解散後、“姫刺客”への関心が増えていて、当ブログにも、「山尾志桜里」「山尾志桜里 アニー」というキーワードで連日30人前後が来ています。
愛知7区の山尾志桜里(山尾しおり)さん、新聞標記の関係で、「山尾志桜里」さんでの検索が圧倒的に多いので、当ブログも「山尾志桜里」さんの標記をメーンにしたいと思います。
20日付日刊スポーツは「注目選挙区 初代Annieつじ立ち連呼 東大→検察官 民主・山尾氏 愛知7区舞台に立つ」の見出し。
名前にあやかったんでしょう、桜(サクラ)柄の浴衣姿で握手する山尾候補の大きな写真と、小6・中1の「初代アニー時代の山尾さんの写真(日テレ)」、そして、ハンドマイクを持ち本人タスキをかける公示前と思われる辻立ち姿が載っています。
記事では、「愛知7区は事実上、民主vs自民の一騎打ちだ」としたうえで、初代アニー→東大法学部卒→元検事の華麗な経歴を紹介。
かねがね、芸能界→東大法学部という経緯が気になっていたのですが、記事によると、山尾さんは映画版「アニー」を見て感動し、日テレ製作の舞台のオーディションに応募。小6・中1の2年間、初代アニーになり、芸能活動はそれだけだったようです。ウィキペディアの情報では、東京の私立小4年生のときに通っていた英語学校のアマチュアミュージカル「アニー」で主役を演じていたそうで、これがきっかけだったようです。
山尾候補は、東大法学部在学中に“被害者とともに泣く検察”という言葉にグッと来て、司法試験を志したそうです。
私が首相番をしていたころ、山一証券廃業・北海道拓殖銀行破たんに続き、「大蔵省・日銀接待疑惑(ノーパンしゃぶしゃぶ)事件」が発生し、大蔵省の大臣・次官、日銀の総裁・副総裁のクビがいっぺんに飛ぶという、おそらく金融行政史上最悪のできごとがありました。このとき、大蔵大臣をリリーフしたのは松永光さんという人でした。物静かな手堅い人物で、けっして実力者ではありませんでしたが、橋本龍太郎首相は「検察官出身である」、「経済閣僚の通産大臣の経験もある」ということで、松永氏を起用しました。実際のところ、松永氏の検察官経験は1年弱しかなかったようなのですが、そのことを記者から指摘されても、首相は「元検察官が大蔵省を不祥事から建て直す」というメッセージで押し切り、世論の支持を得ました。
芸能界にも立派な人がいます。とはいえ、やはりヤッちゃんが幅を利かす社会。民主党愛知7区総支部は、小林憲司元議員が覚醒剤所持で逮捕されるという不祥事がありました。日刊スポーツは、「(山尾候補は)『まだまだこれからです』と言うが、一時は党の信頼が揺らぎ、支援者が離れていった選挙区で手応えを感じている」とリポートしてくれています。
がんばれ!!
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初代「アニー」の元検事が民主党から出馬へ 愛知7区(2007年12月13日付)
民主党山尾しおり・みなさんへご挨拶~日々の活動と政策提言
http://www.youtube.com/watch?v=ggsYoif_-NM
民主党山尾しおり政策動画1/4「政権交代に向けて」
http://www.youtube.com/watch?v=Rl7hoC0JwkM
初代アニー民主・山尾氏つじ立ち後は連呼 - 政治ニュース : nikkansports.com
愛知7区は事実上、民主VS自民の一騎打ちだ。民主党の新人山尾志桜里氏(35)は、ミュージカル「アニー」の初代アニー役を務め、東大法学部卒の元検事。対する自民党前職の鈴木淳司氏(51)は「落下傘には負けない。桶狭間の戦いだ」と地元出身をアピールする。選挙区の豊明市には桶狭間古戦場がある。
山尾氏は近くに今川義元の墓がある沓掛地区の交差点でマイクを握った。車の中から手を振る多くの男性に「ありがとうございます。頑張ります」とガッツポーズと笑顔で応える。つじ立ち後は住宅地などをくまなく回り「無駄遣いしてきた当事者に無駄はなくせません。官僚とのしがらみを断ち切ります」と連呼。人を見つけると、笑顔で駆け寄り支持を訴える。年配女性は「娘みたいだ」と話した。
山尾氏は映画版「アニー」を見て感動し、ミュージカル「アニー」のオーディションに応募。小6から中1の2年間、初代アニー役を務めた。その後、芸能界には進まず、人の役に立ちたいと東大法学部へ進学。在学中「被害者とともに泣く検察」の言葉をきっかけに司法試験を目指し、検察官になった。東京地検を皮切りに名古屋地検岡崎支部を歴任するも、社会に希望を持てない人が犯罪に走る現実に、世の中を根本から変えたいと政治家を目指した。
「元検察官として、この選挙区の公募に応じました」。覚せい剤所持容疑で逮捕された元民主党候補の地盤でマイナスからのスタートを選んだ。公募に合格した07年12月から瀬戸市に居を構え、つじ立ち、飛び込みでのポスター張りを行ってきた。夕暮れ時になると「桜柄の浴衣」に着替え、地域の盆踊り会場へ飛び入り参加する。これまでに大小合わせて約40の夏祭り会場に足を運び、最近では逆に握手を求められる人気ぶり。本人は「まだまだこれからです」と言うが、一時は党の信頼が揺らぎ、支援者が離れていった選挙区で手応えを感じている。【鈴木健司】