24日付の日経新聞政治面の名物コラム「風見鶏」は
民主党茨城1区総支部長の
福島伸享(ふくしま・のぶゆき)さんの日常活動を紹介しました。
毎週(日)掲載の「風見鶏」が野党(政権準備政党)の新人の日常活動を地元まで取材に行って取り扱ったのは初めてだと思います。
執筆者は西田睦美さん。私が橋本総理番をしていたときの鬼デスクで、新聞労連・日経労組の執行委員長をつとめ、現在は論説委員会で無署名で社説を書きながら、政治部編集委員として「風見鶏」を担当しています。
論説副委員長だった金指正雄さん(前学習院大学教授)、田勢康弘さん(早大客員教授)も長く「風見鶏」を書きました。
西田さんは中曽根総理番をしていた政治記者。自民党小派閥の会長ながら、5年間総理をやった中曽根さんのあだ名はズバリ「政界の風見鶏」。日経の「風見鶏」も少しずつ民主党を向いてきたようです。見出しは「2008年夏の田の草取り」。
コラムでは「福島さんは、毎日のように水戸市(の事務所)から西部の農村地帯に出かけ、自ら運転するクルマに積んだ自転車で200軒を訪ねる日課を繰り返している」と紹介。
地元町議と訪問した地域の有力者に言われた話として、「今の政治状況は江戸幕府の末期みたいなものだろう。(略)自民党王国の茨城でも1区が変われば(1区~7区まで)雪崩を打つかもしれない」。
自民党の最有力支持者だった中小企業社長、不動産屋さんといったオピニオン・リーダーの考え方が変わってきているようです。
「
日本の価値が下がる→
茨城の価値が下がる→
自分の価値が下がる」
という明快な理論で「
政権交代が必要だ」との考えに舵を取るオピニオン・リーダーが続出。オピニオン・リーダーの声は倍々ゲームで地域に広がっていきます。しかも、自民党の最有力支持者ほど、声が大きい傾向があるそうです。
福島さんによると、茨城1区には100戸単位の農村集落が多いということで、自転車で集落ごとに回っています。集落丸ごと“オピニオン”が変わってきているところが出てきているようです。「最終的にどのような(投票)行動になるかは最後(投票日)まで分からない」という福島さんですが、風は肌身で感じているとのこと。
農村部の集落を中心に回る福島さん。農村部は自民党現職(元農相)の地元です。一方、福島さんは水戸市出身なので、川上(農村部)をしっかり固めて、川下(都市部)への流れをしっかりつくろうという戦略・戦術のようです。
とはいえ、「支持が増えているのは肌身で感じているが、具体的にどのような結果になるかはまだみえない」と福島さん。“実りの秋”が早く来ればいいですが・・・解散がいつになるかは分かりません。これだけ頑張っている若い総支部長を育てるのも国民のひとつの“義務”だと私は思うのですが。
おかげさまでベスト10を維持しています。
「政権交代=二大政党制」で「今日よりも良い日本へ!」と思う方は・・・
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ちなみに福島さんの弟は、日本を代表する新聞社の海外特派員です。学生時代、「イランを一人で歩いて、日が暮れたらホームステイ先を探す」という旅の思い出を聞いて、私は大いに触発されました。
「福島のぶゆきさんって人、あのフクシマの兄貴だよ」と同級生から聞いた私は、「ああ、アイツのお兄さんなら(政治家として)大丈夫だね」と話し合いました。
兄弟そろって日本のために活躍してほしいです。