すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

恒例?連ドラ回顧

2014年06月29日 | 雑記帳
 「半沢直樹」の後継?としての池井戸原作「ルーズヴェルト・ゲーム」「花咲舞が黙っていない」はどちらも観た。視聴率通りにまずまずというところか。ストーリーには一定の勢いがあった。「ルーズヴェルト~」は唐沢・江口というコンビになったが,なんだか「愛という名のもとに」「白い巨塔」に続くパターンがある感じで,妙に印象がだぶる箇所があった。


 「花咲舞~」は,「ごちそうさん」の杏の勢いそのままという感じがして,あのテンションも慣れれば気楽に楽しめる。以前だったら,それに恋愛ストーリーが絡んだりするのが常道だろうが,そうならないことに「時代」を感じる。先日,新聞に取り上げられていたが,恋愛モノはわずかに「続・最後から二番目の恋」だけだそうで,それは年齢からして当然観た。


 「最後から~」も前回ほどとは言えなかったが,あそこにある日常感(もちろん作り物ではあるのだけれど),空気感に惹かれる同世代は多いだろう。聞くところによると若い年代にもある程度人気らしかった。主役二人の「男前」な点と,昭和を引きずっている感覚が,小さい灯のように心に残っていくようなイメージがある。もう一回くらいは続編があるかな。


 期待していた「弱くても勝てます」,「ブラック・プレジデント」は,ある程度観たが展開が気になるほど面白くなかった。パターン化し停滞している刑事モノでは,小栗旬主演の「BORDER」が面白く続けて観た。中でも第五話,宮藤官九郎をゲストに迎えた回は実に秀逸。他の回とは違う異色な展開だった。最終話の結末も予想外で脚本の力量を感じた。