東海道本線の国府津(こうづ)という駅のすぐ近くの海に来てみました。夏休みももうすぐ終わりですね。7月21日解散~8月30日投票~8月31日未明開票確定へという夏休みのような日程。
さてこの写真の奥手はちょうど東京湾・相模湾から見て真東になります。ことしからちょうど150年前、この海を渡って、日本にデモクラシーがやってきました。
それから150年、歴史的な夏を迎えようとしています。
私たちの議会制デモクラシーは若くて幼くて未熟だけど、日本は私たちの国ですから、私たちのペースで歩んでいけばいいのです。
私にとって、議会制デモクラシーとは二大政党制です。どれだけ異論があろうが、私にとって議会制デモクラシーはすなわち二大政党制であり、二大政党制とはすなわちデモクラシーである。もちろん自治体は別です。
政権交代ある政治の必要性には日本中の多くの方々が感じ取ってくださっているという確かな手ごたえを感じます。しかし、まだまだ二大政党制デモクラシーの定着には十数年はかかりそうです。
もうひとつ、私が確かな手ごたえを感じているのは、多くのみなさんが「政治は自分の手で変えられる」と感じておられることです。今までは政治と距離を置く事なかれ主義が経済的な成功につながると信じている人が多かったですが、政治に物を言わないことは経済的な滅亡につながることに感づかれた方が多いようです。
私もブログで決して楽観的なことを書かないように、必死に必死に引き締めるわけですが、その引き締めが必要だということも含めて、多くの有権者(主権者)が政治に参加するようになっています。
とはいえ、政権交代ブームなど起きていませんし、鳩山代表の言う「歴史的な夏」「革命的な政権交代」はおきません。そこまで余裕がないし、多くの方が4年前までの自分の有権者としての判断ミスが心につっかえている。
失ったものはあまりに大きすぎます。
とはいえ、太平洋、私たち人間はすべてもともとは海にいましたが、太平洋は次々と波に乗ってミネラルをこの岸に運んでくれています。
海の幸と山の幸を大事にし、自然と共生し、お天道様と一緒におきて、一緒に眠る生活にかえれば、日本は必ずよみがえります。
夏休みの終わりは政権交代の夏。政権交代の夏は日本の夜明け。日本の夜明けはデモクラシーの夜明け。
二大政党制の完成を考えると、まだまだ遠き道程ですが、私はいま確かな手ごたえをもって、落ち着いて、審判の日を迎えることができそうです。
さあ、あと3日間。政権交代へ半歩だけ踏み出している人の背中を押しましょう。私たちは公務員の家来ではない。輝いていた日本へもう一度、歩き出しましょう。
ぜひ自民党さんにも良きライバルとして切磋琢磨、政策論争に明け暮れ、悔いのない選挙を作り上げていただきたく存じます。
さて静岡3区を出発し、東に向かいます。
隊長は公示前にトカラ列島全島を回りましたが、けさの報道などによると保岡元法相が「肉薄」しているようです。私も鹿児島に行きたかったのですが、航空運賃があまりに高くて断念した経緯があります。
政権交代に絶対不可欠な川内隊長に力を!
http://www.youtube.com/watch?v=WxZ3_A9s7KU
2009衆院選かごしま:1区 自民・民主、前職せめぎ合い /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)
◇離島でも激戦の渦
衆院選(18日公示、30日投開票)で、自民の保岡興治氏(70)と民主の川内博史氏(47)の前職対決が軸となる鹿児島1区。激戦の渦は、人口数十人の島々にまで及んでいる。各島の集落には競うように両党の広報板(ポスター)が張られ、「国政ではかつてない激しさ」(島民)。川内氏が昨秋以降、2度も三島村、十島村(トカラ列島)の各島を巡り、保岡陣営が警戒を強めるなどせめぎ合いが続く。【福岡静哉】
三島村と十島村の有権者は計846人(6月2日現在)。1区全体の有権者に占める割合は、わずか0・25%だ。
川内氏は11、12日、チャーターしたヘリで三島、十島両村の有人島10島をすべて回り、街頭演説やポスター張りなどで支持を呼び掛けた。解散が予想された昨秋以降、2度目の「遠征」だった。
川内陣営幹部は、離島巡りの狙いを「川上作戦」と解説する。小沢一郎代表代行の持論で、川下(の都市部)でなく、川上(の農山村など)から支持呼びかけをせよという運動論。07年の参院選で、民主が「1人区」を制した原動力とされ、自民党支持基盤の切り崩しが狙いの一つだ。
