宮崎信行の夕刊フジ

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

秋葉賢也復興大臣と杉田水脈総務政務官、理由なき更迭、渡辺博道氏ら「総理の本会議報告先例」どうなるか

2022年12月27日 15時33分36秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]秋葉賢也さんら、ことし7月、仙台市で、宮崎信行撮影。

 秋葉賢也復興大臣と杉田水脈総務政務官がさきほど2022年12月27日(火)、首相や総務大臣に辞表をした。事実上の更迭。後任には、渡辺博道元復興大臣らが充てられました。

 ことしから、「大臣が辞めた場合は、総理が本会議で理由と新大臣の固有名詞をあげて報告する先例」ができつつありますが、1か月後の通常国会初日はいきなり施政方針演説から入りますから、先例が続くか注目されます。

 岸田文雄さんは非常に人の心が無い人事で、1年ほど前には、茂木敏充外務大臣が閣外にさりましたが、これは自民党幹事長転向のため。例えば、政調会長に「自民党サミット応援本部長」でも新設して、秋葉さんを転出させる演出はできなかったのでしょうか。

 また、杉田さんは政務官が務まらないとなると、今後県連の下働きの仕事もないでしょうから、政治生命が風前の灯となるかもしれません。

 過去のSNSでの発言をほじくりかえす「キャンセル・カルチャー」はアメリア大統領予備選挙でも問題視する動きもあります。アメリカ政治では、「イラク戦争宣戦布告に賛成票を投じた」という過去が、民主党・共和党の上下両院議員につきつけられたため、2004年初当選のオバマ民主党1期生上院議員が大統領になったこともあります。

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