【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

リフレ派MMT派の正しさ証明、長期金利「わずか0・005%上昇」にとどまる、国債25兆円強追加発行の「補正予算案」をやり直し閣議決定

2020年04月20日 18時02分09秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
[写真]夏の日の陽だまりの中の財務省、2年前2018年8月撮影。

 報道によると、さきほど臨時閣議が終わり、財務省ホームページによると、「令和2年度一般会計補正予算(第1号)等(令和2年4月7日閣議決定)について、別紙のとおり変更する」との閣議決定がされました。

 一つ前の記事に不確かな金額を書いてしまいましたが、25兆円の国債を追加で発行して歳入をつくり、歳出として全国民一律10万円給付12・8兆円、持続化給付金2・3兆円、利子補給3・8兆円などとなりました。

 私はオイルショックの翌年である1974年に生まれて、1992年から政治活動家になり、1997年から国の予算書を見ていますが、震災も含めて、過去に見たことのない巨額である25兆円強の歳出入追加となりました。

 同時に、25兆円追加しても、国民一人当たりたったの10万円でしかないのか、との思いもあります。

 勇気が出ました。

 やり直した補正予算案による、追加の国債発行額が9兆円弱の規模になると、きょうになってから報道されました。要するに、第1次補正予算案の追加の国債発行額が25兆円強になります。

 で、日経新聞などの報道によると、きょうの長期金利は先週末比で年利0・005%分上昇。ごくごく微動にとどまりました。証券取引と違い国債取引はテレワークの環境が整っていないそうですが、もともと参加者が少ないのでテレワークの環境を整えたところでもうけはでない、と報じられていました。日銀本店の周辺のビルの7階あたりにある短資会社の方の縄張りということでしょう。

 現預金がある限り、企業は、赤字だろうが、売上高ゼロだろうが、絶対に倒産しません。これは大企業か中小零細企業かはまったく関係ありません。

 追加の国債発行額25兆円でも全然大丈夫でした。勇気をもって、第2次補正以降も2倍、3倍とまいりましょう。

 以上です。

きょうとあすは国会無し

2020年04月20日 17時41分41秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
[写真]国会議事堂。

 今夕、補正予算案の組み直しの閣議決定という異例の展開で、補正予算案の提出は来週月曜日へと7日間程度遅れそうです。

 きょう令和2年2020年4月20日(月)は国会の会議や委員会はなし。あす21日(火)も開かれません。今週は開催されない方向性で国対委員長間で合意しているようです。

 以上です。