橋下徹・大阪府知事と中田宏・横浜市長が11日、大阪府庁で記者会見し、「首長連合」として民主党を支持することを表明しました。橋下知事は自民党・公明党推薦を得て、府知事に当選しています。
橋下知事も加わる「全国知事会」は、民主党の地方分権政策に関するマニフェストに関して、低い評価を出しました。しかし、これは、民主党の分権政策が「基礎自治体の強化」を柱としていることから、広域自治体(都道府県)の首長である知事にとって、低い評価になるのは当然のことだと思っていました。
大阪府など近畿の場合は、基礎自治体再編のほかにも「近畿州」などの広域的な連携も可能です。つまり、政権交代後の「地方分権、地域主権」は「仕組みそのものを地域が決める時代」になる、といっていいと思います。
当ブログでは、「オピニオン・リーダーをつかまえよう=民主党支持にしよう」とずっと主張して参りました。まさに大阪府知事はこの国を代表するオピニオン・リーダーです。政権交代にむけて、オピニオン・リーダーをつかまえる作業にはメドがつきました。あとは1人1人、しっかりと最終確認作業に入ったといえると思います。確認、確認、また確認。
asahi.com(朝日新聞社):橋下知事ら首長連合、民主支持を表明 - 政治
大阪府の橋下徹知事と横浜市の中田宏市長は11日、大阪府庁で記者会見し、「首長連合」として総選挙で民主党を支持することを表明した。自民、民主両党のマニフェスト(政権公約)を比較した結果、民主には「(地方分権に必要な)政治的リーダーシップが発揮される政権運営の仕組みが盛り込まれている」(橋下知事)と評価した。
全国知事会は8日に自民、民主、公明3党のマニフェストで、地方分権にかかわる政策の採点結果を公表。自民が60.6点、民主は58.3点、公明は66.2点で、民主の評価が低かった。橋下知事は、首長連合が知事会とは異なる政党支持を表明する可能性を示していた。