【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也・唐家セン会談、1時間余り開かる 同期の北側一雄公明党副代表も 日中友好議員連盟訪中団

2014年05月06日 20時12分47秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]日中友好議員連盟で訪中した、民主党の岡田克也さん(前列左端)、公明党の北側一雄副代表(前列中央)、民主党総務委員長の近藤昭一さん(前列右端)、日本共産党国会対策委員長の穀田恵二さん(後列左端)、公明党参議院議員の佐々木さやかさん(後列中央)ら、2014年5月4日、北京・釣魚台国賓館=FNNニュース映像からスクリーンショット。

 日中友好議員連盟(高村正彦会長)の訪中団は、北京で、5月4日(日)に唐家セン中日友好協会会長(元国務委員・外相)と、5日(月)に張徳江・全人代委員長と会談しました。唐家センさんとは、釣魚台国賓館、全人代委員長とは人民大会堂で会いました。

  訪中団には、自民党の竹下亘さん、維新の園田博之さんらも参加しています。

 これとは別に、唐家センさんが、2014年5月5日(月)に、訪中団滞在先のホテルをたずねて、岡田克也さんと1時間余りにわたって会談しました。6日付朝日・読売などが報じました。唐家センさんは、岡田さんと初当選同期の公明党の北側一雄副代表とも会談し、「安倍晋三首相は中国のことをパートナーと思っているのかどうか」などという趣旨の話をしたとの観測が広がっています。会談は、日本語で行われた可能性もあります。

 海上保安庁を預かる国土交通大臣の経験がある北側さんは、創価大学1期生。そして4年生のときに司法試験に合格し、創価大学卒業生の進路に「司法修習所 1名」の実績を第1回目に残した、創価大学の功労者。その後輩が程永華・駐日本中国大使です。

 
[写真]池田大作・創価大学創立者(左端)と語らう、若き日の程永華・駐日中国大使(右端)、2012年4月3日付聖教新聞から。

(関連エントリー 2012年9月20日付 

中国とのパイプが太い公明党、野田政権に協力を伝達



 田中角栄さんの日中共同声明の後、第1弾留学生として日本に来た程大使でしたが、埼玉県内のある大学の受け入れ態勢が悪く、途方に暮れたいたところ、池田大作・創価大学創立者が特別なカリキュラムをつくり、程大使は大学を卒業。おととしの4月1日には母校に錦を飾り、名誉博士になりました。

 わが国の歴史上、大学と政党をつくった人物は2人いて、大隈重信さんの早稲田大学と立憲政友会、池田大作さんの創価大学と公明党ということになります。ともに野党から始まり与党になりました。

 田中角栄さんと池田大作さんの財産を受け継いだ新進党で活躍した岡田克也さんと北側一雄さんを中国日本通要人が信頼するのは当然です。

 翻って、新進党を突如解党した小沢一郎氏は、日中共同の敵であります。

 論語の巻第6、顔淵第12。

 「民無信不立」(たみしんなくんばたたず、人民は信がなければ安定しない)。

[お知らせ]

 衆議院解散はいつか。その答えはこの日程表にある。会員制ブログ(月840円)。

今後の政治日程 by 下町の太陽

 最初の1ヶ月は無料で試し読みできますので、気軽に登録してみてください。取材資金にもなりますので、ご協力をお願いします。
 
「国会傍聴取材支援基金」の創設とご協力のお願い

 国権の最高機関である国会を中心に地道に、本質を見抜いた政治報道を続けられるようご支援をお願いします。

[お知らせおわり]