開口部が掃き出しで使いやすい、BPレガシィのラゲッジスペース。
床のリッド(フタ)の取っ手を持って開き、その裏にあるヒモ付きのフックをリヤゲート開口部に引っかけておくと、リッドを開けたままにできる。そして、そこに「サブトランク」が出現する。
サブトランクはウレタンの軽い素材で出来ており、それを外すと、その下には「スペアタイヤ」が鎮座ましましている。ジャッキ・ホイールレンチ等の工具は、スペアタイヤの内側にあるウレタンのケースに、整然と納められている。
スペアタイヤ。あらためてよく見てみると、つるんとしたファニーフェイスで、なかなか可愛い。
そのサイズはT135/80D16。「TRACOMPA-2」というブランドで、BS製である。
刻印された「INFLATE TO 420KPA」の文字。「エキサイト翻訳」で直訳すると、「420KPAに膨張します」(!)。・・・これは、「空気圧は420KPA」と、意訳するのが、正しい。
トレッドパターンは、こんな感じ。この写真では分かりにくいが、スリップサインもちゃんと備えられている。「赤いライン」は、何を意味するのだろう?謎である。
そのホイールには、黄色い「注意書きステッカー」が貼られている。
「100km/h以下で走行してください」とあるが、この細いタイヤを1本だけ装着して、ハイスピードで走りたくはないものだ。私だったら、60km/hでも、イヤだ。
「スリップサインが出たタイヤは新品と取り替えてください」とあるが、スペアタイヤをそこまで酷使する人が、果たしているのかどうか・・・それも、謎である。
そして「空気圧は420kPaです。時々点検してください」とある。そういえば、レガシィ2.0iを購入してからもうじき7年が経つが、スペアタイヤの空気圧は、一度も点検したことがなかった・・・近々、確認してみよう。
なお、BP/BLレガシィの場合は「スペアタイヤは後輪に装着する」のが原則。AWDだからといって、「前輪でも後輪でもどっちでもイイ」というワケではないのである。
スペアタイヤを外すと、実測27cmの深さの収納スペースが出現した。近年はこのスペースの方を優先し、スペアタイヤを廃してパンク修理セットに置き換えるクルマが多い。だがしかし、’08年10月、そして同年12月と、「パンク修理キットで対応できないパンク」に立て続けに2度も見舞われた私にとって、スペアタイヤは、マストなのだ。
そしてあらためて感心するのが、AWDでありながら、「ラゲッジ下にサブトランクとスペアタイヤの床下収納スペースを確保する」、スバルの空間設計の上手さである。実際、他メーカーの簡便な4WD車は、こういう造りにはなっていない。シンメトリカルAWDの素晴らしさは、走行性能だけにはとどまらないのだ。
さて、10月20日~11月3日の間の燃費報告です。この間小樽までの中距離ドライブがありましたが、スタッドレスタイヤを履かせているせいか、燃費はあまり伸びませんでした。燃費計数値は12.3km/Lです。
満タン法では424.7km/37.61L≒11.3km/Lでした。次回も、満タン法でリッター11km台を、目指します。