[写真]きょうの安保委が開かれる、衆議院分館、2017年5月、筆者・宮崎信行=当ブログに掲載している国会内の写真はすべて院の許諾を得て、撮影・所持・掲載しています。=
きょう、平成29年2017年8月30日(水)は、20日ぶりに、委員会が開かれます。
前回10日は、参議院災害対策特別委員会と、衆議院安全保障委員会、参議院外交防衛委員会が開かれました。20日経って、衆・安保委、参・外防委がまたまた開かれます。前日29日(火)の北朝鮮のおそらく中距離弾道弾の日本上空通過事案をめぐっての質疑です。前回「日報」問題の審査をしていたから、今回迅速な対応につながったといえるかもしれません。とはいえ、安保委・外防委で続けざまに閉会中審査になる国内外情勢は、あまり気持ちの良い物ではありません。
【衆議院安全保障委員会 平成29年2017年8月30日(水)】
午後0時10分頃から2時32分頃まで。
「北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議する決議」が全会一致で採択されました。
これに先立ち、小野寺五典・新防衛大臣が「北朝鮮ミサイルによる弾道ミサイル発射の件」について、報告。小野寺さんは「現時点で得られた情報としては、飛翔体は、きのう5時58分に発射され、北海道襟裳岬付近上空を通過して、14分飛行し、距離2700キロメートル、高度550キロメートルを飛び、太平洋(の日本から見て)東のEEZ外に落ちた。自衛隊はレーダーで追尾したが、自衛隊法第82の3条第3項による破壊活動はしなかった。日本への攻撃ではない」と語りました。
●首相は事前に察知ーー官房副長官
西村康稔・新内閣官房副長官は、首相が事前に知っていて、首相公邸に泊まっていたことを否定しませんでした。野党・民進党の後藤祐一さんは「8月中、総理が首相公邸に泊まったのは2回だが、2回とも翌日にミサイルが発射された」と指摘。西村さんは「様々な判断をしている」と答弁。後藤さんは「バレバレだ」とし、北朝鮮、日本国内への配慮などから、もっと公邸に泊まってほしいと注文しました。「バレバレだ」という後藤さんの発言に、政府側からの反論は無かったので、事前に察知していた、ということで間違いなさそうです。
自民党の熊田裕通さんの質問に答えて、小野寺防衛相は「新しいアセットを含めたミサイル体制を国会にお願いすることもあるかもしれない」とし、現行の中期防での、PAC3・SM3などのイージスシステムの高度化の予算化への決意をにじませました。
【参議院外交防衛委員会 同日】
午後2時40分過ぎから、4時47分頃まで。
委員会決議について、外相、防衛副大臣らが所信を語りました。
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(C)2017年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki