読書と夕食
読書ノートと夕食の記録
South Is. Alps
Coromandel, NZ
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Calendar
2024年2月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
前月
翌月
Recent Entries
自家製ローストビーフと自家製おせち
牛しゃぶ
おけい餃子(焼き餃子)、青菜炒め
チキンソテーの白菜添え
アジの開きのムニエル、大根葉と花かつおのキンピラ風、豆腐と切り干し大根の味噌汁
豚のしゃぶしゃぶ
5種のきのことスモークサーモンのパスタ
豚ロース切り落としと小松菜と椎茸のオイスター炒め、鶏ガラスープのおじや
Amazon Prime Video「刑事フォイル」
骨付き鶏もも肉のオーブン焼き、ルッコラとマッシュルームとトマトのサラダ
Recent Comments
ryuji_s1/
大人のハヤシライス
heromi/
『私の俳句修行』
Unknown/
5月22日(日)のつぶやき
yukikosato/
機内食(カンタス航空)
Helene H./
成田空港
ご無沙汰です/
渥美の緑色セロリ
張濱/
名古屋飯田町、豆腐会席「くすむら」
ryuji_s1/
キノコのクリームパスタ
ryuji_s1/
4月27日(火)のつぶやき
ryuji_s1/
キノコのパスタ、オイルトリットソース、焼き肉添え
Recent Trackbacks
Bookmarks
Sig's Book Diary
図書日記
Sig's View
メモ
Profile
goo ID ==>
sig_s
|
毎晩の晩酌にあうよう好きなものを作るのは最大の楽しみです。そして、眠りの前のちょっとした読書の時間!
Search thi site
このブログ内で
ウェブ全て
ポトフ
[昼食]自宅、明太子パスタ+全卵(前回食べたとき、ソースが塩辛かったので卵を加えてみた。これで良かったぐらいと思うが。市販のソースなので・・・)
ポトフ:豚ロースブロックを一昨日に塩豚にしておいたもの+白ネギの青み+ローリエ、1時間ほどじっくりと煮る。ダイコン+ニンジン+キャベツ+ジャガイモ、赤唐辛子+塩少々。粒マスタードと柚子胡椒で
2024-02-22 21:14:39
|
夕食・自宅
|
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
「刑事シンクレア シャーウッドの事件(字幕版)」
Amazon Prime Video、原題「Sherwood」(BBC制作の6回のTVシリーズ(2022年))
物語は1984-85年の中部イングランドでの炭鉱争議を背景にしているのだが、同時代での出来事とはいえよく知らなかった。サッチャーのネオリベ政策のあらましは知っていても、詳細についても知っておくべきだと思った次第だ。まずは、このTVシリーズの背景をまずふり返ることにしたい。
イギリスの産業革命を可能にしたのはブリテン島各地の炭鉱から掘り出される石炭だった。もちろん、石炭はローマ時代から利用されていし、産業革命とつながったのは石炭を燃料とする動力革命(蒸気機関が生み出されたこと)と木炭製鉄に変わる石炭製鉄による鉄鋼産業がこれに合わさったことによるので、もちろん石炭採鉱だけが産業革命の原点だなどということはない。そうではなくて、膨大な石炭が多数の労働者の手により石炭は掘り出され、多くの人々がこの産業に携わってきたその挙げ句の果てにのちに述べるサッチャーのネオリベ政策によって人々は人生の行方を失った。それだけでなく、残念なことに、サッチャリズムがその後のイギリスを救ったわけではなく、元炭鉱町の人々は廃坑のあと様々な産業に転職して生業を立てつつも、かといってその地域の新たな未来を見出すことができたわけではないということなのだ。
「刑事シンクレア シャーウッドの事件」というBBCのTVシリーズの舞台となっているのはブリテン島の中部のノッティンガムから北方のシャーウッドの森にかけての地域だ。ロビンフッドの「シャーウッドの森」は記憶にあるだろう。また、ひょっとするとバイロンの邸宅の「ニューステッド・アビー」もこの地域にある(物語に登場する)。このTVシリーズでは、本人の意図とは全く別にある種の「狂言回し」のように物語の根っこを掘り起こすことになる若者スコットがクロスボウ(ボウガン)やアーチェリーを持って殺人や傷害事件を起こして、「シャーウッドの森」のなかを逃げ回る。