保岡陣営も「(両村は)今回は接戦になりそうだ」と危機感を抱く。
「これほど頻繁にトカラ(列島)に入る衆院議員は初めてだ」。ある自民県議は川内氏の動きに舌を巻く。保岡氏も昨秋、島々を巡った。川内氏の動きを警戒しつつも、「投票日まで残りわずかで、本人が入る予定はない」(陣営幹部)と言う。代わって、事務所スタッフや支持者らが負けじとポスター張りなどに励む。
伝統的に保守層が強いとされる両村。96、00、03年は保岡氏が川内氏を400~500票上回り、得票率7~8割を誇る金城湯池だった。だが、05年の「郵政選挙」。両氏は156票差まで縮まった。ある島の郵便局長は「前回から川内さんを支援している」という。
中之島の女性(68)は「島にこれほど多くのポスターが張られたことは、かつてない」と驚く。悪石島の民宿経営の男性(44)は「選挙戦が盛り上がり、島民の意識も高まって来ている。自民でも民主でも、離島のために尽くしてくれる人を選びたい」と話した。
「ある経済官庁の幹部は
減額補正案は来年度予算との一体編成が、合理的で、常識的だ」とみる。
これは断固許せない発言です。日本の一般会計は単年度主義ですから、翌年に繰り越すことができません。使えなかった部分(未執行分)は不用額として残ります。
「ある経済官庁の幹部」は、減額補正を来年度に持ち越すことで、今年度分の本予算プラス14兆円補正の執行を確実にしたいのでしょう。とくに今回は事業執行だけでなく、基金の造成という早い者勝ちの予算執行がありますから。
「ある経済官庁の幹部」の発言は、10兆円、国民1人あたり10万円の税金無駄遣いにつながりかねないとんでもない発言です。14兆円補正の予算獲得額が多い、農林水産省や厚生労働省幹部の発言でしょうか?
民主党は速やかに第2次補正(歳入・歳出とも減額)を編成しなければいけません。政策筋によると、すでに民主党と財務省主計局は2次補正の準備に取り掛かっているもようです。
きょうは27日(木)、28日(金)、29日(土)、そして投票日の30日(日)。
この4日間、期日前投票を済ませたか、期日前投票の時刻・場所のご案内(自治体ホームページから情報を取り出せます)、当日投票するのか? 30日になったら、投票所に足を運んだか?
各種名簿、演説会参加者名簿、選挙事務所にみえた方。
「一票の確認」という紙(事務連絡)を張り出して、指差し確認のように4日間、続けるべきです。
残り4日間(投票日を含む)だけです。最後の仕上げの期間です。選挙運動最終日の集会の動員の確認よりも、一票の確認の方がはるかに重要に決まっています。
しつこいとみっともない? 小選挙区なんですから、へそを曲げて他の名前を書く人なんかいないですよ。市議選とは違います。
しつこく確認するなんて失礼です!という人は、クルマのディーラー(特にトヨタ系)の営業マンを一度やってみたらいいですよ、すごいんだから。
静岡3区は日本政府の金融政策の今後を占う象徴となる選挙区です。
元金融担当相で自民党税制調査会長の柳澤伯夫さんに対して、民主党はJAバンク農林中央金庫職員だった小山展弘(小山のぶひろ)候補が挑みます。
小沢一郎代表代行が、JA農協について、「相手にする必要はない」と発言したようです。これまでの農協の民主党に対する姿勢からすれば当然の見解です。
各種団体の中でももっとも民主党に冷たいJA。そのJAバンク出身の小山さん。多士済々の第45回衆院選の布陣の中でも農林中金出身者は小山さんだけです。 民主党は昨秋の第170臨時国会以降、改正金融機能強化法、農協法改正案(廃案)などで、JAバンク・農林中金と対決してきました。すでに民主党静岡3区総支部長として活動していた小山展弘さんは肩身が狭かったことでしょう。が、謙虚で誠実な人柄で十分にカバーできているように思えます。
きのう、在ワシントンの日本人ロビイスト(来日中)と電話で意見交換した際も、政権交代によって、かんぽ生命などが“再国営化的な改革”がなされ、“民業圧迫”になるのではないかとの懸念が外資系金融関係者で話題になっていると教えてもらいました。
ゆうべ選挙事務所内で開いた小山展弘個人演説会には100人以上の人が集まりました。年齢層からして、今までは自民党支持者だったことが多いと推察しました。
