[画像]意匠条約を審査した参議院外交防衛委員会の小野次郎委員、質問する維新・結いのアントニオ猪木議員、みんなの党の松沢成文委員、共産党の井上哲士委員、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
インターネット環境が8日ぶりに回復しました。ちょうど残り会期1か月間で復帰できました。しっかりみていきます。
日本国憲法第61条は「条約の締結に必要な国会の承認については、前条第二項の規定を準用する」として「参議院が、衆議院の承認した条約を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて三十日以内に、議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決とする」としています。
このため、参議院外交防衛委員会(末松信介委員長)が2014年5月20日(火)に審査を終え承認した「意匠登録条約」「意匠分類に関する条約」「視覚的実演に関する北京条約」のそれぞれの締結の承認を求める件(186条約6号~8号)が、自動承認されました。
当初は、2014年5月21日(水)の参議院本会議で議題になり、承認されるはこびでした。
3件は連休前の4月22日(火)の衆・本会議で承認されてから、参議院に送付されていました。
20日の審査では、「維新・結い」のアントニオ猪木議員が質問。
冒頭、「元気ですか~~!?」と切り出し、「元気があればモノマネもできる。私のモノマネをしてくれる芸人さんは複数いるけれども、最近ちょっと元気がないのが気がかりだ」として、「私の肖像権などはけっこうしっかり(事務所などが)守ってくれているけれども、意匠のルール作りは大事だ」と質問を展開しました。
【追記 2014年7月3日(木)午後11時20分】
アントニオ猪木さんのモノマネで有名だった「春一番」さんが、きょう肝硬変で東京都内の病院で亡くなったと報じられています。47歳。「最近ちょっと元気がないのが気がかりだ」というのは、このことだったようです。春一番さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
【追記おわり】
ところが、きのう、厚生労働省が参議院の文書室に誤った法案資料を投げ込んだことから、冒頭の重要広範議案趣旨説明で、本会議が休憩したまま、再開されず流会。(関連エントリー参議院本会議、田村憲久厚労大臣の趣旨説明演説ミスで休憩のまま「終了」 今国会初の空転)。きょうの外交防衛委員会では、民主党議員から世耕弘成内閣官房副長官に対して、「田村大臣にひな壇で誤りを指摘した際に、一人の参議院議員として、条約の自動承認のことが頭にあったのか」と質問がありました。世耕長官は内閣の一員としての立場を優先したと答弁。それ以上のつっこみはありませんでした。
結果論で言えば、アントニオさんの「元気ですか~~!?」質問がなくても、条約は両院承認で発効していたことになってしまいました。2014年5月21日(水)の参議院本会議の珍事ですが、いろいろなところに影響するものだと改めて驚いた次第です。
ただ、民主党・新緑風会はここ7年間ぐらい、参議院外交防衛委員会で議案審査日程に丁寧すぎるきらいがあるかもしれません。ところで、4人いる我が党副幹事長の一人が、我が党代表選挙規則7条2項「代表候補者は、代表選挙の告示日に、中央および地方の選管委員を除く20人以上、25人以内の国会議員の推薦状を添えて、中央選管に届け出ることを要する」を「10人以上」にかえるよう署名運動をしています。ただ、英国労働党規約の第4条では、「庶民院議員の8分の1以上」となっています。わが国の選挙制度では、衆議院議員団の人数は、参議院議員団の人数よりも変化しやすく、そのときに代表が辞任することになります。そこで民主党・新緑風会がすばやく主導権を握っているように感じます。やはり、衆議院民主党がしっかりとネクスト総理を選ぶのが二大政党政治、民主党の存在義です。参議院は黙ってろ!このため、推薦人のさだめは定数ではなく定率にした方が、衆議院民主党の影響力で民主党代表(ネクスト首相)が選びやすくなります。「現職国会議員の8分の1以上」あるいは「現職国会議員の10分の1以上」というように、定率にした方がいいでしょう。また上限は撤廃すべきでしょう。
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