[写真]民主党参院議員の大塚耕平さん
きょうのNHK日曜討論の9時半頃、大塚耕平さんが一筆書きのように構図を示してくれました。「
自民党の考え方は経済が良くなれば生活が良くなる。
民主党の考え方は生活が良くなれば経済が良くなる。
発想のベクトルが違うんですよ」
全く同感。
自民党はいまだに外需頼み、民主党は内需回復を優先していると言い換えてもいいでしょう。
なんでも世界のクルマ市場では、トヨタ自動車「プリウス」とホンダ「インサイト」のハイブリッド車対決が話題を席巻しているようで、どっちが勝とうが日本勢ですから頼もしい限りですが、こんなのは稀な話。
私は昨年、当ブログ独自の第1回新語大賞ということで、「ガソリン値下げ隊」を選び、代表者として川内博史さん(鹿児島1区)を表彰させて頂きました。
2009年の新語大賞は現時点では、「貿易赤字」かなあ。貿易赤字という言葉は日本語にありませんでした。「貿易黒字が前年同月比30%減、大変だ~!」というのがわが国の経済であり、1980年代には米国から「貿易黒字の削減目標」を突き付けられるという、“温暖化ガス扱い”でした。役所言葉としての「貿易収支」はあっても、「貿易赤字」なんてことを言う奴はいなかった。それが明治維新の殖産興業・富国強兵政策以来の日本経済・・・でした(過去形)。
新語「貿易赤字」はあまり流行してほしくありませんが、これは発想の一からの転換で解決するしかない。だから、政権交代するしかないでしょう。で、政府がちゃんとしていれば、内需というのは必ず底を打ちます。極端なデフレと人口減がなければ、必ず内需というのは回復してくるはずです。だって、お米を買うのも内需なんですから。
枝野幸男さん(埼玉5区)が「規制強化が景気回復につながる」と主張していますよね。ある総支部長と話していたら、この“枝野理論”を批判していましたが、私は枝野理論はおもしろいと思います。
まあ、経済の話というのは書き出すと面白くてたまらないのですが、この辺にします。正直言って、経済や金融というのは、専門的なようで、民主党の部門会議や国会の委員会を聞いていると、経済通でないベテランが、なんとか必死に発言しているのと、分かります。多様な人材を集めた、いわば日本社会の縮図である、民主党の300総支部長もしかりだと思います。でも大丈夫です。
けさの大塚さんのフレーズは、意味が分からなくても、声に出してみて恥はかかない。私が保証します、だいじょーぶです。
自民党は経済がよくなれば生活がよくなる。
民主党は生活がよくなれば経済がよくなる。
発想が違うんですよ!発想が!