日曜の朝も、妻とともにバードウォッチング。
コンディションはあまり良くなく肌寒かったのだが、コンデジを携えて、鳥見に出かけた。
いつもながらの「トンネウス沼」に着いたのは、8時47分。
そこに居たのは、いつもながらの「マガモご夫妻」である🦆
くちばしを寄せ合って、愛と平和を語っているのだろうか。
中州状に融け残った氷上で、羽繕いするその姿は、ひょうきんこの上ない。
8時49分には水辺に降り立ち・・・
もう一組のペアと合流し、ダブルデートを愉しんでいた。
8時51分には、これまたこの場所ではおなじみの「ミコアイサ♂」さんと遭遇。
彼は、2羽の♀との三角関係をどう清算すべきか、悩んでいるようであった。
そして、その近くでは。
「オオハクチョウ」さん4羽が、羽根を休めていた。
長~いお首を、器用に畳む、その姿。
👆の2羽のたたずまいは、まるで球根のようである。
野鳥としては大きめなサイズの「マガモ」さんたちが、小さく見える。
いつもながらの「トンネウス沼」の、風景でありました。
そして、9時40分。
お次は「モエレ沼公園」へ。
9時47分には、しばらくぶりで「エゾリス」さんと遭遇。
のほほんとエサをカジカジしている彼(もしくは彼女)だったのだが・・・
次の瞬間には、なんとカラスが彼を空襲!
このエゾリスさんは、なんとか逃げおおせたように見えたが、自然の世界の厳しさをあらためて感じた私たちだった。
9時53分には、「オジロワシ観察ポイント」へ。
それは、👆の地図でいえば「現在地のちょっと右」である。
そして、9時58分。
「オジロワシ」さんは、期待通りに、そこに居てくれた🦅
まあ、かなり遠い位置ではありましたが・・・
その、威厳のある、表情。
そして、まるで釣り針のような形状の、鋭い爪!
オジロワシさんをしばらく眺めていたところ・・・
10時03分には「ハシブトガラス」さんが、飛来。
オジロワシさんに、ちょっかいをかける、カラス。
遊んでほしいのだろうか・・・
そしてすぐさま、もう一羽のカラスがやってきた。
オジロワシさんは、姿勢を低くして、1羽のカラスとにらめっこ状態に。
それにしても、カラスという鳥は、大胆不敵である。
相手は、肉食の猛禽類。
「自分が襲われるかも」という発想は、まったく脳裏に無いようだ。
なんというか、私はここでアニメ「トムとジェリー」を、ふと思い出したのであった。
しかしながら、10時04分。
さすがのオジロワシさんも、そろそろイラだってきたようだ。
このあずましくない状況から逃れようと、大きく飛翔!
10時05分には、別の場所に降り立った。
だがしかし、カラスもさるもの。
またしてもオジロワシさんのそばにやって来て、しきりに挑発。
まるであざ笑うかのように、ワシさんの頭上を、旋回。
「困ったもんだ」といった表情の、オジロワシさんである。
そして、ついに怒り心頭に達したのか・・・
翼を迫り上げて、カラスを威嚇!
カラスは、一瞬たじろいだものの・・・
またじわじわとオジロワシさんとの距離を詰め・・・
罵詈雑言を浴びせかける。
対するオジロワシさんは、怒りに肩を震わせながらも・・・
このカラスを襲おうとはしない。
カラスはオジロワシさんをからかうように、その周りをダンス。
大声で毒づくカラスだが、オジロワシさんは、その挑発には乗らない。
たまたま空腹でなかったからなのだろうか?
ともあれ、このオジロワシさんは、じつにオトナであった🦅
10時10分。
コンコン!という音で、園内の木に目をやると、そこにはやっぱり「アカゲラ♂」さんが居た。
そのくちばしは、まさにアイスピックのごとく、鋭利である。
足を狭角に曲げて幹を掴み、樹をつつくその姿。
それはまさに「ストイックなアスリート」そのものだ。
このくちばしで「巣穴」まで掘ってしまうのだから、感心せざるを得ない。
また、アカゲラの作った巣穴は、空き家になると、他の鳥たちが住居として利用する。
たとえば「コムクドリ」さんも、そのひとつなのだ。
偉大なる林の匠、アカゲラさんに、私は拍手を贈る
10時33分。
凍った沼上を低空飛行していたのは、久しぶりの「アオサギ」さんである。
北海道では「夏鳥」のこの鳥さんが帰ってきたということは、こちら札幌にも、そろそろ春がくるのかもしれない。
11時09分に、我々夫妻は、確かな満足を胸に、帰宅したのでありました🚘