獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

ホンダ・ヴェゼル試乗記

2014年02月05日 | CARS&F1
    
 日産のお店を後にした我々取材班は、続いてホンダのお店に向かった。
 お目当ては、フィットをベースに作られた、クロスオーバーSUV「ヴェゼル」。
 試乗させていただいたのは、4WDの「HYBRID X」(税込車両本体価格256万円)である。
 雪国では待望久しかった、4WDのハイブリッド・カー。スバルXVハイブリッドの好敵手となるであろう。カタログ上のJC08モード燃費は23.2km/Lと、スバルのそれを3.2km/L上回る。
 そのフロントマスクは、フィットのそれよりも表情があって、なかなかカッコいい。

    
 最新のSUVらしく、サイドアンダーミラーは、左ドアミラー内部の下方に装着。
 近年、あの美しくない「キノコミラー」が、消え行く傾向にあるのは、大いに喜ばしいことである。

    
 助手席前には、空調の送風口がズラリと並ぶ。
 窓側は強く・顔面正面の中央は弱く・一番右は程よく・・・送風するように工夫されているとのこと。

    
 センターコンソールはエスカレーターのように浮き上がっており、いわば2階建て構造である。
 このクルマは、広々感よりもパーソナル感重視のコンセプトのようだ。
 実際、車高の割にはヘッドルームの余裕は少なく、前席の居心地はクーペ的といえましょう。
 また、相変わらずホンダお得意の「タッチパネル式空調コントロール」だが、SUVにコレはないだろう。マイチェンでは、コンベンショナルなものに直してほしい。

    
 さて、まずは私がドライバーズシートに座り、運転させていただいた。
 雪でガタガタの路面状況でも、その脚はしなやかに動き、実にイイ仕事をしているように思えた。
 ステアリングフィールもそこそこダイレクトで、パワーも十二分。なかなかいいドライバーズカーだと、感心した。

    
 SPORTモードのスイッチを入れると、メーター周りの照明がレッドに変わり、気分を高揚させる。
 7速DCTは各ギアを高回転まで引っ張り、エンジン音が上下にシャープなハミングを奏でる。
 いやあ、素晴らしい!と、その時は思った。

 ・・・だがしかし。尾車親方に運転を変わってもらい、私はリヤシートに移動。そうすると、印象は一変した。
 後席には、結構、直接的に突き上げや振動が来るのだ。
 センタータンクレイアウトのおかげで膝元に余裕はあるものの、ルーフラインの影響か、前席と同じく、ヘッドルームの余裕は少ない。
 ヴェゼルというクルマは、やはりファミリーカーではなく、パーソナルカーとして使うべきなのかもしれない。

    
    
 また、斜め後ろからのスタイルが、シトロエンDS4に酷似しているのは、いかがなものだろう。
 きっと偶然似てしまったのだと、日本人の私としては、思いたい・・・
コメント (2)
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