福田首相(自民党総裁)が渡辺新党(改革クラブ、渡辺秀央党首・荒井広幸幹事長)との連携を表明しました。
首相官邸でのぶら下がりインタビューで、「わたしどもの政策と考え方を含めて、同じ方向であるならば協力していける。国会では、政策が合うのであれば力を合わせてやるのは当然だ」と述べました。
これは福田首相が自民党と渡辺新党と協力して、参院で法案審議を有利に進めようと企んでいることを示唆したものでしょう。渡辺新党が報道されてから数時間後のインタビューで「新党歓迎・協力示唆」をしたということは、福田さんは渡辺新党構想を事前に知っていた可能性が大きいです。
二階経産相、古賀選対委員長らが裏で動いていた可能性が指摘されています。渡辺氏ら五人組には「移籍金2億円」が用意されていたという未確認情報もあります。
また荒井さんは新党日本から離党するときに、田中康夫代表に「分党」を強く迫りました。これは「分党」なら荒井さんに政党助成金が振り込まれますが、「離党」だと政党助成金が受け取れないからです。田中代表は荒井さんに徹底的に抵抗したので、荒井さんはお金に困っていた可能性があります。
渡辺新党はあす、午後3時から憲政記念館で結党記者会見を開きます。しかし、5人組は政党要件ギリギリですから、1人でも欠けると新党構想は崩壊します。この5人組に税金が振り込まれるなんて悔しくないですか?主権者(国民)の投票行動が一切働かないところで、5人組の新党結成・与党入りに税金まで援助される。許せません。デモクラシーの危機です。
自民党総裁が渡辺新党をこれだけ歓迎しているということは、自民党は公明党との連立解消を目論んでいるのかもしれません。
渡辺新党の結成にウラでお金が動いたのではないか?これだけマネー不足の日本でそのお金はどこから調達したんでしょうか?福田首相は新党構想を事前に知っていたのではないか?
渡辺新党は臨時国会冒頭の争点のひとつとなってきました。
くどいですが、1人欠ければ、渡辺新党は潰せる、ということをもう一度指摘します。
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新党「同じ方向なら協力」=福田首相(時事通信) - goo ニュース
福田康夫首相は28日午後、渡辺秀央氏らが結成した新党について「わたしどもの政策と考え方を含めて、同じ方向であるならば協力していける。国会では、政策が合うのであれば力を合わせてやるのは当然だ」と述べた。新党結成を歓迎し、国会対応などでの連携に意欲を示したものだ。首相官邸で記者団の質問に答えた。
[荒井広幸参院議員を自民党に復党させてしまえば“渡辺新党”を潰せる]
【渡辺新党が「政党」になれるのは国会議員が5人以上だから】
「渡辺秀央新党」は、現時点の報道では政党要件を満たし、政党助成法の対象になります。
政党助成法の第2条は「政党の定義」を定めています。
政治資金規正法によって収支報告書の提出が義務づけられている「政治団体」の中で、「次の各号のいずれかに該当するもの」を「政党」としています。
①当該政治団体に所属する衆議院議員または参議院議員を5人以上有するもの
となっており、この第1号だけで、「新党」は政党要件を満たす、政党助成金の対象となります。
もう一つの政党要件は、
②一人以上の国会議員がいて、
かつ、直近の衆院選、直近の参院選、その一つ前の参院選(非改選組)の3つの国政選挙のいずれかの比例代表(ないしは選挙区)で、有効投票総数の2%以上の得票を得た政党です。
新党日本(田中康夫代表)、新党大地(鈴木宗男代表)はひとりしか国会議員がい ませんが、これは②の条件を満たしています。
【比例代表選出議員は他の名簿届け出制党に移れないが・・・】
公職選挙法「第99の2」は衆院比例代表選出議員が、名簿搭載された政党・政治団体(民主党)からその選挙での「他の名簿届け出政党・政治団体(このケースでは自民党など)」に所属した場合は、「当選を失う。」と明記しています。
そして、第99条の2の⑥号で「前各項の規定は、参議院(比例代表選出)議員の選挙における当選人について準用する」と定めています。
ですから、
民主党比例代表選出の渡辺秀央さん、大江康弘さんは自民党に移れません。
ところが、荒井広幸さんは第20回参院選で自民党比例代表で当選しています。松下新平さん、姫井由美子さんは選挙区で当選しています。
まとめると、
渡辺さん、大江さん→自民党に入党でない。
荒井さん、松下さん、姫井さん→自民党に入党できる。(荒井さんは“復党”)
先に述べたように政党要件は5人以上です。
政党助成法第2条と公職選挙法第99条の2を使うと、「分断工作」が可能になります。
荒井さんを自民党に入れてしまえば、「渡辺新党」は政党要件を得られず、政党助成金をもらえません。
この5人を分断することで、新党を潰すことは可能です。民主党執行部は「織り込み済み」などと言わないで、最後まで新党を潰しにかかるべきでしょう。さらに渡辺さん、大江さんを議員辞職に追い込み、比例名簿から1人ずつ(第20回、第21回参院選)繰り上げ当選させるべきです。
