[写真]「モア」のおいしいものを食べて元気を出す筆者、3年前2018年、衆議院議員食堂(国会議事堂衆議院本館2階)、メニューは変更があるかもしれません、宮崎信行撮影。
午前10時から参議院本会議、午後4時から衆議院予算委員会が定刻通り開かれました。衆参とも自民党が単独で過半数を持つねじれ無し国会。安倍・菅官邸一強政治で「飽きた」と言われた、森友国有地・公文書改竄、加計お友達特区、安保法と解釈改憲。桜を見る会前夜祭だけ「筆頭秘書」形式的罰金で処理されました。選挙イヤーで衆参とも話題ががらりと変わりました。新型コロナウイルス感染症をめぐるワクチン接種と生活支援、それとデジタル庁などの構想。ただ与野党が正面から対決する法案とも思えず、方向感が乏しい中、政治姿勢が問われつつ、解散までいくのではないでしょうか。正直、自民党衆議院議員はもうどうにでもなれ、という感覚で行った方がよさそう。
蛇足です。1992年早稲田大学入学生は、早稲田大学鵬志会の幹事長(任期1年間)が2人、早稲田大学雄弁会幹事長(任期半年)が3人、早稲田大学政友会幹事長(任期1年間)が1人と、延べ6人もいて、改革保守として2年生の6月に「細川・羽田政権交代」で「政治は自分の手で変えられる」成功体験を持っています。そのうちの1人が、かつて25歳で落下傘で区議選トップ当選し、その4年後に区長選に転出して落選。海外で成功した起業者をサポートして、数年前に帰国していたんですが、国内での起業がコロナでめどが立たなくなったので、7月の都議選に出身地の選挙区から立候補する方向に転じたとのこと。立憲民主党の公認をもらえることは確実。私は、地方議員が職業化していることにはなんのとまどいも感じませんが、私のように起業し、父からの承継事業も糾合して自立できている経営者が、あまりに少ない日本経済・社会の現状には愕然とします。私の祖父・曾祖父・高祖父は全員村会議員以上経験者ですが、東京で大卒の私も立候補できれば立候補したいのですが、隔靴掻痒です。父が私と同じ46歳の頃、時の渡辺美智雄蔵相と容姿が似ていることから「大蔵大臣」とあだ名されていて、千代田生命の営業員が誕生日に花を持って「大蔵大臣おめでとうございます」と訪問したところに遭遇しました。私は父と40歳違いということに劣等感を持っていましたが、千代田生命の営業員が「50歳、おめでとうございます」とわざと老化させた冗談を言ったことに大変な嫌悪感を覚えました。で、60歳0か月でクモ膜下出血に倒れた父はバブル崩壊の気弱さも重なり母との2人の会話で「もし死んでたら保険金が3億数千万円出たのに」と嘆き、母は「お父さんそんなこと言わないで」と泣いたそうですが、私は当時から「それは保険料掛け過ぎだ、無駄だ」と冷淡に言いました。父は84歳まで生きました。千代田生命はその後倒産しました。富裕層を騙そうとした日本資本主義経済の果てに、貧困ビジネスが現れ、経済困窮を口外しにくい日本社会が窮まりつつある現状となりました。
きょうも経営者として複数の立場で電話連絡などしていましたが、当ニュースサイトの校閲を有償でお願いしたリポートが返ってきて、読むと、とてもタイポが少ないサイトのようです。正直、まるっきり読み返さずに投稿しているのですが、我ながら才能だと思います。お金の流れを読める人が日本社会を作り直さないといけません。
【参議院本会議 令和3年2021年1月22日(金)】
代表質問最終日。
山口那津男代表が30分間質問し、菅首相が16分間答弁しました。この中で、山口代表が「この夏、予定されている東京オリンピックパラリンピック競技大会」について問うたところ、菅首相は答弁で「東京大会と新しい共生社会についておたずねがありました」と応じました。
前々日、二階幹事長の質問に橋本五輪相は「東京オリパラ」と表現していました。首相が「オリンピック」とまったく発声できなかったのは、気弱さの表れであるのは間違いありません。これまで首相の本会議答弁は、財務省や経産省などから出向した首相事務秘書官がハイヤーで午前4時に官邸に出勤して、答弁要領に朱入れを直前まで、付に大声で指示しながら、作り上げていくものでしたが、オリンピック中止が政権崩壊につながりかねないとの認識が秘書官室に共有されていることは間違いありません。電通も本社ビルを売却するそうですので、長年のクリスマスは恋人とホテルで過ごすというめちゃくちゃなライフスタイルをおしつける大山鳴動型日本資本主義経済の終わりを告げることになりそうです。
