宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

民主党ら、閉会中審査を要求 「外務省・ギョーザ」「米原潜放射能漏れ」で情報公開

2008年08月06日 23時59分14秒 | 第170臨時会(2008年9月~12月)麻生兵糧攻め

 民主党の山岡賢次国対委員長は6日、国会内で社民党、国民新党の国対委員長と会い、
①米海軍の原子力潜水艦「ヒューストン」が放射能が漏れながら、佐世保、横須賀、沖縄・うるまに寄港していたとされる問題
②ギョーザ食中毒に関して外務省が情報を把握しながら情報隠蔽をはかり首相官邸が「この件を掘り下げるな」と隠しをしていたとされる問題

 の2件について、国会召集前に衆参の委員会で審議するよう求めることを決めました。

 具体的には
①は衆院外務委員会、参院外交防衛委員会
②は衆院外務委員会、衆院内閣委員会、参院内閣委員会

などが舞台になると思われます。

 政府・自民党と公明党は国会召集時期についてお盆明けに決めることにしたようです。9月にずれ込む可能性が大きくなってきました。

 そのため、民主党らが要求する閉会中審査を認めて、“ガス抜き”を図る可能性もでてきました。国会対策委員会は、夏休みもなかなか気が抜けないポジションですね。

 山岡さんは前回栃木4区で32,000票差で次点(比例復活)だったので、地元での日常活動もけっこう大変だと思いますが、いつも元気そうに見えます。

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野党、「ギョーザ」「原潜放射能漏れ」で閉会中審査要求(朝日新聞) - goo ニュース

 民主、社民、国民新の野党3党国会対策委員長が6日、国会内で会談し、中国製冷凍ギョーザの中毒事件と米原子力潜水艦の放射能漏れ事故について、衆参両院の委員会の閉会中審査を求めることを決め、与党側に申し入れた。

 また、臨時国会での補給支援特措法案への対応については「衆院で再可決をする前提の審議を始めることはできない」として審議に応じない方針を確認した。
民主党の山岡賢次国対委員長は6日の会見で、中国国内でのギョーザ中毒発生について「意図的に(日本政府が情報を)隠蔽(いんぺい)していたのではないか。閉会中の審議を行うべきだ」と語った。


小沢一郎総理(仮)「死に場所は?」「ゴビ砂漠。」

2008年08月06日 17時49分39秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 おちまさとさんってかなり有名な人だそうですが、実は私は『小沢一郎総理(仮)への50の質問を読むまで知らなかったんです。

 小沢さんも「おちさんは人を介して初めて知ったんだけど、話しやすい」(昨日のTBSラジオ)ということで、1時間に50もの質問に答えながら、色々と話が弾んでいる様がうかがえます。

 質問41は「死ぬときはどこにいたいですか?」
 小沢一郎総理(仮)の答えは「ゴビ砂漠。」

 おち「どうしてまたそこなんですか?」
 小沢「いや、つまり僕はそもそも全然気にしないんです」

 この後、小沢さんはモンゴルでは他人に分からないように埋葬するため、ジンギスカン(チンギス・ハーン)の墓がいまだにどこにあるか分からない、と言及し、「僕はそれでいいんです」と話しました。

 人生は、よく旅に例えられます。私は、人生とは空間軸においても、時間軸においても死に場所を探す旅だと考えています。

 (松尾)芭蕉は、「おくのほそ道」を次のように書き出しています。

 「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」。

 これは
 「ツキヒワ ハァクタァイノ クワァクワァクニシテ ユキコートシモマタ タビビトナリ

 と読みたいところです。

 それはどうでもいいのですが、小沢一郎総理(仮)の「死に場所はゴビ砂漠です」発言。

 以前からそうなんですが、小沢さんの考えていることって、どうも伝わりにくいんですよね。「小沢総理(仮)」→「小沢総理」になったときには、官房長官の人選が大事ですね。今の鳩山幹事長のように、分かりやすく国民に向けて話してくれる人が官邸内に入ってほしいと思います。

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“壊し屋いっちゃん”が最後に壊したいものとは? 

2008年08月06日 16時38分03秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 新進党、自自公連立政権を作っては壊し、「壊し屋いっちゃん」とマスコミから揶揄されたのも遠い昔。

 「壊し屋いっちゃん」は逆転の夏から1年経っても、政権交代への勢いを維持し続け、ついには『小沢一郎総理(仮)への50の質問』というタイトルの本まで出版されました。

 さて、その「第33問」(p.122)



 Q. 今、一番「壊してみたいなぁ」と思うものは何ですか?
 A. 自民党。

 いよいよ最後の戦いです。

伊吹財務相、「消費税上げを総選挙に問う」と示唆 朝日新聞インタビュー

2008年08月06日 16時20分58秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 自民党幹事長から、第1次福田改造内閣の財務相に転じた伊吹文明さん(京都1区)が6日付朝日新聞の5面でインタビューに答えています。

 「ざっくばらん」という題字(ワッペン)が入った記事なので、思わず見過ごしてしまいそうですが、私は重大な発言がこの記事にあると思います。

 朝日記者の質問に答えて、伊吹財務相は、

(一部引用はじめ)

