文藝春秋2008年9月号に寄せた岡田論文『小沢さんと私は違う 政権奪取宣言』を読んで、私は自分自身の不明を恥じました。
岡田論文を読む直前に、「第45回衆院総選挙の争点は何か?」と問われたら、私は年金(最低保障年金)、農業(農業者戸別所得補償)、ガソリン(暫定税率廃止)と答えていたでしょう。
しかし、岡田論文を読んで、それを上回る大前提を再確認しました。
「第45回衆院総選挙の争点は?」「政権交代ある政治システムを日本に確立すること」に決まっています。私は何をうっかりしていたのでしょう。当たり前すぎて、ついうっかりしそうでしたが、そんなの許されませんね。マニフェストをそれを補強するためだけにあるわけで、「政権交代=二大政党制」そのものがすべての争点に優先するというところで軸がぶれてはいけないと自戒しました。
岡田論文は次のように説明します。
(部分引用はじめ)
インタビューではよく「なぜ今、政権交代が必要なんでしょうか?」と聞かれますが、その問いかけそのものが、民主主義を否定していると思うのです。言うまでもなく、政権交代ある政治が議会制民主主義の前提です。ところが、この国においては1995年の結党以来、細川・羽田両政権の11ヶ月間を除き、ずっと自由民主党が与党の座を占めてきた。それ自体が異常なことなのです。
その結果、族議員が跋扈し、政・官・財が様々なしがらみ、既得権益によってがっちりと絡み合い、身動きがとれない状況に陥ってしまった。こうした癒着を断ち切り、政策を大きく転換するためには、政権交代が絶対に必要なのです。
(部分引用おわり)
このように軸がしっかりした政治家を持てた国民は幸せです。
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