質問者は全員、羽田雄一郎さんに言及しました。後継として、千曲会では羽田次郎さんが上がっており、自民党の小松裕さんとの一騎打ちの公算。世襲はプラスどころかマイナスですが、長野県は「尊敬県」ですのが、現政権にノーの声を、大量得票差で表現する必要があるでしょう。
ワクチンをめぐって、山口代表は「希望者全員に接種するためのマンパワーを確保するのは深刻な問題であり、地方議員との連携が欠かせない」と語り、首相は「河野太郎・担当相は全体の調整とともに、分かりやすい情報発信を任せる」と応じました。公明党の山本厚労副大臣に内閣府副大臣の併任の辞令が出て、ワクチン担当となりました。
維新の片山虎之助さんはマスクで息苦しそうでした。「二兎を追うのではなく一兎を追うということでいいか。1か月で緊急事態宣言を解除できると思うか、あるいは長期戦を覚悟して国民に説明した方がいいのではないか」と問い、首相は「現在の感染拡大防止に全力をあげて飲食店の20時までの時短を進める。一日も早く感染を収束させ、国民のみなさんが安心してくらせ、街のにぎわいを取り戻す」とし「ワクチンの国内生産体制の整備も引き続きしっかりとすすめる」と語りました。
共産党は小池書記局長。国民民主党は榛葉賀津也幹事長でしたが、相変わらず日本経済の低迷は「人間への投資を怠ったからだ」という私とは真逆に認識。榛葉さんは国民入りで、改選定数2の静岡県で教職員組合が早いうちから支持を表明してもらっていましたが、教職員組合が選挙に強いのは、国費でなく地方交付税経由で県教委の予算が確保されている面もありますので、やはり人間への投資ではなく、生産設備への投資を進めるべきです。
立憲民主党2人目は、常任幹事会議長の田名部匡代さん。
自民党2人目は渡辺猛之さんで「地方議員出身なので地方自治法第99条にもとづく意見書を大事にしたい。参議院議員はイントラネットで見ることができる」と表明。裏返しで、地方自治法99条の意見書は、対決法案での「反対ならぬ、慎重審議を求める国政与党会派も含めた全会一致決議」以外はまったく注目されないし、影響力もありませんから、そこまでリソースを回すこともないと思います。
【衆議院予算委員会 同日】
定刻通り開かれました。
「令和2年度第3次補正予算案」と「令和3年度当初予算案」の趣旨説明が一括して行われました。麻生太郎財務大臣の説明によると、補正後の今年度一般会計は175・6兆円。新年度予算案では10周年の東日本大震災復興特別会計は歳出入1兆円割れとなりますが、しっかり言及。財政投融資の出入りは40兆円を超えることになるようです。
【参議院国家基本政策委員会 同日】
国民民主党の大塚耕平委員長が主催し、羽田雄一郎理事の逝去にあたり、山口那津男委員ら全員で黙とうをしました。ちなみに、前任の真山勇一委員長(立憲)の期間には党首討論は開かれなかったことになりました。
【参議院議院運営委員会 同日】
今週の議運理事会で、日銀審議委員を含む国会同意人事案が提示されました。名前を見る限り、著名人はとくに見かけません。
●来週の予定
日曜討論(1/24)は各党幹事長らで動きが出そうです。
月曜日(1/25)の衆議院予算委員会は基本的質疑でテレビ入り全閣僚出席。自民党は財務省・後藤茂之政調会長代理が異例の1時間登場。公明党は小選挙区国替え転出をめざし苦戦が予想される、遠山清彦さんが質問。野党は午後1時36分頃から。長妻昭さん、今井雅人さん、後藤祐一さんら「止め男」が連続して登場しますので、かなり止まるでしょう。女性の1期生は、岡本あき子さんが登場。
火曜日(1/26)の基本的質疑2人目は、篠原孝さん、辻元清美さん、笠井亮さん、宮本徹さん、玉木雄一郎さんらが登場。午後3時から締めくくり質疑を予定。締めくくり質疑でも川内博史さんが31分間持っているので、火曜日(1/26)の本会議がずれ込むことも予想されそうです。
また補正関連の「地方交付税法改正案」(204閣法1号)もスムーズに衆議院総務委員会で審議入りしそうです。
なお、立憲民主党は再来週日曜日(1/31)の党大会を報道陣もフルリモートで開催することになりました。すでに議案を提示した両院議員総会も開催済み。枝野幸男代表・福山哲郎幹事長体制がまったくゆるぎなく解散総選挙に突入する党内情勢が完璧となりました。
【閣議 きょう】
「新型インフルエンザ特措法及び感染症法並びに検疫法改正案」(204閣法たぶん6号)が提出されました。
【新型コロナ対策政府与野党協議会 きょう】
開催されました。
