【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

吉田晴美さん(岩手)が大船渡カキ養殖業者を訪問 黄川田徹・岡田克也と 動画書きおこし【追記あり】

2013年06月29日 10時53分27秒 | 第23回参院選(2013年7月)二番底

[画像]吉田晴美・民主党公認参院岩手選挙区候補予定者(左)が持つ同県大船渡市の養殖業者さんの牡蠣をみる、黄川田徹、岡田克也両民主党衆議院議員、2013年6月19日(水)、YouTubu動画からキャプチャ。

 YouTubeの「吉田晴美チャンネル」に、第23回参院選岩手選挙区(7月4日(木)公示、21日投開票)の吉田晴美(吉田はるみ)候補(予定)者が、大船渡市のカキ養殖業者さんを、地元岩手3区衆院議員の黄川田徹さんと、岡田克也さんとともに訪問した動画がアップされました。



 4分27秒におよぶ動画は、テレビのインタビュー形式になっていて、吉田晴美さんが「きょうは大船渡市に来ました」と切り出し、黄川田さんが「きょうは一粒牡蠣(カキ、かき)の養殖をしている方に取材します」と語ります。雨のため、ビニール傘をさしての取材ですが、先に乗り込んだ岡田さんに続いて乗り込もうとする黄川田さん。ゴム長靴姿の吉田さんがさしのべた手を「大丈夫だよ」と自分で乗り込み、真夏の決戦にのぞむ同志に気配り。

 黄川田さんが業者さんに「カキの養殖の復活は2年前からですか?」とインタビュー。比較的早く復旧できたようで、「その年からやっています」とのこと。出荷先は「東京・築地市場」、海につけるのは「10月から3月まで」とカキ養殖の実態を教えてもらっています。

 黄川田さんは「桟橋は(津波で)やられたけれども、ここは湾の一番奥だから」と地域を説明。

 カキを手に取り、物珍しそうに観察していた岡田さんはカキがどのくらいで成長するかたずねると、「3年がかり」とのこと。

 黄川田さんがカキを手に取りながら、吉田さんに「ムール貝って言うでしょ、ムール牡蠣なんだよ」と笑わせました。

 岡田さんが「これ(種ガキとして)フランスまで持ってたんでしょう?」と業者さんに聞くと、黄川田さんがフランス養殖業で被害が出たときに、三陸海岸(宮城県石巻)からフランスに種牡蠣がお嫁入りしたというエピソードを紹介。

 岡田さんが「がんばってください、ほんとに」、吉田晴美さんが「体に気をつけながらがんばってくださいと声をかけると、黄川田さんがお国自慢。

 黄川田さんが「牡蠣は広島県が産出量1位だけど、三陸産のカキは量はそんなにでないけれども、良い物がでるということです」と話すと、岡田さんは「三重県も良いのが出ますよ!」と指摘すると、黄川田さんは「おなじリヤス式海岸だから良い物が出るんだ」と照れ笑い。

 吉田晴美さんは先輩の手引きで地元の方の話を聞いて、また一つ、岩手のこと、詳しくなりましたね。



[写真]参院岩手の吉田晴美(吉田はるみ)民主党公認候補(予定)者。

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 民主党は「再び地域から」ということで、再生をめざしています。私は民主党が「地域から声を吸い上げる政党」だったことがかつてあったかなと怪訝に思ったのですが、これは取り違えで、「再び、地域から。」。つまり、「再び(政権を取る)、地域から(の活動を積み重ねることによって)。」という意味で、「地域の声を代弁する民主党として再スタートします」という意味だったようです。それなら納得。地方議員の数は、自民党、公明党、共産党には遠く及びません。しかし、量より質で、ていねいな地域からの声で、再び、政権をとる。地方議員が会っている人は既得権益者。既得権益のない人の声なき声を拾うのは、地方議員の量よりも質が大事です。

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 インターネット選挙解禁になります。改正公職選挙法施行日は7月4日の公示日当日です。選挙期間中にブログで特定の候補者への投票依頼ができるようになります。ツイッター、フェイスブックも同様です。有権者の電子メール(PC、ケータイ)による投票依頼はできませんが、街頭演説のお知らせなどはできます。ブログは、自分のメールアドレスを掲載すれば、すべて解禁です。7月21日の投票日の午前0時から、ブログの更新はできませんが、それまでに書いた内容は当日も残したままでOKです。

 そんな中、自分自身で何ができるかということで、YouTube動画の書きおこしをしてみました。

 反応を確認し、分析しながら、やっていきたいと考えています。

【追記 2013年6月30日】

 アップロードからわずか3時間後に、さっそく候補(予定)者ご本人からツイッターを通じて、お礼をちょうだいしてしまい、恐縮です。ぜひ、岩手のみなさん、どんどん、リツイート、シェアしてくださいね!

 

【追記おわり】 

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 参議院岩手選挙区(定数1)には2013年6月27日までの報道ベースで、民主党新人で元参院議員秘書の吉田晴美さん(41)、自民党新人で元参院議員秘書の田中真一さん(46)、無所属現職で元復興大臣の平野達男さん(59)、生活の党新人で元県議の関根敏伸さん(57)、日本共産党新人で党役員の菊池幸夫さん(54)、幸福実現党新人で党員の高橋敬子さん(51)の6人が立候補を予定しています。このうち、3選をめざす平野元復興大臣と生活の党新人の関根前県議はともに北上市出身ですので、北上市対決ということで骨肉の争いになりそうですが、まあ、どうでもいいです。