宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

恐怖の大王は安倍だった、ノストラダムスの大予言19年遅れの的中、入管法で全権委任法、漁業法、水道法で日本売却強行採決、いづも空母化でホルムズ海峡へ

2018年12月08日 04時11分31秒 | 第197回臨時国会2018年12月までの「定例日無視延長なしのひどい国会」」


 恐怖の大王は安倍晋三でした。

 ノストラダムスの大予言は、平成11年(1999年)7の月に、空から恐怖の大王が落ちてくる、としていました。

 あちらはイエス・キリストさんの文化圏ですので「世紀末」ということでしたが、日本は元号制ですので、「平成末」。19年遅れといっても誤差の範囲内でしょう。

 2013年には野党委員長解任で参議院を破壊。

 2014年解釈改憲で立憲主義を破壊。

 2015年自称・平和安全法制で専守防衛を破壊。

 2018年、国会無視の白紙委任法。

 地球儀を俯瞰しながら、降ってきた恐怖の大王と言わざるを得ません。

 第197回臨時国会は、政府が新規に提出した法律案が、8日の本会議で、すべて成立し、事実上閉会しました。

 政府の新規提出法律が当初会期内に100%成立するのは異例。改正入管法には衆議院で修正が入りました。

 7日の参議院本会議では、2014年解釈改憲を官邸で主導した、磯崎陽輔さんが「発言時間の制限動議」を提出して、趣旨説明などを15分に縛りました。

 外国人材拡大については、省令に委任するとの条文が多く、「白紙委任法」です。日本への憧れを搾取している面も無くはありません。

 特区法の改正案が廃案になることが確実になったのが、せめてもの救いです。しかし、これまで違法を合法にする構造改革特区法などで、加計さん、三菱、オリックスなどはライバルを押しのけて、合法的に甘い汁を吸いました。

 さらに護衛艦「いづも」は、固定翼も離発着できるように改修。F35の100機調達は既定路線ですが、空母から離発着できるF35Bを大量購入。集団的自衛権が解禁されたのですから、日本の空母がホルムズ海峡に出かけることもあります。恐ろしいことです。スタンドオフ火力も中期防に入るので、イージスアショアの購入で、レイセオンが潤うことになります。

 グローバル資本主義の株式会社が、政府与党を動かせる事態となり、主権国家の選挙による民主主義を無効化させかねない勢い。まさにグローバル資本主義が、民主主義を根こそぎなぎ倒しており、有権者に残された選択肢が無くなりつつあります。

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政府の新規提出法案は、当初会期内成立100%の異例の事態に、改正入管法、改正漁業法、10連休法、チケット転売禁止法、統一地方選4月7日・21日法がすべて成立して参議院本会議が散会

2018年12月08日 04時10分26秒 | 第197回臨時国会2018年12月までの「定例日無視延長なしのひどい国会」」

 参議院本会議が始まりました。

 午前1時20分開会。

 「日欧EPA」(197条約1号)と「日欧戦略的パートナーシップ協定(SPA)」(197条約2号)について、自民党の渡辺美樹・外交防衛委員長が審査結果を報告しました。(関連エントリー)討論では、まず、立憲民主党の小西洋之さんが登壇し、条約1号に反対、条約2号に賛成の立場から演説を始めました。

 押しボタン式の投票で、条約1号は、投票総数238、賛成167、反対71の賛成多数で承認され、衆参両院で承認となり、国会での手続きが終わりました。条約2号は投票総数238、賛成223、反対15で両院承認されました。2019年2月1日(金)に発効するとの見立てが有力。

 「2019年4月7日と、21日に統一地方選を行う臨時特例法」(197閣法12号)は、投票総数237、賛成237、反対0の全会一致で可決し、成立しました。(関連エントリー

 「改正食品表示法」(197閣法11号)は、投票総数238、賛成238、反対0の全会一致で可決し、成立しました。

 「ネットダフ屋、特定興行入場券の不正転売禁止法」(197衆法5号)は237、237、0の全会一致で可決し、成立しました。

 「改正研究開発力強化法」(197衆法6号)は237、215、22で成立。改正法律でタイトルが変わるようです。

  次の3本の議員立法は一括して採決されました。

 「ユニバーサル社会の実現に向けた諸施策の総合的かつ一体的な推進に関する法律」(197衆法7号)
 「改正建築士法」(197衆法8号)
 「改正貨物自動車運送事業法」(197衆法9号)は、

 237、237、0の全会一致で可決し、成立しました。

 「10連休法、天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を祝日とする法律」(197閣法13号)

 投票総数233、賛成219、反対14で可決し、成立しました(関連エントリ)。

  続いて、参議院議員による議員立法2本。

 「臍帯血バンクの適切な推進に関する法律の改正案」(197参法 号) 

 「脳卒中と循環器病対策推進法案」(197参法 号)

 投票総数237、賛成237、反対0の全会一致で参議院で可決し、衆議院に送られました。

 会期末の10日(月)に成立する公算が極めて高いですが、今国会は延長されない見通しのため、仮に10日(月)に審議が終わらないと、成立まで半年以上あくことにあります。おそらく成立します。

  衆議院で起草された「成育環境にある者とその保護者や妊産婦への成育医療の切れ目のない提供の推進法」(197衆法10号)は上述2法案と一括して採決され、全会一致で参議院で可決し、成立しました。

 午前2時25分頃に、「改正漁業法」(197閣法8号)が議題になりました。投票総数237、賛成165、反対72の賛成多数で可決し、成立しました。

 この後、午前0時20分頃に参議院法務委員会で議了した、「出入国管理法及び法務省設置法を改正する法律案」(197閣法1号衆修正)が議題になりました。「対案」は委員会で採決されておらず、本会議に報告されず。

 午前3時52分頃から、記名投票表決、いわゆる堂々巡り。山本太郎さんは牛歩戦術に出て「賛成する者は保守と名乗るな」と叫びました。投票終了。投票総数237、賛成161、反対76。賛成多数で、衆送付通り可決し、成立しました。4月1日施行。

 政府が今国会に新規で提出した法律案が、当初会期内にすべて成立し、第197回臨時国会は、ほぼ終わりました。月曜日は、会期末処理の各委員会のほか、参から衆に送付した議員立法の審議、衆議院憲法審査会が開かれる見通しです。

 午前4時7分頃に散会しました。

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参議院法務委員会強行さる、立憲民主党、日本共産党が筋を通すも、入国管理法改正案可決、本会議上程へ

2018年12月08日 00時22分21秒 | 第197回臨時国会2018年12月までの「定例日無視延長なしのひどい国会」」

[画像]参議院法務委員会を強行的に開会する、横山信一委員長や、三浦信祐参議院議員(元防衛大学准教授)、2018年12月8日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

【参議院法務委員会 平成30年2018年12月8日(土)】

 定刻の午前0時10分。

 立憲民主党、日本共産党などが審議不足を理由に開会に反対。

 公明党の横山信一委員長を、三浦信祐公明党参議院議員(元防衛大学准教授)が支えるかっこうで、開会を強行しました。

 この委員長ポストは、53年間という驚くべき長期間にわたって、公明党がとっています。

 「入国管理法及び法務省設置法改正案」(197閣法1号衆修正)が議題になりました。

 質疑終局を宣言。

 討論で、国民民主党・新緑風会の桜井充さんが委員長の指名に従いました。とても残念です。




















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