【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

鳩山由紀夫代表、大阪16区で最後のお願いスタート、「8月30日を節目に」

2009年08月29日 16時26分06秒 | 森山浩行 大阪16区

[写真]大阪16区の堺東駅前で最後のお願いをスタートした鳩山由紀夫代表

 民主党の鳩山由紀夫代表は、選挙戦最終日(29日)の遊説を大阪16区からスタートしました。公明党幹事長との厳しい闘いを続ける森山浩行候補を従え、「古い政治をこのまま続けるのか、新しい政治の扉を切り開くのか。その選択の選挙だ」と有権者に訴えました。

 「歴史上初めて、1票で大きく政治の流れを作り出すことができる選挙」「力を与えて下さい」と述べ、仁徳陵古墳があり、千利休のもとに大名が足繁く通った、誇り高き自由都市・堺のみなさんに歴史の証人、歴史の作り手になっていただくよう求め、森山浩行候補への最後の支持、支援をお願いしました。

【09衆院選】鳩山氏、堺から遊説スタート - MSN産経ニュース

 民主党の鳩山由紀夫代表は選挙戦最終日の29日、堺市から遊説をスタートさせた。大阪府内計5カ所で街頭演説し、夜には東京・池袋で「最後の訴え」を行う。

 鳩山氏は南海堺東駅前での街頭演説で、「古い政治をこのまま続けるのか、新しい政治の扉を切り開くのか。その選択の選挙だ」と強調した。その上で「『8月30日を節目に『日本の政治の歴史が本当に変わった』と必ず言っていただけるような政治を、民主党は何としても作り上げていく」と訴えた。


◎自民党支持者の「比例区は公明党に投票」はわずか7% 

2009年08月29日 01時12分40秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 写真=写りの関係で2枚の写真を貼り合わせてあります。

 朝日新聞編集委員は28日夜、CS「朝日ニュースター」の番組「ニュースの深層」に出演し、朝日新聞が実施している期日前投票所での出口調査で、自民党支持者のうち、公明党に投票した、と答えた人が7%にとどまっているという調査結果を紹介しました。

 朝日新聞編集委員は具体的な選挙区の当落を左右する情報は明らかにできないとしたうえで、個別選挙区の当落を左右しない情報ということで、これだけパネルを使って、さわりを紹介しました。

 「支持なし層(無党派層)」でも、5%は公明党に投票しており、自民支持層の7%とほとんど変わりありません。

 小選挙区の自民党公認候補は、「比例は公明へ」と呼び掛けているとされてきましたが、それはうわべだけの話で、現場ではまったく働きかけをしていない可能性があります。

【追記 2009-8-29 10:30】

 公明党幹部が29日付朝日新聞に出した広告では、「連立与党統一候補者」という大きな文字が書かれていました。

 


午後8時で終わりじゃない、午後11時59分まで選挙運動はできますよ!

2009年08月29日 00時00分00秒 | 大縄跳びの内側から

 選挙運動最終日ですが、午後8時以降でも、深夜0時前なら選挙運動ができます。午後8時までというのは拡声器の利用の規制です。拡声器無しでも、気勢を上げながら路上を練り歩くことはできません。

 ですが、候補者がたすきをしたまま路上で声がけすることは問題ありません。サクラを動員しての、路上に椅子を置いての地声での政談演説会はムリ。午後8時~11時59分59秒までに、電話、FB、Line、Twitterで投票依頼してもかまいません。土曜日の夜ですから、まだ声をかけていない人に電話したり、路上で声をかけたり、囲碁センターやスポーツクラブで声をかけたりすることは公選法上まったく問題ありません。街宣車(宣車)の看板を見て、手を振ってくれる人に、手を振り返すのは当然ですが、あまり派手にもできません。

 公選法129条は「選挙運動は立候補届出日から投票日の前日まででなければ、することができない」という趣旨のことを定めています。

 統一地方選で、ある組織政党のT候補が投票前日の午後11時ごろ、駅前にタスキをしたまま、地声で「お帰りなさい」とあいさつしていました。T候補は自分の住まいの隣りで街宣車をよく見かけました。私はその人に、その組織政党の地域割りはどうなっているのですか?と聞くと、ていねいに答えてくれ、握手してくれました。開票結果はT候補が私の地元のO候補を300票上回りました。ネットで確認すると、その前回の選挙ではわずか5票差という見事な票割りでしたが、最終日に4時間、駅前に一人で立ったから、300票多く入ったのでしょう。

 任期4年間の中のわずか4時間ぐらい駅前に立てばいいのにと思います。その組織政党は、私の支持政党ではありませんから、投票はしませんでしたが、今でも自転車で隣町を走っていて、T議員の立て看板を見ると「あのときのT議員だな」と思い出します。地元のO議員は見たことがありません。

 もちろんキツイ選挙戦でしたから、無理は避けてください。とはいえ、後悔することがないようにしてください。元気な方、不完全燃焼である方は、ぜひ歴史の証人になるために、歴史の作り手になるために、一人でいいから、選挙区外でいいから電話してみてください。政権交代へ一歩踏み出す勇気を持てば、政治を自分の手に取り戻すことができます。

 あすも投票締め切り(午後8時が通例)までは、投票所に行ったかどうかの確認と、クルマで送ったり、付き添いしたりできます。

 しっかりと、きっちりと、しあげましょう!

 未来のために。