「小樽クラシックカー博覧会」に欠かせないのが、「小林さん」の存在である。言うまでも無いかもしれないが、それはもちろん、「小林彰太郎さん」ではない。
「小林さん」は、一部では有名な、北海道在住のクルマカタログコレクターの方なのだ。
氏は、この数々のカタログを、主に古書店巡りをして、実費で購入したという。
私も「自称カタログマニア」ではあるが、氏のコレクションは、商用車から輸出仕様まで、非常に多岐に渡っていて、私ごときでは太刀打ち不能だ。
今回この会場に持ち込んだのは、その膨大なコレクションのうちの、ホンの一部に過ぎないとのこと。
免許を持っていない氏は、これらのお宝を公共の交通機関を乗り継いで、わざわざ担いで持ち込んでくれたのだ!ありがたや、ありがたや。
氏本人が、持ち込んだカタログについてナイスな解説を加えてくれるのも、このイベントの最大の愉しみかもしれない。
私が、「僕は『男と女とバラとスタンザ』のキャッチフレーズ時代のバイオレット・オースター・スタンザが好きだったんですよね」と話しかけると、彼は我が意を得たりといった表情で「あのスタンザは、当時『ミニ・セドリック』と言われていたんですよね!」と、嬉々として返してくれた。
氏は、この810ブルーバードのタクシー仕様車のカタログについても、熱く語ってくれた。
なんでも、この「2プラグZエンジン」は、耐久性に問題があったとのことで・・・
氏の熱いキャラクターが、残暑の小樽をさらに暑く感じさせる。実にエネルギッシュなひとときであった。
来年はきっと、「男と女とバラとスタンザ」を、持参してくれることであろう。
小樽で氏と再会するのが、夢に見てしまいそうなくらい、本当に楽しみだ。