[画像]河村建夫さん、肩書は当時、2015年11月10日の衆議院インターネット審議中継を宮崎信行が当日キャプチャ。
9月25日(月)週の召集説が浮上しました。
第194回秋の臨時国会は、平成29年2017年9月25日(月)から始まる週で「考えていかざるを得ない」と菅義偉・官房長官(自民党、神奈川2区)が考えているようです。
これは、前の衆議院議院運営委員長の河村建夫さん(自民党=山口3区)が、きのう8月16日(水)に、官邸で菅長官に会い、その後、記者団に語ったもので、17日付読売新聞が報じました。
第194回秋の臨時国会は、働き方改革関連法案の審議が目玉となる見通しで、さほど時間がかかる議案があるわけではありません。また、補正予算案の編成は与党・自民党内でくすぶっていますが、4月以降の国内経済は堅調で、それでいて、前の年度の税収が下振れしていることから、あまり現実的ではありません。
このため、先の通常国会の「森友・加計」問題から時間をあけて、9月最終第4週の召集を考えている、との見立ては妥当なところでしょう。
衆議院の任期は、残り1年4カ月となっており、お盆に安倍晋三首相(自民党総裁、衆山口4区)は、同じ党の中選挙区時代のライバル、林芳正文科相、河村建夫さん両陣営の地盤を訪れて面会したり、盆踊り大会をたずねたりしています。このため、解散が近いことを与野党にアピールしているのではないか、との観測が今週出ています。
ただし、河村さんは、ことし1月解散説を流しながら、外れた経緯があります。8年前に内閣官房長官をつとめたこともあるのか、河村さんは1年前の議運理事会などでも記者対応が良い人です。河村さんは、昨秋に「(二階俊博)幹事長はちゃんと準備はするから、と(安倍さんに)言っていた」と語り、2017年1月解散説を煽った経緯が、あります。これはかなりくすぶって、逆に、安倍官邸と二階自民党の関係が悪いのではないかと勘繰られる格好となりました。そのためか、その後、積極的に打ち消す情報発信がでました。
ことし1月解散は外れた河村さんですが、日程感の提灯を上げる役回りが、3日からの新しい政府与党の人事体制でも続くかもしれません。
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