友人の尾車氏と共に、「小樽クラシックカー博覧会」へと出かけた。
このイベントに来たのは、4年ぶりのことである。
入場すると、まずはカローラ30のホワイトボディがお出迎え。
こういうモノが現存しているとは・・・普段は、どこに保管されてるんでしょうネ?
1959年式の「日産オースチンA50ケンブリッジ」。
53歳とは思えないくらいに、若さハツラツである。
日産マーチ・スーパーターボ。このクルマを見るのも、しばらくぶりだ。
こういう「やんちゃ坊主」のようなクルマが、現代の日本では少なくなってしまった。大いに、残念なことである。
このような旧車のイベントでは、なぜか日産車が数多い。ズラリと並んだ、スカイライン。
そして、セドリック&グロリア。
タクシー仕様のセドリックも、実に懐かしい。
フェアレディZも、現存率の高いクルマであるといえよう。
意外に沢山参加していたのが、FRのKP61スターレット。
「ヨタハチ」ことトヨタスポーツ800。
このクルマも、現存率の高いクルマである。
ダイハツ・コペンあたりも、30年後には、このヨタハチのような地位を築いているに、違いない。
パブリカのピックアップが、これまたお洒落。
カローラ・スプリンターは、斜め後ろからのシルエットが流麗で美しい。
アグネス・ラムさんを思い出さずにはいられない、スプリンター。
スペシャリティ・カーの先駆けたる、セリカ。
そのセリカとシャシーを共用する、カリーナとカムリ。
初代カムリは、「セリカの4ドア」という位置付けであった。「CELICA CAMRY」のバッジが、それを雄弁に物語る。
DOHCターボで武装した、カリーナGT-TR。
オジンのクルマというイメージが強いコロナだが、2ドアハードトップが昔からラインナップされていた。
センターピラーの無い、スッキリとしたサイド・ビュー。
衝突安全等の制約が無かった、大らかな時代を感じさせる。
タイヤとホイールに、オーナー氏のこだわりを感じさせる。
コロナといえば、バンも昔はよく走っていたものだ。久々の出会いに、胸キュンである。
この、ソリッドのくすんだオレンジが、また、イイ。
タクシー仕様のコロナにも、久々に再会できた。
丸目4灯のヘッドランプが、流れた月日を感じさせる。
また、ウレタンバンパーに通るグリーンのストライプが、案外お洒落だということに、今さら気付いた。
この、明確なノッチバック!タクシー仕様も、潔くて悪くない。
「クジラクラウン」は、旧車の祭典には欠かせないバイプレイヤー。
中学生の頃、憧れのクルマだった、2代目プレリュード。
幅広さを感じさせるテールランプのデザインと、いい角度で立っているCピラー・・・ああ、今でもカッコいい。
シティ・カブリオレも、未だにココロ魅かれるデザインのクルマだ。
このクルマって、デジタルメーターだったかなぁ?「ターボ」のそれを移植したのかなぁ?
黄色いビートル。見ているだけで、幸せになれそうだ。
プジョー505。まさに、猫科のセダン。
シトローエンGS。5角形の異形ランプが、未だに斬新。それはまさに、唯我独尊。
アルファロメオ・ジュリア。日産ジュークとの近似性を感じるのは、私だけだろうか?
幼き日の憧憬、ランボルギーニ・カウンタック。
ウインドウが手回し式なのに、あらためて驚愕!
フェラーリ・テスタロッサのリヤスタイルは、まるで屏風のようなあでやかさ。
シボレー・コルベットは、全身でアメリカを表現。
この、ピックアップは、アメリカのなんというクルマなのか、確認洩れしてしまいました・・・
そして本日の真打ちは、このDMCデロリアンでありましょう。
このクルマがリヤエンジンだったことを、今さら知ってしまった。
フロントのラゲッジルームは浅目ではあるが、そこそこの実用性はありそうだ。
ビールケースも、500ml缶は無理かもしれないが、350ml缶なら積めそうである。
5MT仕様というのが、これまた素晴らしい。
組み込まれたパーツが、まさにバック・トゥ・ザ・フューチャー!
残暑厳しい一日だったが、ノスタルジック・カーの祭典は、今年も、実に楽しかった。