宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

第45回総選挙の最大の争点

2008年08月14日 21時22分06秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 本質論=岡田克也。

 文藝春秋2008年9月号に寄せた岡田論文『小沢さんと私は違う 政権奪取宣言』を読んで、私は自分自身の不明を恥じました。

 岡田論文を読む直前に、「第45回衆院総選挙の争点は何か?」と問われたら、私は年金(最低保障年金)、農業(農業者戸別所得補償)、ガソリン(暫定税率廃止)と答えていたでしょう。

 しかし、岡田論文を読んで、それを上回る大前提を再確認しました。

 「第45回衆院総選挙の争点は?」「政権交代ある政治システムを日本に確立すること」に決まっています。私は何をうっかりしていたのでしょう。当たり前すぎて、ついうっかりしそうでしたが、そんなの許されませんね。マニフェストをそれを補強するためだけにあるわけで、「政権交代=二大政党制」そのものがすべての争点に優先するというところで軸がぶれてはいけないと自戒しました。

 岡田論文は次のように説明します。

(部分引用はじめ)

 インタビューではよく「なぜ今、政権交代が必要なんでしょうか?」と聞かれますが、その問いかけそのものが、民主主義を否定していると思うのです。言うまでもなく、政権交代ある政治が議会制民主主義の前提です。ところが、この国においては1995年の結党以来、細川・羽田両政権の11ヶ月間を除き、ずっと自由民主党が与党の座を占めてきた。それ自体が異常なことなのです。

 その結果、族議員が跋扈し、政・官・財が様々なしがらみ、既得権益によってがっちりと絡み合い、身動きがとれない状況に陥ってしまった。こうした癒着を断ち切り、政策を大きく転換するためには、政権交代が絶対に必要なのです。

(部分引用おわり)

 このように軸がしっかりした政治家を持てた国民は幸せです。

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tag Nobuyuki Miyazaki kokkai-blog DPJ LDP Japan Politics,Election

民主党総支部長が多摩川で犬を救う 藤田憲彦さん(東京4区)

2008年08月14日 14時04分23秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代


 民主党東京都第4区総支部長の藤田憲彦さんが東京都・神奈川県境の多摩川河川敷で脚が引っかかり動けなくなっていた犬を助けていたことが14日、明らかになりました。

 藤田さんが犬を助けたのは8月10日日曜日の午後5時25分ごろ。藤田さんは大田区の多摩川沿いに数分、街宣車を置いて、ミニ遊説をしていました。そこに自分の飼い犬を連れて散歩していた50歳前後の女性が藤田さんに助けを求めてきました。

 女性の指さす方向を見ると、対岸の神奈川県川崎市中原区の河川敷で、白い犬が水際のアシにひっかかり、水面を叩きながら、ほえて助けを求めていました。この付近では、川幅は200メートルほどありますが、犬の周りに数人が集まっていたので、対岸から状況がよく把握できたようです。



[大田区側から見た多摩川河川敷(対岸は川崎市)。右は多摩川大橋(国道1号線)、左手が東京湾方面になる]

 藤田さんは、ケータイを使い、川崎市消防局の電話番号を検索し、通報しました。ちなみにその遊説場所から「119」をかけると、東京消防庁につながってしまったでしょう。

 川崎市消防局は事情を聞き、出動。藤田さんは女性に連絡先と名刺を渡し、消防にも連絡先を教え、次の遊説場所に向かいました。消防局は通報からおよそ55分後に犬を救出しました。

 犬には鎖がついていたそうで、消防が預かり、飼い主を捜すことになりました。事情は分かりませんが、飼い主はしっかりしてほしいものです。

 藤田さんは「犬の鳴き声が不安そうだったので、速やかな対応が必要だと判断した」と話しています。

恒三さんが野田佳彦さんと話し合い

2008年08月14日 10時45分54秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 民主党(DPJ)の渡部恒三・最高顧問(75)と野田佳彦・広報委員長(51)が13日、お盆で閑散とする国会内で会談しました。読売新聞が報じました。

 会談の内容は明らかになっていませんが、9月7日告示・21日投開票の民主党代表選について話し合ったのでしょう。

 恒三さんは、読売のインタビューでも野田さんを「演説がうまく、若手に人望がある」として、岡田克也さん、古川元久さんらとともに将来の民主党代表(首相)候補の一人に上げています。野田さんは「花斉会」という派閥の会長で、松下政経塾・1期生として党内に影響力があります。

