South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
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金目鯛の塩焼き、だし巻き卵+大根おろし+シラス、大根の味噌汁、白飯+京漬物、キュウリとわかめの酢の物

13時頃、順調に帰ってきた。京都駅で京漬物(千枚漬け、すぐき漬け、ゆず大根)を買ってきた。

金目鯛の塩焼き
だし巻き卵+大根おろし+シラス
大根の味噌汁
白飯+京漬物
キュウリとわかめの酢の物

2018-01-04 21:02:15 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『真ん中の子どもたち(電子版)』

温又柔、2017、『真ん中の子どもたち(電子版)』、集英社

2017年の芥川賞候補作だったそうだ。主要登場人物の3人、主人公のミーミーは日本人の父と台湾人の母を持ち台湾で生まれて台湾語の世界で3歳まで暮らしたあと、父の仕事で東京に家族で移住。家庭での言語は日本語に切り替わる。日本国籍をもつ。リンリンは逆に台湾人の父と日本人の母をもち、日本生まれの日本育ちだが家庭では中国語を話した。両親は中国で出会い、母は中国語と日本語の同時通訳者である。台湾国籍を持つ。もう一人のシュンヤは、両親は台湾人だが日本に帰化して日本国籍を持つ。台湾姓の「劉」を「龍」に変えた。この3人が、上海の漢語学院で中国語を学ぶ。中国語は標準語を普通語と言うが、上海では上海語が家庭ではな履かれている。また、ミーミーの指導教員の劉老師はミーミーの台湾なまりの普通語を治そうとする。主人公の3人は、日本語、普通語、台湾語を混ぜながら会話している。

歴史的な背景として、知っておく必要なことがある。台湾は日本統治時代には日本語教育があり、太平洋戦争後に、日本統治が終了したあと、国共内戦に敗れた中華民国が台湾に政府を移動して、中国語(普通語)が支配者の言葉として入った。台湾は、台湾語と中国語の併用、もしくは、中国語の優越(台湾語の抑圧)という事態が起こった。東西冷戦と台湾の経済発展とともに、日本との交流や中国との交流の必要が生まれて、台湾人は中国や日本でのビジネスで活躍した。

著者の言語生活と日本での生活を色濃く移した作品であろう。著者はミーミーと同じく3歳で日本に来たが両親は台湾人で台湾国籍をもつ。つまりは、作者はこの主要3人たちとはまたちがう履歴を持っている。著者はリービ英雄のゼミ育ちだそうで、彼の影響を強く受けたのだろう。「普通」の日本人は言語についての考えを改める必要があるのではないだろうか。

この正月、実家に帰って妹とこの作品について話したのだが、われわれも、この作品のタイトルにある「真ん中の子ども」だったのではないかと。我々兄妹は大阪生まれの大阪育ちだ。だから、大阪弁を駆使することが出来る。しかし、亡くなった両親は、大阪生まれではなく、彼らの話す言葉は大阪弁ではない。父は広島生まれの福岡育ち、東京で長く住み、東京で母と所帯を持った。戦後、父方の両親(わたしの祖父母、愛知県出身)が住んでいた大阪で暮らす中で兄妹がうまれた。われわれは、家と外で方言を使い分けていた。外で標準語を話すと下手をするといじめられたからだし、子どもなりに外の世界と同調することの意味を理解していたからだ。

本書は、主人公たちの成長物語という青春小説としての要素も含んでいるが、タイトルのようにアイデンティティの問題が主要なテーマだ。広く読まれていいのではないだろうか。

真ん中の子どもたち
温又柔
集英社

2018-01-04 15:41:28 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち (ブルーバックス・電子版)』

川端裕人(海部陽介・監修)、2017、『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち (ブルーバックス・電子版)』、講談社

人類史におけるアジアのホモ属について、ホモ・エレクトス(ジャワ原人・北京原人)とホモ・フローレンシス、デニソワ人の頭骨や歯の発掘と比較を通じて系譜や分布について監修者へのインタビューをもとに著者がまとめたもの。現時点における研究成果が要領よく簡潔に紹介されている。現在は、ホモ・サピエンスしか存在しなくなった謎は明かされてはいないが、ヒントは隠されているように思う。

我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち (ブルーバックス)
川端裕人(海部陽介・監修)
講談社

2018-01-04 15:34:22 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


1月3日(水)のつぶやき


2018-01-04 05:30:15 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )