毎年恒例の「ふくふくクラブ会合」。2003年の初開催以来、早いもので今回が12回目である。
会場は、「ふくの家たなか」。参加者10名は、月1,000円×12ヶ月+ボーナス加算2,000円=14,000円の積立金を使い切るために、ココに集結した。
我々の胃袋に格納される運命となることを、知ってか知らずか・・・水槽を悠々と泳ぐフグたち。
18時14分に開宴。いつものように「活ふぐのフルコース」(7,290円)を基本に、お酒や単品を追加するパターンである。
まずは、生ビールで乾杯。お通しとしての「煮凍り」をついばむ。
18時17分。大御所の「活ふぐ刺し」が、登場!
大人数でも公平に味わえるよう、区画割りされているお皿の模様が素晴らしい。
これにより、事前に領有権を、テーブル内で詳細に協議することができる。
無用な争いをせずに、ゆったりした気分で、この極上の刺身をいただけるのだ。
フグ料理の中で、この「活ふぐ刺し」を、私はもっとも愛する。
その身のツルツル感というか、シコシコ感というか、コリコリ感。
そこに絡まるポン酢・もみじおろし・万能ねぎ!
それらの薬味は三味一体となり、私の口中をシアワセで満たす。
18時28分。ビールが空いたところで、「ひれ酒」が登場。
その芳しいかほりと、アンバー色に抽出されたエキス!
日本酒が苦手な方でも、魔法にかかったようにグイグイ飲けてしまうであろう。
18時37分、「活から揚げ」のお出まし。
衣はサクッで、身は魚とは思えない、鶏のような弾力感を持つ。
それでいて、ギトギトした脂っぽさは皆無。
その極上の味わいを、私流に表現するならば、「プレミアム&ヘルシーケンタッキー」といったところである。
18時53分。沸き立つ「活てっちり」の登場に、会場のボルテージも上がる。
白い身と、紅いもみじおろしと、緑の万能ネギ。
くずきりのツルツル感は、まさに、麺のごとし。
それらが紡ぎだす豊潤なハーモニーは、口中から食道を潤し、私の胃袋へと格納された。
19時07分。追加注文の「焼き白子」(1,620円)が登場。
外側は張りがあるのだが、その中身はとろりとクリーミィ。
こいつはまさに、「スーパープレミアム雪見だいふく」!
19時31分。追加注文その2「白子酒」(1,480円)が運ばれた。
そのクリーミィ―な泡立ちと、ミルクのような甘さと、ほんの少しの酸味。
まさにこいつは「ウインナ日本酒」である。
19時33分。てっちりの残り汁を用いた「雑炊」。
フグのエキスが濃厚に沁みだしたそれは、ポン酢の爽やかさと相まって、気分はナチュラル・ハイ。
鍋の底まで、喰い尽くしました。
19時55分。〆のデザートの甘味は、まさにふくの白子を彷彿とさせるルックス!
約2時間の幸せな宴は、これにて終了。
いやあ、まさに、「幸せの骨頂」状態。また、今年も、積み立てねば!
持参した「ジップロック」で、ふぐひれを持ち帰るのは、コモンセンスである。
これでしばらくは、自宅で「ひれ酒」を愉しめそうだ。うっしっし。