さて、ノッティンガム近郊の元炭鉱町では未だに1984−85年の労働争議の波紋を引きずっていた。炭鉱労組の指示に従いストライキを打った者と「スト破り」をやった者たちの反目だ。具体的に暴力事件にまでには至らないにしても、酒場でのいざこざは日常茶飯事のように起こる。そうした中、ストライキ派のゲーリーが夜半クロスボウで射殺され、翌朝路上で死体として発見される。ゲーリーは30年以上も前の労働争議の主導者の一人で労働争議のスト破りへのバリケード(警官に排除される)、当日おきた警察関連車両の車庫への放火殺人事件の当事者として逮捕された。放火殺人については、結果としては誤認逮捕と認められたものの焦点となる人物だった。ゲーリーは、一方の当事者であり、その後も長く、スト破りをした人々との半目でもハイライトを浴びる人物だった。くわえて、労働争議の際警察が送り込んだ覆面警官(スパイ)探しを行っていた。
ゲーリーの殺人事件は犯人不明のまま、町の人々はこれは労働争議の遺恨によるものではないかと疑心暗鬼にとらわれることになる。ノッティンガム署の警視イアンもまた、争議当時の当事者の一人であって、町の人々の不穏な動きを意識しつつ事件の背景が歴史的なものによるとの考えに囚われていた。当時、スコットランドヤードはスト破りのために大勢の警官を労働に従事する労働者を守るという名目で送り込んでいた。ケヴィンという現在スコットランドヤードの警部補もまたその一人だった。イアンは、ゲーリーの履歴の文書の中に黒塗りの部分をみつけ、ロンドンに照会する。スコットランドヤードの警視総監は、事情説明および捜査支援のために当事者のひとりでもあったケヴィンをノッティンガムに送り込む。イアンとケヴィンはもちろん旧知の仲で、ともに労働争議の際の若手警官としてスト対策に従事していた。実はケヴィンは、地元の女性と恋仲になっていて、逢引のために車庫の警備の現場から離れ、結果として放火事件を誘発した責任者であり、イアンはケヴィンを尋問し地元の女性のことも意識して調書の内容を和らげていた。それだけでなく、放火事件はイアンの父(炭鉱労働者)が関わっており、イアンは警官としての義務から彼らのアリバイがないことを上司に伝える羽目になっていたし、警官であった弟は父を助けようと火の中に飛び込みやけどで重症を負っていた。イアンもまた、この労働争議がもつ地域社会への多大なる影響を否が応でも強く意識せざるを得ない人物でもあったのだ。
犯人スコットの殺害動機は労働争議の遺恨ではなかった。ストライキの首謀者であり、廃坑のあと失業したにも関わらずストライキや労働組合へのアイデンティティをなくさないゲーリーに対して未来のない引きこもりの自分自身を誇示するために事件を引き起こすことを選択したのだった。この物語はもちろん警察ものではあるのだがそれだけではなく、イギリスの持つ問題点をえぐり出していた。じつは、石炭産業の栄光と衰退も、労働運動の盛り上がりも、ゆりかごから墓場までの手厚い社会福祉政策も、また、ネオリベラリズム(小さな政府を目指したサッチャリズム屋その後のブレア労働党政権の動きもふくむ)も、歴史の流れの一部に過ぎず、覇権は産業革命から現在に至るまでもシティの金融資本主義にあったというイギリスの社会や経済の暗部や人々のアイデンティティや生き様を深く描いていてとても興味深くみることができた。
刑事シンクレア シャーウッドの事件(字幕版)
デヴィッド・モリッシー
2024-02-22 14:25:01
|
映画/TV/DVD
|
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo Blog
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
goo Links
おすすめブログ
【集まれ!野鳥ブロガー】あなたのブログを紹介しませんか?
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【集まれ!野鳥ブロガー】あなたのブログを紹介しませんか?
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
dポイントが当たる!無料『毎日くじ』
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
Monthly Archives
2025年01月
2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
2004年02月
2004年01月
2003年12月
Categories
夕食・自宅
(5598)
夕食・来客
(122)
夕食・外食
(904)
夕食・パーティなど
(1117)
読書
(1082)
映画/TV/DVD
(159)
情報
(49)
博物館/美術館など
(100)
tweets
(2957)
Weblog
(12)
コメント
(12)
お知らせ
(8)
クルマ
(2)
記録
(10)
昼食・外食
(30)
昼食
(8)
昼食・来客
(5)
昼食・パーティなど
(11)
昼食・およばれ
(0)
夕食:およばれ
(1)