日曜のお昼は、ニータ有恒氏の進言により、札幌市東区の「鵬龍」で摂ることに。
このお店に入るのは、平成の初めころに訪れて以来なので、約四半世紀ぶりのことだった。
クラシカルで、昭和の香りを濃厚に漂わせる、このお店。
残念なことに、この9月30日で、閉店となる模様。
なので、慌てふためいて、我々はここに駆け付けたのだ。
11時14分に入店したのだが、このお店を惜しむ方々で、すでに店内はかなり賑わっていた。
メニューを見て、あらためて驚いたのが、その価格の安さである。
今どき味噌ラーメンを税込550円でいただけるお店は、札幌市内にはなかなか無い。
しかも、その品数の豊富なこと!
私の注文は、やはりフラッグシップの、「地獄根性ラーメン」(600円)。
辛さは6段階から選べるが、「エンマ様もビックリ」というサブネームの、「地獄3丁目」をチョイスした。
11時40分。地獄釜のように真っ赤に燃えるスープのそれは、目前に供された。
典型的なサッポロ系の、黄色い中太ちぢれ麺。
スープと共に、それは唐辛子のかけらをも絡めつけ、咽頭に灼熱の熱さをもたらす。
その辛いスープを、優しく中和してくれる役割を果たすのが、プリインストールされた豆腐たちである。
しなやか系のメンマにも、この辛いスープは、良く似合う。
私はここで、桃屋の「メンマやわらぎ」を、思わず連想した。
緑のワカメは、この辛いスープに、色彩のアクセントとまろやかさをプラス。
トラディショナルな質感のチャーシュー。
これも、真赤な地獄スープにしっかりと浸してから、いただこう。
そして、11時50分。
最初は完食困難かと思われたが、食べ進むうちに辛さに舌が慣れてきたのか、無理することなく完食!
いやあ、ごっつあんでした(^^)
このお店。9月30日までに、できれば、もう一回訪れてみたい。
「にんにくラーメン」(650円)に、ココロ魅かれている、私である。