期衆院選をにらみ小沢氏支持の声が党執行部やベテラン議員らを中心に拡大していた。
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