ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

【東京8区第3報】立憲代表、吉田はるみ候補予定者の比例優遇転出に含み、福山幹事長が調整、れいわ代表発言「率直に言って困惑」

2021年10月09日 13時56分00秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
 立憲の枝野代表はさきほど神奈川県相模原市で、ぶら下がり記者対応=写真・宮崎信行撮影=に応じました。

 昨夜、れいわ新選組の山本太郎代表が街頭演説で、東京8区への出馬を明言し、野党統一候補となっていると発言したことに「山本さんがこういう対応をしたことについて、率直に言って、困惑している」と語りました。
 そのうえで、「地元で活動してきた吉田はるみを、身内ではありますが、私は評価しています。なんとか、吉田に国会で仕事をさせたい。その思いと自民党に漁夫の利を得させない。それを両立させたい」と述べました。
 実務者としては、「福山幹事長が対応し、吉田さんと話をする」と明言しました。比例優遇のうえでの転出を含めて、信頼のあつい、枝野・福山体制で早期の収束をめざした発言と考えられます。

【再追記 翌日夕】


 動画を追加しました。アタマがかけています。

【追記 翌朝 同党本部公式ホームページの書き起こしを引用】

 率直に言って困惑をしております。吉田晴美さんは前回の選挙の前からもう6年ぐらい、本当に地域で根を張って頑張ってきておりますし、それを幅広い市民の皆さんが応援を積み重ねてきていただいております。何とか、吉田さんに国会で仕事をさせたいと強く感じております。一方で山本さんがこういう対応でありますと、このまま突っ込めば、自民党を喜ばせるだけ、漁夫の利を得させるだけであるのも否定できない事実だと思っております。吉田さんに仕事をさせる。自民党に漁夫の利を得させなということに向けて、短い時間でありますが、何とか良い智恵が出せないかということを今模索している段階です。山本さんと話すことになるのかどうかを含めて、幹事長のところで吉田本人の意向等も含めて対応し始めています。

 先ほど申しました通り、この間の吉田さんの努力は身内がありますが、十分認識しておりますから、私も事実上の選挙戦が始まって最初に応援に入りました。多くの市民の皆さんが支えていただいていることも感謝申し上げたいし、よく存じ上げています。
 何とか吉田さんに国会で仕事をさせたい。一方で自民党に漁夫の利をさせてはいけない。この2つを両立させるのはなかなか難しい課題だと思っていますので、非常に困惑をしていますが、何とか知恵を出したいと思います。

【追記終わり】


 以上です。

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