渡辺恒雄あとつぎ宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【1/13】大阪府など緊急事態宣言の「区域変更」、立憲・森山浩行さん「台湾のオードリー・タンIT相は国民の信頼を得るためには情報公開」と強調

2021年01月13日 17時17分55秒 | 第204通常国会令和3年2021年
[画像]緊急事態宣言の大阪府など区域変更の事前説明に対して質問する、立憲民主党の森山浩行さん、きょう2021年1月13日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 緊急事態宣言の追加は、ゆうべ増え、京都・大阪・兵庫・愛知・岐阜・栃木・福岡に。ゆうべは「福岡県追加」の突然の報道に驚きが上がりましたが、西村大臣が小川知事に電話して、追加させてくれ、と迫ったようです。

【衆議院議院運営委員会 きょう令和3年2021年1月13日(水)】

 西村大臣から報告があり、質疑。「緊急事態宣言の区域変更」として報告。西村さんは「社会機能維持のための事業継続は引き続きお願いしつつ可能な限り協力いただきたい」と付け加えました。

 この8年間で、与党議員からもっと強い政府批判が出ました。田村元・元衆議院議長の親族でもある自民党の盛山正仁さんは「なぜ今日追加したのか。きょねんも4月7日に7都府県で、同月16日に全国に広げた。知事から要請が無くても、先手先手で政府が発令すべきではないか」と首相も含めた姿勢を正しました。

 立憲民主党の森山浩行さんは「コロナ対応が世界から高く評価され注目される、台湾のオードリー・タンIT担当相は、国民の信頼を得るには情報公開が大事だ」としていると紹介。菅義偉首相らの発信のしかたの改善を求めました。筆者と29年来の知己の森山さんは、2009年以降、公明党元幹事長の北側一雄さんと小選挙区で、4回連続事実上の一騎打ち。うち当選2回。2期目の今期は、初めから立憲の所属で、雑巾がけに徹して国会対策や大阪府連の組織づくりをていねいにしてきました。それが評価され、予算委員となり、きょうは議院運営委員会での質問となりました。残念ながらNHK中継はなかったのですが、今年は、小選挙区で公明党元幹事長と5回目の事実上の一騎打ち。筆者のフェイスブックは私から見て五百数十名のフレンドですが、森山さんとの共通の友人は101名を超えており、友人率20%ですので、良い一年にしていただきたいと思います。

 次回の議運委は15日(金)に開催。

【参議院議院運営委員会 同日】

 衆議院側と同じ議題。
 
【衆議院内閣委員会 同日】

 閉会中審査がありました。

 厚労省がリリースした接触確認アプリ「ココア」について同省は「接触者の人数は分からない」として集計情報を持っていないことを明かしました。国民民主党代表の玉木雄一郎さんに対する答弁。「今年の中国の成長率は8%と予想される。日本も雇用調整助成金や、企業の持続に向けた給付金などを延長すべきだ」としました。だれも、延長に言及できず、安心感を与えることも大事だと釘をさしました。

 海外では、フィリピン、インドネシアの感染者・死亡者が多く、日本が続いて、マレーシアも英国変異種でロックダウン。逆に、島国の台湾、隣接国と非対称な力関係であるベトナムでは、連日の感染者は米国留学帰りなど数名以下。両国とも個人的な友人がいますが、マスクをしないことも多いようです。春節を過ぎたら、アジアの経済的な力関係が変わっていきそうです。

●特措法施行は「10日間程度必要」

 1月下旬の審議入りで与野党が合意している「新型インフルエンザ特措法などの改正案」(204閣法  号)について、西村康稔担当相は改正法が成立し、公布され、施行するまで「他の法律と比較して(罰則などの)周知期間として、10日程度必要だ」との認識を示しました。玉木さんへの答弁。

【与党幹事長・国対委員長会談 同日】

 いわゆる「2プラス2」が水曜朝、国会内で開かれました。二階俊博幹事長、森山裕国対委員長、石井啓一幹事長、高木陽介国対委員長。特措法成立について「2月上旬」という控えめな認識を共有したようです。

【政府与野党コロナ対策協議会 同日】

 合計3回目の協議会。新型インフルエンザ特措法、感染症法、検疫法の改正の法案はどうやら、同じ日に政府から提出される日程になりそうです。政府・与党内でギリギリの調整が続いているようです。

【官邸 同日】

 午後7時からの首相会見。

●あす、あさっての予定

 あす(1/14)は参議院内閣委員会の閉会中審査となります。また、あさって(1/15)は予算委員会の理事懇談会がありそうです。

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Ⓒ2021年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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