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午前10時から参議院本会議、午後4時から衆議院予算委員会が定刻通り開かれました。衆参とも自民党が単独で過半数を持つねじれ無し国会。安倍・菅官邸一強政治で「飽きた」と言われた、森友国有地・公文書改竄、加計お友達特区、安保法と解釈改憲。桜を見る会前夜祭だけ「筆頭秘書」形式的罰金で処理されました。選挙イヤーで衆参とも話題ががらりと変わりました。新型コロナウイルス感染症をめぐるワクチン接種と生活支援、それとデジタル庁などの構想。ただ与野党が正面から対決する法案とも思えず、方向感が乏しい中、政治姿勢が問われつつ、解散までいくのではないでしょうか。正直、自民党衆議院議員はもうどうにでもなれ、という感覚で行った方がよさそう。
蛇足です。1992年早稲田大学入学生は、早稲田大学鵬志会の幹事長(任期1年間)が2人、早稲田大学雄弁会幹事長(任期半年)が3人、早稲田大学政友会幹事長(任期1年間)が1人と、延べ6人もいて、改革保守として2年生の6月に「細川・羽田政権交代」で「政治は自分の手で変えられる」成功体験を持っています。そのうちの1人が、かつて25歳で落下傘で区議選トップ当選し、その4年後に区長選に転出して落選。海外で成功した起業者をサポートして、数年前に帰国していたんですが、国内での起業がコロナでめどが立たなくなったので、7月の都議選に出身地の選挙区から立候補する方向に転じたとのこと。立憲民主党の公認をもらえることは確実。私は、地方議員が職業化していることにはなんのとまどいも感じませんが、私のように起業し、父からの承継事業も糾合して自立できている経営者が、あまりに少ない日本経済・社会の現状には愕然とします。私の祖父・曾祖父・高祖父は全員村会議員以上経験者ですが、東京で大卒の私も立候補できれば立候補したいのですが、隔靴掻痒です。父が私と同じ46歳の頃、時の渡辺美智雄蔵相と容姿が似ていることから「大蔵大臣」とあだ名されていて、千代田生命の営業員が誕生日に花を持って「大蔵大臣おめでとうございます」と訪問したところに遭遇しました。私は父と40歳違いということに劣等感を持っていましたが、千代田生命の営業員が「50歳、おめでとうございます」とわざと老化させた冗談を言ったことに大変な嫌悪感を覚えました。で、60歳0か月でクモ膜下出血に倒れた父はバブル崩壊の気弱さも重なり母との2人の会話で「もし死んでたら保険金が3億数千万円出たのに」と嘆き、母は「お父さんそんなこと言わないで」と泣いたそうですが、私は当時から「それは保険料掛け過ぎだ、無駄だ」と冷淡に言いました。父は84歳まで生きました。千代田生命はその後倒産しました。富裕層を騙そうとした日本資本主義経済の果てに、貧困ビジネスが現れ、経済困窮を口外しにくい日本社会が窮まりつつある現状となりました。
きょうも経営者として複数の立場で電話連絡などしていましたが、当ニュースサイトの校閲を有償でお願いしたリポートが返ってきて、読むと、とてもタイポが少ないサイトのようです。正直、まるっきり読み返さずに投稿しているのですが、我ながら才能だと思います。お金の流れを読める人が日本社会を作り直さないといけません。
【参議院本会議 令和3年2021年1月22日(金)】
代表質問最終日。
山口那津男代表が30分間質問し、菅首相が16分間答弁しました。この中で、山口代表が「この夏、予定されている東京オリンピックパラリンピック競技大会」について問うたところ、菅首相は答弁で「東京大会と新しい共生社会についておたずねがありました」と応じました。
前々日、二階幹事長の質問に橋本五輪相は「東京オリパラ」と表現していました。首相が「オリンピック」とまったく発声できなかったのは、気弱さの表れであるのは間違いありません。これまで首相の本会議答弁は、財務省や経産省などから出向した首相事務秘書官がハイヤーで午前4時に官邸に出勤して、答弁要領に朱入れを直前まで、付に大声で指示しながら、作り上げていくものでしたが、オリンピック中止が政権崩壊につながりかねないとの認識が秘書官室に共有されていることは間違いありません。電通も本社ビルを売却するそうですので、長年のクリスマスは恋人とホテルで過ごすというめちゃくちゃなライフスタイルをおしつける大山鳴動型日本資本主義経済の終わりを告げることになりそうです。
質問者は全員、羽田雄一郎さんに言及しました。後継として、千曲会では羽田次郎さんが上がっており、自民党の小松裕さんとの一騎打ちの公算。世襲はプラスどころかマイナスですが、長野県は「尊敬県」ですのが、現政権にノーの声を、大量得票差で表現する必要があるでしょう。
