近所の商店で物珍しさから購入してしまったのが、この「防災備蓄用やきとり缶詰 たれ味」である。
230円という価格は、その内容量からいけば、妥当なところだろう。
やきとり缶詰は、そのジューシーな味わいが、口の中がパサつくカンパンによく合い、備蓄食に最適なのだという。
もちろん私は、これを備蓄するために購入したのではない。
いつものように安直な「缶詰炊き込みご飯」の主軸とするのが、私の到達目標なのだ。
今回は、栄養バランスと色彩感をおもんぱかって、長ネギも投入してみた。
そして翌朝。それは私の思惑通り、見事に炊き上がった。
寝ている間にご飯を炊いてくれる炊飯器のありがたさが、いまさらながら、ココロに染みる。
おこげもイイあんばいに、ちょっと濃いめの味付けの、鶏釜飯に舌鼓。
七味唐辛子をちょっと振って、永谷園のお吸い物を添えれば、単身赴任の食卓は、ひなびた旅館の朝食に変貌する。
個人的には、リッチな気分を味わえた。決して、B級ではない。これ、ホント。