 --消費税引き上げは、2009年度に基礎年金の国庫負担割合を引き上げるための財源としても想定されています。

 「国庫負担引き上げには2兆3000億円いる。どんな財源で対応するかは、主権者(国民)の意向を聞いてみる」

 --来年9月までに実施される総選挙ですか。

 「国民に尋ねるなら、総選挙になるのでは。その結果によって(増税に必要な)税法を(国会に)出していく」

(一部引用おわり)

 これからすると、自民党は第45回総選挙に「消費税率引き上げ」を争点とする。それで勝てば、「消費税率引き上げ」を盛り込んだ税制関連法案を提出する、という発言と受け取って間違いないでしょう。

 自民党政治というのは、財務相がこう発言しても、自民党政調会にある税制調査会だとか、派閥のオヤブンなどの声で、不透明な政策形成過程でモノゴトが変質していき、よく分からないまま選挙ではイメージ勝ちしてしますのがここ53年間の常です。

 インタビューの最後に伊吹さんは、所得税と法人税の減税について聞かれ、
 「財政規律(プライマリー・バランス)の問題が起こってくるので、現実問題として難しいだろう」として、消費税引き上げを優先する考え(“財政再建派”)を示しました。

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民主党9割の小選挙区に擁立へ 赤松選対委員長

2008年08月06日 08時48分44秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 民主党の赤松広隆選対委員長は5日、全国300小選挙区中257区で、民主党公認・推薦候補を擁立した、と発表しました。民主党推薦候補は、国民新党、社民党公認候補です。

 民主党には勢いがあります。赤松選対には、「民主党から立候補したい」という応募者が相次いでいるそうで、さらに13選挙区ほどで上積みして、全体の9割にあたる270選挙区で公認・推薦候補を立てたいようです。

 まだ発表していませんが、私は300選挙区の今夏の情勢分析を終えています。「民主党・国民新党」のタンデムは、すでに過半数をうかがう勢いです。逆に言うと、これから擁立して勝てそうな選挙区は、東京都内、神奈川県内などにとどまっています。

 例えば長崎2区に民主党公認・推薦候補を立てると、自民党現職をかわす可能性がありますが、この場合も自民党の古賀選対委員長が公認候補を差し替えれば、自民党新人が有利と思われます。

 個人的には、民主党単独過半数を望みたいところですが、国民新党との相互協力は効果てきめんで、中国地方などで「民・国」は大躍進するもようです。

 ですから、結果として民主党の議席数が241以上となっても、「民主党・国民新党」という枠組みは崩しようがありません。社民党も小選挙区では「民主党効果」を得ますから、選挙後は「民・社・国」という枠組みの政権になりそうです。

 もちろん、自民党・公明党が効果的な2009年度予算原案をつくって、1月解散に踏みきった場合は、自公が政権を維持する可能性も高いです。

 また、民主党は金城湯池の東海ブロックなどの比例で上滑ることもありえますので、日常活動の点検が必要です。
  
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民主「選挙区擁立」270に増加 都市部で力こぶ 次期衆院選 (MSN産経)
2008.8.5 23:16

  民主党の小沢一郎代表が、大都市部を中心に次期衆院選の候補者擁立を急いでいる。年内の総選挙ムードが高まる中で、民主党からの立候補希望者も増えており、300選挙区で候補者を擁立する目標を、当初の250から270程度へ拡大する見通しだ。

 民主党の赤松広隆選対委員長は5日の記者会見で、推薦を含む次期衆院選の民主党の擁立選挙区が257になったと発表した。勇退予定を除く現職は111で、新人、元職は134。もともと選対は擁立目標を250とし、15程度は与党候補が強力なため見送り、残り35は他の野党と選挙協力する方針だった。だが、厳しいとみられた選挙区でも立候補希望が寄せられ、地方組織からも「空けておくと全体の士気にかかわる」との声が出ていた。

 小沢氏が力を入れるのが主戦場「大都市」だ。小沢氏は4日、連合東京幹部との会合で「東京は何といっても25(の選挙区が)ある。首都決戦だ。全部に候補を立てて勝利できるようお願いしたい」と訴えた。

 小沢氏は7月末に、東京都連幹部に5つの空白区で候補者選定を急ぐよう指示。社民党との協力を模索した東京23区などでも調整が不調の場合に備え「自前候補者を急げと念を押した」(都連関係者)という。

 小沢氏は7月28日、横浜市内の会見で「過半数を得るため(18選挙区ある)神奈川で必ず2けたの議席を獲得しなければならない。空白区をできるだけ早い機会に擁立したい」と述べた。神奈川4区や小泉純一郎元首相の同11区、社民党と調整中の同1区でも月内に候補を決める方針だ。

 小沢氏は、他の野党との選挙協力も8月中にはまとめたい考えだ。6日の大阪入りでは、大阪10区で社民党の辻元清美氏の推薦を発表する見通しだ。

     ◇

 5日、民主、社民党からそれぞれ推薦を受けた両党の候補は次の通り。

 【民主党】山形1区=鹿野道彦▽山形2区=近藤洋介【社民党】秋田2区=山本喜代宏▽山形3区=吉泉秀男

     ◇

 5日の常任幹事会で、次期衆院選の東京9区に元会社員木内孝胤(41)、同23区に元NGO事務局長櫛渕万里(40)、三重5区に会社役員藤田大助(31)の各氏の公認を内定した。いずれも新人。櫛渕氏の内定で東京23区の羽生和之氏の公認内定が取り消された。羽生氏が辞退したという。

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