演説の最後で、小山さんは郵便局のユニバーサル・サービス、都市と地方で一律のサービス水準の確保の重要性を力を込めて訴えました。そして、仮定の話として、日本郵政のマネーが外資系ハゲタカファンドにのっとられ、米国債購入などに使われる危険性があると指摘しました。仮に昨秋のリーマンショックの際に、金融派生商品の購入に使われていたら、国益が大きく損なわれた可能性があるとして、速やかな郵政見直しが必要だと主張しました。
小山さんは、「再国営化はしないが、四分社体制の見直しと株式売却(2011年秋予定)阻止は速やかに実現したい」と話しました。
2007年10月の郵政民営化のあと、JAバンクの預金量は5兆円ほど増えていると思います。郵便局がユニバーサルサービスをやめ、経営効率を最優先にするなかで地方での営業が滞り、個人マネーがJAバンクに大きく流れています。しかし、JAバンクの新規取引者には農業者は少なく、JAバンクの本業とはかけ離れた状態になっているのが実態だと推測しています。
JAバンクにとっては郵政民営化はビッグ・チャンスだったわけで、JAバンクと郵便局は現場では商売敵(がたき)になっていると思います。JAバンクの本音は、「もっと郵政民営化を進めてほしい」ということではないでしょうか。
そのJAバンク出身の小山候補が、郵政見直しを強く訴えていることは、個人の利益を超えて、国家国民の利益を考えているからだ、と私は信じます。
大蔵省出身のベテラン・柳澤伯夫元金融相は、小泉首相の下、郵政民営化を推進し、後継者の安倍首相の選対本部長も務めた人物です。
静岡3区の金融対決。目に見えない金融の話ですが、小山さんの本気度は高い。私は4月にも当地に来て、小山さんの日常活動を手伝いました。プレス民主号外を配っていると、「JA共済代理店」の看板を出しているお宅を見かけたので、「小山は農林中金の出身ですのでよろしくお願いします」と言ったら、嫌な顔をされてしまいました。どうやら何らかの締め付けの言葉と誤解されたのかもしれません。
小山君は私の早大のゼミの後輩です。私も日経新聞記者として働く中で、さまざまな苦悩を感じましたが、小山君も農林中金で働く中で苦悩があったのだと思います。
静岡3区のみなさんは、若く有能な小山君を「歌舞伎十八番のうち勧進帳」の富樫のように「関所」を通らせてやってほしいのです。見た目は華奢でも、心根は強い“義経”に「関所」を渡らせてやってほしいのです。私も見た目だけなら弁慶、ずいぶんと弱弱しい見かけだけの武蔵坊弁慶。目に見えないマネーの世界の勧進帳を読み上げているわけですが、どうか信じてほしいのです。
自らの主張をハッキリと言う。勝つとか負けるとかそういうことより、小山君が人間として成長している様を確認できたのが、とてもうれしくてうれしくてならないのです。
おはようございます。
朝日新聞を読みました。
きょうは27日(木)です。
28日(金)、29日(土)と選挙運動は3日間となりました。30日(日)午後8時までが投票日ということになります。
これから3日間、握手した人の9割は、今後も候補者の後援会員になってくれるのではないでしょうか。これから30年間政治活動を続けるにしても、握手した人の9割が後援会員になってくれるようなことは、この3日間を除けばあり得ないと断言します。
デモクラシーとは人と会い、話し合う。それが基本であり、すべてです。
さて、この写真は静岡から見た風景。駅があり、鉄道があり、交番があり、住まいがあり、緑があり、道路があり、コンビニがある。窓から見えるもっとも高層住宅は11階まで。空が広い、青い。
この4年間で、僕のふるさと東京は空がなくなってしまいました。構造改革の名の下に、都市再生本部(本部長=首相・自民党総裁)が空を売り、一部の人がお金儲けをしました。
空がなければ、朝起きられない人が増えるし、血行不良で内臓を痛める人も増えます。
ぼくのふるさとの空を返してほしい。そのためにはまだまだ力が要ります。朝日新聞を読んだって、空を取り戻す力にはまだまだ遠く及びません。
きょうは27日(木)です。あすは28日(金)です。あさっては仕上げの29日(土)です。しあさっては確認の30日(日)です。
まだまだ力が必要です。まだまだマニフェストも持っていないし、握手もしていない人がいっぱいいます。政権交代へ半歩しか踏み出せていない人もいます。
この3日間候補者と「気を緩めてはいけない」ということを共有できる人がデモクラシーの体現者になれると思います。