陣営に派遣されている参院議員秘書は多少第三者的な視点を持っていますが、「(自公は)そこまで余裕がないでしょう」と語っています。自公の嫌がらせは各種団体の会長に「事務所ビルに民主党のポスターを張るな」といった締め付けに集中しているようです。
自民党支持者の高齢化と公明党(創価学会)員の貧困化が影響しているものとみられます。
自民党閣僚の夫人が相手陣営の演説会の偵察に現れたことも確認されています。もちろん逆風による危機感があるわけですが、候補者夫人が後援会員の偵察を信用できないという心理も見て取れると思います。
前職の候補予定者は、「怖いほど反応がいい」としています。演説会場などで過去に経験したことがない高い期待感に接して、それが具体的な票に結びつくかどうかという「怖さ」を感じているようです。中には政権の中枢として自分がやっていけるかどうか、言いしれぬ緊張感を感じているベテラン・中堅もいるのかもしれません。
もっと具体的に、目に見える励ましをすることが私たち有権者(主権者)に必要なのかもしれません。
きょうを含めて公示まで15日間です。投票日まで27日間です。投票日を含めると、28日間・4週間です。これからは「政権交代への意思の確認作業」ということになってきそうです。
電車内で偶然出会った旧知の自民党本部職員が、私が最寄り駅で降りる仕度をし始めるのを見るやいなや、「8月に潮目が変わることはあるかな?」と悲愴な表情で質問してきましたが、私は「ないでしょう」と断言しました。が、これは自民党へのけん制の意味もあり、絶対的な確信はありません。「選挙が終わったらまた仲良くしましょう」と付け加えて帰りました。
民主党前職に「選挙が終わってからも、もっと話を聞いて欲しい」「こうした意見交換の場をもっと設けてほしい」という声が寄せられました。「政治を国民(自分)の手に取り戻す」ことへの要望・期待です。
選挙に負けないこと。それは、政権交代の先にある、デモクラシーの新しい仕組み作り。それが“地殻変動”に対する唯一のこたえでしょう。