 恒三さんは今週のTBS「時事放談」で「無競争で小沢さんになるのかもしれないが、それはそれで結構だ」と述べましたが、昨日の会談で野田さんにどのようにアドバイスをしたかは分かりません。長老と中堅がざっくばらんにサシで意見交換する姿は自民党ではあまり見られません。現在の民主党が老・壮・青のバランスがとれた良い雰囲気であることを示しています。若手はもっとやんちゃでもいいと思いますが。

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tag Democratic Party of Japan(DPJ)

公明党内に「参院で補正予算否決→解散」案が浮上

2008年08月14日 10時42分00秒 | 第170臨時会(2008年9月~12月)麻生兵糧攻め



 自民党の幹事長に麻生太郎さんが就任した直後から、公明党の発言力が一気に強まりました。麻生幹事長、古賀選対委員長はかつてから公明党と関係が深いと言われていました。1年前の安倍改造内閣で、遠藤武彦農相を麻生幹事長=与謝野官房長官コンビが安倍総理不在で更迭したのを連想させる状況です。

 ①麻生幹事長と太田代表&北側幹事長が政策を決める→②官邸に上げる→③福田総理が承認する--というのが現在の政策形成過程です。麻生=太田&北側会談には国対委員長、政調会長が同席するという形式まで整いつつあります。

 さて、公明党内に、9月大型補正予算案が衆院を通過→参院で審議→参院で否決となったタイミングで解散をするというアイディアが浮上しているようです。

 1兆円以上の補正予算案ですので、「組むのに4週間以上かかる」(自民党)との声があります。このため170臨時国会は9月下旬召集という案が有力になりつつあります。衆院通過後、参院に送付。参院予算委員長は自民党であることを考慮すると、参院での否決は10月中旬~下旬になるでしょう。

 10月解散の可能性が出てきました。

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政府・与党、補正予算案提出へ…臨時国会召集は9月下旬軸に(読売新聞) - goo ニュース


小沢代表、裁判員制度見直しを示唆

2008年08月14日 10時18分25秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 民主党の小沢一郎代表と鳩山由紀夫幹事長は13日夜、居酒屋でイッパイやりながら話し合いました。小沢代表は、解散が早まる可能性を指摘し、鳩山幹事長に小選挙区の総支部長に「もっと歩けと指示してほしい」と伝えたそうです。

 NHKニュース「おはよう日本」によると、小沢さんと鳩山さんは、法務省&検察が来年5月の導入を急ぐ「裁判員制度」に関してもフランクに議論。小沢さんは「日本にはそぐわない面もあり、衆議院選挙を経て民主党が政権を取ったあとに、制度のあり方をもう一度考えていきたい」と語りました。

 衆院議員の任期満了は来年9月ですが、その前に解散し、第45回総選挙で主権者が民主党・国民新党・社民党に過半数の241議席以上を与えたときには、同制度を見直す考えを示唆したようです。ただし、当ブログでもたびたび指摘していますが、小沢一郎のこの手の発言はぶれやすいので、関係者はあまり額面どおり、発言を受け止めないほうがいいと思います。

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小沢代表 選挙準備加速を指示(NHKニュース)

民主党の小沢代表は13日夜、鳩山幹事長と会談し、福田総理大臣の政権運営は行き詰まっており、早ければ次の臨時国会の会期中に衆議院が解散されることもありうるとして、選挙に向けた準備を加速させるよう指示しました。

この中で、小沢代表は「福田内閣は、あらゆる面で政権の体をなしておらず、行き詰まっている。ことしじゅうに衆議院の解散・総選挙が行われる可能性はより高まっており、次の臨時国会の会期中に解散することも十分にありうる」と述べました。そのうえで、小沢代表は「選挙区によっては、候補者の準備が十分でないところも多いが、来月中にも、党としての1次公認候補者を発表できるようにする。また、社民党など他党との選挙協力についても、『真に強い候補の擁立』を大前提に、調整を急ぎたい」として、鳩山幹事長に衆議院選挙に向けた準備を加速させるよう指示しました。また、会談では、来年5月に導入される裁判員制度についても意見が交わされ、小沢代表は「日本にはそぐわない面もあり、衆議院選挙を経て民主党が政権を取ったあとに、制度のあり方をもう一度考えていきたい」と述べました。

DPJ Japanese PM Prime Minister, Ichiro Ozawa