宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

国民民主党に連立参加を呼びかけ、麻生太郎・茂木敏充両氏、年明けにかけて政権の枠組みで暗闘か

2022年12月03日 05時24分28秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
 自民党の麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が国民民主党に連立政権の枠組みに参加するよう呼び掛けていたことが分かりました。自民党・公明党・国民民主党の3党が賛成して第2次補正予算が成立したゆうべからけさにかけて時事通信、読売新聞、日本農業新聞が報じました。

 玉木雄一郎代表は、おととし2020年12月18日の記者会見で、筆者・宮崎信行の自民党と連立するかとの問いに「衆院選の議席数も分からない現在はそこまで考えられない。まずは我が党の立ち位置をしっかりと示し、現職の全員当選で足元を固める」と語りました。その後、きょねん2021年10月の衆院選で同党は現職が全員当選しています。

 党内基盤と支持率が崩れている岸田文雄首相に対して、麻生副総裁と茂木幹事長が「新しい政権枠組み」のカードを突きつけ内閣改造や首相の早期退陣を求めつつ公明党・創価学会との関係が深い菅義偉前首相や二階俊博元幹事長らと距離をとるかまえと考えられます。麻生・茂木の後継の首相候補は茂木さんか、麻生・菅両氏と近い河野太郎さんと思われます。

 通常国会は来月下旬と思われますので、1か月半ほど「政権の枠組み」をめぐる水面下のせめぎ合いが続きそうです。

 写真は麻生氏が2020年9月2日、茂木氏が2022年7月3日、玉木氏が2022年10月25日、すべて宮崎信行撮影。

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