こんな目立ちたがり屋の政治家など子どもたちの教育にも悪いです。
国民のみんなの世論の力で、5人組を国会から追放しましょう。
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民主党の菅直人代表代行は28日の定例記者会見で、同党の3人の参院議員が離党届を提出する意向だという情報があると明かしました。
菅さんは大江康弘参院議員について「意見があわないから離党するのなら、民主党に議席を返すのが筋ではないか」と述べ、第21回参院選の得票からして、「大江君は個人名68、973票に加えて、政党名1,000,000票を得て当選した計算になる」と指摘しました。
菅さんは第19回参院選(2001年)で比例代表でトップ当選した大橋巨泉さんが、「50万人から個人名で入れてもらったが、もう半分(50万票)は民主党への投票だ」として民主党執行部との意見対立を議員辞職という決断で解決した例を引き合いに出しました。
菅さんは執行部で協議するとしましたが、少なくとも、大江議員に対して辞職を求めた発言ということになります。
↓菅さんの記者会見
(ビデオで見ることができます)
◇
報道によると、民主党の3人と無所属の2人をあわせた5人が新党をつくる意向のようです。5人の議員名は以下の通り。
民主党
渡辺秀央元郵政相(全国比例・元新潟選出衆院議員)
大江康弘さん(全国比例・元和歌山県議)
姫井由美子さん(岡山選挙区選出)
無所属
荒井広幸さん(全国比例・元福島選出衆院議員)
松下新平さん(宮崎選挙区=昨夏民主党を離党)
合計5人ですから、政党要件を満たして、政党助成金を得られる見通しです。
とはいえ、この人たちは目立ちたがり屋に過ぎません。
[サイン会でカメラマンに笑顔をふるまう姫井由美子さん]
[「こんな多くの拍手をいただいたのはきょうが初めて」]
伊吹自民党幹事長(当時)「あの子いいねえ」
二階総務会長(当時)「和歌山の星ですよ」※会話は架空です
[みのもんたさんの番組に呼ばれ、大いに語る]
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参院5人新党結成へ 民主の渡辺秀央氏・姫井由美子氏ら(朝日新聞) - goo ニュース
民主党や無所属の参院議員5人が、臨時国会開会前に新党を結成する方向で調整を進めていることが28日、わかった。29日に記者会見して表明する見通し。政界再編に向けた「受け皿政党」を狙った動きとみられる。参院の与野党逆転の状況は変わらない。
関係者によると、新党に参加が見込まれるのは民主党の渡辺秀央、大江康弘、姫井由美子、無所属の荒井広幸、松下新平の各参院議員。荒井氏は参院会派「自民党・無所属の会」に入っている。新党は与野党から中立で、党議拘束はかけない。参院に新会派もつくる考えだ。
太田農相の事務所費問題です。
福田首相が27日夜の記者団からのぶら下がりインタビューで、
Q.太田農相の事務所費問題を事前に把握して任命したか?
A.事務所費問題はいろいろな観点から問題がある。任命すると思いますか。
と答えました。
これに関しての報道は2つのとらえ方があるようです。
①事務所費問題を説明できなければ、太田農相を辞めさせる。
②内閣改造にあたっての太田誠一議員への“身体検査”が十分でなかった。
まず、今週中の課題としては、①のとらえ方が重要です。
しかし、9月12日からはじまる臨時国会では、②が重要です。これは福田首相の任命責任が問われるからです。首相の責任が「知りませんでした」では済みません。この場合は、内閣官房にある内閣情報調査室、内閣府に置かれた警察庁をはじめとする“警察ファミリー”が政権に対して非協力的な可能性があるからです。
中曽根首相が後藤田正晴さんを中曽根政権の最初と最後の内閣官房長官に採用したのは、後藤田さんが警察庁長官(官僚)出身だったからでしょう。後藤田さんは衆院議員になってからも警察ファミリーに大きな影響力を持ち続けました。宮沢首相は後藤田さんを副総理兼法相に据えました。法相は検察を監督します。東京地検特捜部長は法相の部下にあたります。
先日の読売新聞世論調査では「民主党に政権担当能力があると思いますか」との問いに55%の人が「思わない」と答えています。
しかし、世界の200か国の半数以上では、新政権の「政権担当能力」とは、警察と軍が大統領や首相に忠誠を誓った時点で、政権担当能力を持ったという意味になると私は考えています。
この辺は我が国が米軍(マッカーサー)の占領統治時代を除けば、70年近く、政党による政権交代を経験していないから、このような答えになると思います。