ワクチンをめぐって、山口代表は「希望者全員に接種するためのマンパワーを確保するのは深刻な問題であり、地方議員との連携が欠かせない」と語り、首相は「河野太郎・担当相は全体の調整とともに、分かりやすい情報発信を任せる」と応じました。公明党の山本厚労副大臣に内閣府副大臣の併任の辞令が出て、ワクチン担当となりました。
維新の片山虎之助さんはマスクで息苦しそうでした。「二兎を追うのではなく一兎を追うということでいいか。1か月で緊急事態宣言を解除できると思うか、あるいは長期戦を覚悟して国民に説明した方がいいのではないか」と問い、首相は「現在の感染拡大防止に全力をあげて飲食店の20時までの時短を進める。一日も早く感染を収束させ、国民のみなさんが安心してくらせ、街のにぎわいを取り戻す」とし「ワクチンの国内生産体制の整備も引き続きしっかりとすすめる」と語りました。
共産党は小池書記局長。国民民主党は榛葉賀津也幹事長でしたが、相変わらず日本経済の低迷は「人間への投資を怠ったからだ」という私とは真逆に認識。榛葉さんは国民入りで、改選定数2の静岡県で教職員組合が早いうちから支持を表明してもらっていましたが、教職員組合が選挙に強いのは、国費でなく地方交付税経由で県教委の予算が確保されている面もありますので、やはり人間への投資ではなく、生産設備への投資を進めるべきです。
立憲民主党2人目は、常任幹事会議長の田名部匡代さん。
自民党2人目は渡辺猛之さんで「地方議員出身なので地方自治法第99条にもとづく意見書を大事にしたい。参議院議員はイントラネットで見ることができる」と表明。裏返しで、地方自治法99条の意見書は、対決法案での「反対ならぬ、慎重審議を求める国政与党会派も含めた全会一致決議」以外はまったく注目されないし、影響力もありませんから、そこまでリソースを回すこともないと思います。
【衆議院予算委員会 同日】
定刻通り開かれました。
「令和2年度第3次補正予算案」と「令和3年度当初予算案」の趣旨説明が一括して行われました。麻生太郎財務大臣の説明によると、補正後の今年度一般会計は175・6兆円。新年度予算案では10周年の東日本大震災復興特別会計は歳出入1兆円割れとなりますが、しっかり言及。財政投融資の出入りは40兆円を超えることになるようです。
【参議院国家基本政策委員会 同日】
国民民主党の大塚耕平委員長が主催し、羽田雄一郎理事の逝去にあたり、山口那津男委員ら全員で黙とうをしました。ちなみに、前任の真山勇一委員長(立憲)の期間には党首討論は開かれなかったことになりました。
【参議院議院運営委員会 同日】
今週の議運理事会で、日銀審議委員を含む国会同意人事案が提示されました。名前を見る限り、著名人はとくに見かけません。
●来週の予定
日曜討論(1/24)は各党幹事長らで動きが出そうです。
月曜日(1/25)の衆議院予算委員会は基本的質疑でテレビ入り全閣僚出席。自民党は財務省・後藤茂之政調会長代理が異例の1時間登場。公明党は小選挙区国替え転出をめざし苦戦が予想される、遠山清彦さんが質問。野党は午後1時36分頃から。長妻昭さん、今井雅人さん、後藤祐一さんら「止め男」が連続して登場しますので、かなり止まるでしょう。女性の1期生は、岡本あき子さんが登場。
火曜日(1/26)の基本的質疑2人目は、篠原孝さん、辻元清美さん、笠井亮さん、宮本徹さん、玉木雄一郎さんらが登場。午後3時から締めくくり質疑を予定。締めくくり質疑でも川内博史さんが31分間持っているので、火曜日(1/26)の本会議がずれ込むことも予想されそうです。
また補正関連の「地方交付税法改正案」(204閣法1号)もスムーズに衆議院総務委員会で審議入りしそうです。
なお、立憲民主党は再来週日曜日(1/31)の党大会を報道陣もフルリモートで開催することになりました。すでに議案を提示した両院議員総会も開催済み。枝野幸男代表・福山哲郎幹事長体制がまったくゆるぎなく解散総選挙に突入する党内情勢が完璧となりました。
【閣議 きょう】
「新型インフルエンザ特措法及び感染症法並びに検疫法改正案」(204閣法たぶん6号)が提出されました。
【新型コロナ対策政府与野党協議会 きょう】
開催されました。
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Ⓒ2021年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
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