ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

衆議院拉致問題特別委、もうやめろ。

2018年04月02日 16時15分30秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

 予算成立で、後半国会。6月20日(水)までの攻防です。

 私は持論を持ってしまうと、それに固執しがち。でも、衆参の拉致問題特別委員会はもうやめろ、との持論は、固執どころか高まる一方。

【衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 平成30年2018年4月2日(月)】

 大臣所信に対する一般質疑。いわゆる店開きがありました。開いたところで、今国会、営業するのかわかりません。

 加藤勝信・拉致相、小此木八郎・国家公安委員長、河野太郎外相の3大臣に対して3時間の質疑。

 自民党の辻清人さんは「首相訪米の予定に加えて、中朝首脳会談直後で、北東アジア情勢の変化がめまぐるしいこのタイミングでの当委員会の開催。与野党の立場を越えて感謝したい」という独特の歴史観・世界観を披露。

 希望の党の新人議員は「拉致問題は、静岡県会議員時代からのライフワークだ」と問題を太平洋まで広げてしまいました。

 河野外相は答弁で「北朝鮮との対話では騙され続けてきた」と認めました。

 やるんだったら、1970年代の、新潟、福井、京都各県警本部の職員を証人喚問する特別委員会を設けていただきたい。

 次回は未定のまま、散会しました。

【参議院 同日】

 特にありませんでした。

 日切れ法案が例年以上に残っています。どうせ衆参とも自民党が単独過半数。「税金の無駄だ」という批判などそっちのけで、とにかく会期末闘争に奮闘していただきたい。期待しています。まあ、働き方改革関連法案(未提出)のうち、労基法第36条上限規制だけ議員立法でやって、閣法廃案という落としどころも、与野党ともさぐっていただきたいように思う、4月初日です。

このエントリーの本文記事は以上です。

(C)2018年、宮崎信行。

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Miyazaki Nobuyuki

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