民主党の赤松広隆選対委員長は5日、全国300小選挙区中257区で、民主党公認・推薦候補を擁立した、と発表しました。民主党推薦候補は、国民新党、社民党公認候補です。
民主党には勢いがあります。赤松選対には、「民主党から立候補したい」という応募者が相次いでいるそうで、さらに13選挙区ほどで上積みして、全体の9割にあたる270選挙区で公認・推薦候補を立てたいようです。
まだ発表していませんが、私は300選挙区の今夏の情勢分析を終えています。「民主党・国民新党」のタンデムは、すでに過半数をうかがう勢いです。逆に言うと、これから擁立して勝てそうな選挙区は、東京都内、神奈川県内などにとどまっています。
例えば長崎2区に民主党公認・推薦候補を立てると、自民党現職をかわす可能性がありますが、この場合も自民党の古賀選対委員長が公認候補を差し替えれば、自民党新人が有利と思われます。
個人的には、民主党単独過半数を望みたいところですが、国民新党との相互協力は効果てきめんで、中国地方などで「民・国」は大躍進するもようです。
ですから、結果として民主党の議席数が241以上となっても、「民主党・国民新党」という枠組みは崩しようがありません。社民党も小選挙区では「民主党効果」を得ますから、選挙後は「民・社・国」という枠組みの政権になりそうです。
もちろん、自民党・公明党が効果的な2009年度予算原案をつくって、1月解散に踏みきった場合は、自公が政権を維持する可能性も高いです。
また、民主党は金城湯池の東海ブロックなどの比例で上滑ることもありえますので、日常活動の点検が必要です。
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民主「選挙区擁立」270に増加 都市部で力こぶ 次期衆院選 (MSN産経)
2008.8.5 23:16
民主党の小沢一郎代表が、大都市部を中心に次期衆院選の候補者擁立を急いでいる。年内の総選挙ムードが高まる中で、民主党からの立候補希望者も増えており、300選挙区で候補者を擁立する目標を、当初の250から270程度へ拡大する見通しだ。
民主党の赤松広隆選対委員長は5日の記者会見で、推薦を含む次期衆院選の民主党の擁立選挙区が257になったと発表した。勇退予定を除く現職は111で、新人、元職は134。もともと選対は擁立目標を250とし、15程度は与党候補が強力なため見送り、残り35は他の野党と選挙協力する方針だった。だが、厳しいとみられた選挙区でも立候補希望が寄せられ、地方組織からも「空けておくと全体の士気にかかわる」との声が出ていた。
小沢氏が力を入れるのが主戦場「大都市」だ。小沢氏は4日、連合東京幹部との会合で「東京は何といっても25(の選挙区が)ある。首都決戦だ。全部に候補を立てて勝利できるようお願いしたい」と訴えた。
小沢氏は7月末に、東京都連幹部に5つの空白区で候補者選定を急ぐよう指示。社民党との協力を模索した東京23区などでも調整が不調の場合に備え「自前候補者を急げと念を押した」(都連関係者)という。
小沢氏は7月28日、横浜市内の会見で「過半数を得るため(18選挙区ある)神奈川で必ず2けたの議席を獲得しなければならない。空白区をできるだけ早い機会に擁立したい」と述べた。神奈川4区や小泉純一郎元首相の同11区、社民党と調整中の同1区でも月内に候補を決める方針だ。
小沢氏は、他の野党との選挙協力も8月中にはまとめたい考えだ。6日の大阪入りでは、大阪10区で社民党の辻元清美氏の推薦を発表する見通しだ。
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5日、民主、社民党からそれぞれ推薦を受けた両党の候補は次の通り。
【民主党】山形1区=鹿野道彦▽山形2区=近藤洋介【社民党】秋田2区=山本喜代宏▽山形3区=吉泉秀男
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5日の常任幹事会で、次期衆院選の東京9区に元会社員木内孝胤(41)、同23区に元NGO事務局長櫛渕万里(40)、三重5区に会社役員藤田大助(31)の各氏の公認を内定した。いずれも新人。櫛渕氏の内定で東京23区の羽生和之氏の公認内定が取り消された。羽生氏が辞退したという。
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