すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

リーダーシップ最下位の一週間

2014年10月24日 | 雑記帳
 月曜日。10月も半ばを過ぎ「秋が深まる」という感じがする。今年はここ数年に比べて残暑がそれほどでもなくいい感じだ。今日は読み聞かせのサポーターの方々が来校した。時間の使い方について情報交換。「読書の秋」という言葉を繰り返し連呼するが、本当に意欲が高まっているのか、きちんと確かめねばと思う。


 火曜日。放課後に国語の指導案検討を行う。題材は5年「大造じいさんとガン」、不動の物語教材である。いくつも情報はあるが、肝心なことは学習する子どもにとっては初めてということ。そう考えると教師も新鮮な目でこの話を見つめる必要がある。教科内容優先とはいえ、教材の価値は十分引き出さねばならない。


 水曜日。県青少年劇場という事業で、ヴァイオリンとチェロのコンサートを聴く。どちらの演奏者も二十代ではあるが一流の経歴を持っている。午前に来校した時は寡黙であったが、2ステージこなして帰る頃にはうって変ってにこやかな表情であった。アーチストとはそんなふうに自分を燃焼させるのかもしれない。


 木曜日。1年生が近くの公園に生活科で行くというので一緒に行ってみた。まさに秋真っ盛りである。あちこちに目を飛ばしながら、さかんに動き回る。「活動」そのもの。弁当でも食べたら美味しいだろうなと勝手なことを考える。午後からは小1時間、隣の保育園へ行き発表会を参観した。観客の方が高揚している。


 金曜日。『総合教育技術』誌を読む。OECDのPISA調査では「校長のリーダーシップ」調査があり、その結果、日本は加盟国中最下位という「衝撃的な結果」だそうだ。項目の内容精査は必要だが、今回の財務省報道一つとっても、この国ではそのリーダーシップは求められていない、と直感的に思ってしまった。