[写真]2年前の2018年に、自民党役員会ののぞむ安倍首相、宮崎信行撮影。
安倍晋三首相は午後5時50分頃、首相官邸で記者団に対して、(1)GDPの2割にあたる108兆円規模の経済政策パッケージを行い、減収世帯や中小零細企業に現金給付を行う(2)東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の各都府県に緊急事態宣言を行うーーことを明言。あす発表されます。
これに先立つ、上の以前の写真のように、定例月曜午後5時の、国会内自民党総裁室での自民党役員会で明言しました。
そんななか、どう見ても、不要不急な決算審査が衆参で行われました。
【衆議院議長 令和2年2020年4月6日(月)】
大島理森衆議院議長は、森山裕、安住淳両国会対策委員長を呼び、3名で、緊急事態宣言が東京などに出されたときの、国会審議のあり方について、両国対委員長が検討するよう求めました。審議する法案の絞り込みなどを期待した動きと考えられます。
【衆議院議院運営委員会理事会 同日】
あすの本会議について。密接、密集、密閉など本会議場が「クラスター」になる懸念が出ており、自主的に欠席する議員が出る公算もあります。感染症・伝染病による差別は絶対にいけませんが、この局面で感染・ウイルス陽性となった議員が、次の小選挙区で支持を得られますかね。
【衆議院決算行政監視委員会 同日】
4つの分科会が開かれ、審議を終えました。これで「平成28年度決算承認案」「平成29年度決算承認案」については、次回、首相ら全閣僚出席の締めくくり質疑をすれば、採決できる状態になりました。
第三分科会では、厚生労働省所管分野で、自民党の船橋利実さんが質疑。船橋さんは「子2人が医療従事者で、うち1人は感染症指定医療機関に勤めている」とし、辞めてしまう人が出ており、医療崩壊の懸念を示しました。
既に別エントリーにも書きましたが、保釈された秋元司さんが第三分科会で質問しました。
【参議院決算委員会 同日】
「平成30年度決算承認案」の審議は3日目(昨年の財務大臣の概要説明含む)となり、省庁別審査1日目となります。まだまだ長い道で、新型コロナウイルス感染症対策のさまたげになりかねない不要不急の審議だと私は考えます。
省庁別審査1日目は、法務省、財務省、金融庁のほか、日本政策金融公庫も対象で、これについてはタイムリーでした。小西洋之さんは、売上高が激減したホテルの固定資産税の軽減を求め、融資の条件変更を柔軟に対応するよう求めました。小西さんは、風俗営業法により警察が監督する風俗営業従事者への雇用調整助成金排除の動きを「憲法14条違反だ」と問いました。政府は「見直しも含めて検討する」と答弁しました。芳賀道也さんの問いに対して、政府は、「ここ数日でも1日4700人ペースで、外国から日本人が帰国している」と答えました。
審議に先立ち、「平成29年度決算の参議院の警告決議」への対応を麻生財務大臣が説明。障害者雇用の法定率を公的部門が達成していなかったことについて「反省し、内閣に関係閣僚会議をつくり、厚労省には民間事業者に与えた雇用の検証チームをつくった」とドタバタ劇を振り返りました。審議の最後には、会計検査院長から、この委員会から求められた検査要請への対応の説明がありました。
●あすの予定。
参議院の第一種常任委員会では「外弁法改正案」「文化観光施設推進法案」などの審議が大詰めとなりますが、そんなに必要でしょうか。農林水産関係の和牛の精液など遺伝子に関する法案は、日本の財産維持のため急いだ方がいいかもしれませんが。
以上です。
安倍晋三首相は午後5時50分頃、首相官邸で記者団に対して、(1)GDPの2割にあたる108兆円規模の経済政策パッケージを行い、減収世帯や中小零細企業に現金給付を行う(2)東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の各都府県に緊急事態宣言を行うーーことを明言。あす発表されます。
これに先立つ、上の以前の写真のように、定例月曜午後5時の、国会内自民党総裁室での自民党役員会で明言しました。
そんななか、どう見ても、不要不急な決算審査が衆参で行われました。
【衆議院議長 令和2年2020年4月6日(月)】
大島理森衆議院議長は、森山裕、安住淳両国会対策委員長を呼び、3名で、緊急事態宣言が東京などに出されたときの、国会審議のあり方について、両国対委員長が検討するよう求めました。審議する法案の絞り込みなどを期待した動きと考えられます。
あすの本会議について。密接、密集、密閉など本会議場が「クラスター」になる懸念が出ており、自主的に欠席する議員が出る公算もあります。感染症・伝染病による差別は絶対にいけませんが、この局面で感染・ウイルス陽性となった議員が、次の小選挙区で支持を得られますかね。
【衆議院決算行政監視委員会 同日】
4つの分科会が開かれ、審議を終えました。これで「平成28年度決算承認案」「平成29年度決算承認案」については、次回、首相ら全閣僚出席の締めくくり質疑をすれば、採決できる状態になりました。
第三分科会では、厚生労働省所管分野で、自民党の船橋利実さんが質疑。船橋さんは「子2人が医療従事者で、うち1人は感染症指定医療機関に勤めている」とし、辞めてしまう人が出ており、医療崩壊の懸念を示しました。
既に別エントリーにも書きましたが、保釈された秋元司さんが第三分科会で質問しました。
【参議院決算委員会 同日】
「平成30年度決算承認案」の審議は3日目(昨年の財務大臣の概要説明含む)となり、省庁別審査1日目となります。まだまだ長い道で、新型コロナウイルス感染症対策のさまたげになりかねない不要不急の審議だと私は考えます。
省庁別審査1日目は、法務省、財務省、金融庁のほか、日本政策金融公庫も対象で、これについてはタイムリーでした。小西洋之さんは、売上高が激減したホテルの固定資産税の軽減を求め、融資の条件変更を柔軟に対応するよう求めました。小西さんは、風俗営業法により警察が監督する風俗営業従事者への雇用調整助成金排除の動きを「憲法14条違反だ」と問いました。政府は「見直しも含めて検討する」と答弁しました。芳賀道也さんの問いに対して、政府は、「ここ数日でも1日4700人ペースで、外国から日本人が帰国している」と答えました。
審議に先立ち、「平成29年度決算の参議院の警告決議」への対応を麻生財務大臣が説明。障害者雇用の法定率を公的部門が達成していなかったことについて「反省し、内閣に関係閣僚会議をつくり、厚労省には民間事業者に与えた雇用の検証チームをつくった」とドタバタ劇を振り返りました。審議の最後には、会計検査院長から、この委員会から求められた検査要請への対応の説明がありました。
●あすの予定。
参議院の第一種常任委員会では「外弁法改正案」「文化観光施設推進法案」などの審議が大詰めとなりますが、そんなに必要でしょうか。農林水産関係の和牛の精液など遺伝子に関する法案は、日本の財産維持のため急いだ方がいいかもしれませんが。
以上です。