鵬龍の地獄根性ラーメンで、ココロも胃袋もヒートアップした私とニータ氏。
熱くほとばしる血潮は、我々をダイハツのお店へと向かわせた。
「キャスト スタイル」。なにかBMWミニを思わせる、高品質感のあるクルマである。
試乗させていただいたグレードは、4WDの「G"SA Ⅱ”」(税込メーカー希望小売価格153万9000円)だった。
自発光式の2連メーターや、本革巻のステアリング。
軽自動車とは思えない、高級感である。
私・ニータ氏・セールスレディさんの計3名の乗車だったが、その3気筒NAエンジンは痛痒なく加速し、「これで充分」と思わせるものがある。
また、かつての軽自動車のCVTは、「エンジンの回転が先に上がって後から加速が付いてくる」ような、滑り感というか違和感があったのだが、最近の軽自動車のCVTは、スロットルワークと加速感が一致し、かなり良くなっていると、あらためて感じた。
アルミホイールの意匠にも手抜きのない、この「キャスト スタイル」。
同じような価格の「スズキ・ハスラー」と比べると・・・
ダイレクトでキビキビしたドライブフィールで、運転好き(≒クルマ好き)のココロに響くのは、ハスラーのほうだと思う。
だがしかし。見た目質感は、このキャストの圧勝だと思われる。
このクルマのライヴァルは、ハスラーというよりは、ホンダの「N―ONE」あたりかもしれない。
個人的には、129万3840円の「アルト ターボRS」の方に魅力を感じるが、キャストの品質感の高さには、心底驚いた。ダイハツ、凄い。