ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

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【亀井静香】政界引退を表明 自民党時代に岡田克也さんと取っ組み合い、野党時代は「池田大作が細川・羽田内閣を支配している」とデマ

2017年10月05日 22時06分53秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]政治改革法案をめぐって、とっくみあいになった、亀井静香さん(左)と岡田克也さん(右)、1993年6月15日、自民党本部6階、岡田かつや後援会「岡田克也の歩み」から。

 亀井静香さんが、政界引退を表明しました。

 亀井静香さんは、きょう平成29年2017年10月5日(木)、地元で記者会見し、第48回衆院選(来週火曜日公示)に出馬せず、引退すると表明しました。

 亀井静香さんは、平成4年1993年6月、政治改革法案の廃案を決める臨時総務会に出席。反対する清和会の亀井さんと、廃案を阻止しようとする、自民党羽田派(改革フォーラム21)の1期生、岡田克也さんと取っ組み合いになりました。このときは、亀井さんや小泉純一郎さんらが反対して、政治改革は成就せず。

 解散総選挙で成立した、細川・羽田内閣で、平成6年政治改革4法として、現在まで続く、衆議院での小選挙区比例代表並立制が決定。その通常国会で、野党・自民党の広報本部長として、衆議院予算委員会で、池田大作名誉会長率いる宗教法人・創価学会が、細川・羽田内閣をマインドコントロールしているという趣旨の情報を流し、その後、政権が倒れる火種を起こしました。

 その後、超党派の死刑廃止議員連盟会長として行動していたところ、2002年、最大野党の岡田克也政調会長から、「死刑廃止ではなく、亀井静香さんを死刑にすればいい」と冗談で交わされました。

 2009年には、鳩山由紀夫首相が、日本を代表する政治家になった岡田さんを主要ポストに置く、「岡田克也外相・亀井静香防衛相」内閣を構想。これには、ある関係者から反発があり、亀井さんは内閣府大臣に回りました。

 ◇

 羽田孜先生の四十九日が過ぎないうちに、宿敵・亀井静香さんが引退となりました。

 ところで、岡田克也さんは民進党解党結党後も、民進党に「離党届を出していないし、これからも届を出す考えは毛頭ない」(事務所)としています。10月22日の総選挙後に、民進党の残余財産について、党員として、一定の影響力を発揮することが期待されます。

 この件については、また改めて。

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