フィエスタに続いて我々取材班が乗せていただいたのは、SUVオーナーのニータ氏の進言により、3代目となった日産エクストレイルだった。
グレードは「20X “エマージェンシーブレーキ パッケージ”」の2列シートの4WD。
税込車両本体価格は2,527,350円である。
自発光式メーターは、現代ではもはや当たり前の装備となったようだ。
インテリアの質感は悪くないし、ボンネットがしっかり目視できることから、車両感覚も掴みやすい。
加えて、カタログ上のJC08モード燃費も、16.0km/Lと、なかなか優秀。
ステアリングのフィールも、SUVとしては曖昧さが無く、運転して楽しいクルマと言えましょう。
また、大容量のラゲッジアンダースペースのその下に、しっかりとスペアタイヤを積んでいるという点も、大いに評価すべきポイント。これをパンク修理セットに置き替えなかった点に、日産の生真面目さを感じる。
だがしかし、スタイリングについては、旧型の方が、圧倒的に好もしかった。
デュアリスと統合せざるを得なかったという、日産のお家の事情もあったのかもしれないが・・・・新型は、バッジが無ければ、トヨタなのか日産なのか、よく分からない。
旧型のスタイリングは、グローバルな視点では、あまり受けが良くなかったと、三栄書房の「エクストレイルのすべて」には、書いてあった。
だが、ここは日本で、日産は日本のメーカーである。
先代までのスタイリングテイストを受け継いで、「日産のジムニー」、あるいは「日産のランクル」を目指してほしかったと、個人的には思う。御免。