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集会噺の周辺

2014年06月05日 | 雑記帳
 月初めの全校集会。もはやネタ切れであるので、以前の話材から探すしかない。そうやってデータを見たら、実際6月のものがあまりなく、3年前の原稿が一つだけだった。「カエル」の話であるが、これを思いついたのは季節的な内容というより、カエル好きの職員がいたことがきっかけであったことを思い出した。


 いつも校長単独の話でなく、他の職員にも登場していただく機会を持ちたいと考えてきた。いくつかのネタもあるので、流れと一定の台本メモは残っている。ここでも実現させたい…とは思いつつ今回は時間が足りず断念する。自分一人版として編集し直し、長くなりがちな漢字の導入はごくさらっとすることにした。


 それからクイズを3問。一、二年も対象なので、基本的なものだけ。前回は、答えを「カエル博士」と名づけた職員に語ってもらう形にしたが、今回は一人なので、PPTを使い大型テレビで映していく。少し味気ないが、まあ仕方ないだろう。写真などを生かせるという利点もあるので、それをポイントとしよう。


 カエルがいることは豊かな自然があること、それは動植物にとってとても大切だとまとめる。生物が躍動するこの季節、毎朝自分の鉢に水をやる子たちの心にならって、身の回りの生き物に関心を向けてほしい。ゲロゲロと喧しい夜のカエルの鳴き声をどんなふうに受け止められるか、その中で眠れる幸せもあろう。


 今読んでいる文庫で「ビジュアル全盛の欠点」という項があり、しばし自分の話について考えてみた。フリップ、もしくはテレビなどを使って説明することが常になってきたが、本当に注目させたいのは何か。聞き手は何を求めているのか…そんなふうに根本に立ち返ると、何が必要なのか強調すべきか、明確になる。