民主党の小沢代表は警察大臣にあたる「国家公安委員長」を中曽根内閣で経験していますし、自衛隊に関する政策にも強かった経験がありますから、「政権担当能力」は十分にあります。小沢さんが昨年11月に「民主党には政権担当能力がない」と発言したのは、「今のままでは衆議院選挙で過半数をとれない(=政権につけない)」という意味だと私は理解しています。
2007年以降、農相の「政治とカネ」に関する問題は、松岡さん、赤城さん、遠藤(武)さん、太田さんと4人目です。しかも松岡さん、赤城さん、太田さんの3人が「主たる事務所」に関する問題です。
これは教育・子育ての分野で言えば、「学習能力がない」という極めて深刻な問題です。
農業も、教育も、くらしも政治の根源的な問題です。
「君子は本を務む 本立ちて道生ず」(論語)といいます。福田首相の判断は政権に行き先を左右する重大な問題となってきました。
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疑惑晴れねば進退も 首相、農相に説明要請(共同通信) - goo ニュース
福田康夫首相は27日夜、太田誠一農相の事務所費問題を事前に把握していても任命したかと問われ「事務所費問題はいろいろな観点から問題がある。任命すると思いますか」と記者団に答えた。太田氏が架空計上などの疑惑を晴らせなければ、進退問題も含め厳正対処する考えをにじませた発言とみられる。ただ、「太田氏が説明すると言っている。結果を待ちたい」として事態を見極め最終判断する考えを示した。
ことしずっと高騰していたニューヨーク原油先物とシカゴ穀物先物がようやく安くなってきました。
これと国内でのクルマ離れがあいまって、9月のガソリン価格は前月比で5円程度安くなる見通しとなりました。
先物が安くなったのは、投機マネーがほかに流出したからです。ニューヨーク(NYMEX)とシカゴ(CME)の取引所は運営会社の合併を決めました。市場はそのまま存続します。世界を混乱させたあげく、下向きになったら、すぐに会社を合併して体力強化。腹が立ちますが、これが資本主義です・・・。
ただ、食料に関しては国内メーカーが消費者への価格転嫁を控えてきたので、9月も一部商品が値上がり、全体の値下げはもうしばらく先です。
民主党の逢坂誠二さん(比例・北海道8区)は、毎朝のメールマガジン「逢坂誠二の徒然日記」第749(8月28日)号に次のように記しました。
(引用はじめ)
昨日も函館市内を歩き回っています。
その中で、多くの皆さんから、生活、仕事など、あらゆる分野での厳しさを指摘されます。
それは燃油高だけの問題ではなく、社会保障や医療、教育などに対する不安や不満に起因することが多いようです。
「とにかくあらゆる分野が厳しいのだが、どこから手を着けるべきか…、逢坂さん、大変だよ」。ある方から、こんな話をされました。現下の窮状を救う処方箋をどう書くか…、日本の政治が正念場を迎えています。
(引用おわり)
民主党は、年金(最低保障年金、年金通帳・・・)、農業(戸別所得補償)、子育て(こども手当)など世直しのメニュー(マニフェスト)を用意しています。しかし、選挙が先に延びるほど、厳しい状況からスタートしなければならなくなります。
「社会」とは、単純計算で、1年経つと、50人に1人が入れ替わります。国民の直近の意思(逆転の夏)から1年が過ぎました。福田首相は9月12日の臨時国会初日にでも解散すべきなのです。総理の部下である、霞が関の官僚の多くも、補正予算編成にあたりながら、心の中ではそう思っていることでしょう。
鳩山幹事長が26日、東京都内のコミュニティFMに出演し、“星野ジャパン”こと北京五輪(8月8日~8月24日)の野球代表を「何なんだあれは」と批判しました。夕刊フジが報じています。
「最近、腹が立ったことはなんですか?」との質問に対して、鳩山さんは全員プロ選手で固めながら4位に終わった野球代表について「国旗を背負って勝利をつかむためなら、調子のいい投手を連投させてもいいのに、それをやらなかった」と責任者である星野仙一監督の采配に疑問をぶつけました。
投手(トウシュ)つながりで党首(代表)の話になり、「小沢トウシュは捕手(=鳩山幹事長)のサインが全然見えないこともある」として、「いろいろあったけど、バッテリーで合わないことを何回か経験するとその後、信頼関係が生まれる。人生ってそういうものだ」と大人の気配りを見せました。
2008年では、日銀総裁人事で、小沢代表と鳩山幹事長が政権交代後の財務省との関係を重視し、同省出身者の総裁就任を認めることで合意しながら、小沢代表が一転したことがありました。しかし、財務省事務次官→日銀副総裁→日銀総裁という天下りコースのひとつを断ったことは、「逆転国会(ねじれ国会)の成果」と評価する声が大勢を占めるようになっています。
おかげさまでベスト10を維持しています。
「政権交代=二大政党制」で「今日よりも良い日本へ!」と思う方は・・・
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